この記事は原題『The Tangle: an Illustrated Introduction Part 1』の日本語訳です。
図の著作権はIOTA財団にあります。 今回は、IOTAがどのような仕組みで動作をしているかについてもっと学びたいという人たちを対象にしたビギナー・レベルの連載の第一回目です。大まかにホワイトペーパーに準じますが、もっとゆっくりと図を用いて諸々の基本的な概念を明らかにしていきます。この記事ではタングルについて紹介します。まずタングルとは何かについて説明してから、タングルがIOTAのリサーチ・チーム内で数学的にどのように研究されているかを解説します。 タングルを理解するためには、コンピューター科学者たちが有向グラフ(Directed graph)と呼ぶものが何かについて学ぶ必要があります。有向グラフとは、エッジ(矢印)によって相互に繋がっている頂点(四角)の集合のことです。下図は有向グラフの一例です。