DeNAからZOZOテクノロジーズに転職しました

2018年12月に株式会社DeNAを退職し、2019年01月に株式会社ZOZOテクノロジーズに入社しました。

誰?

瀬尾と言います。インターネット上では sonots (そのっつ) というIDで活動しています。 著名どころでは CRuby, Fluentd, Chainer といったOSSのコミッタをしています。

DeNAには2012年10月に入社し、6年弱勤めたことになります。 当初は mobage プラットフォームのインフラチームでWebインフラの運用、自動化を行うと同時に、Fluentdを用いたログ監視システムの開発、Railsアプリケーションの本番導入のための下周りの開発を行いました。 その後、分析基盤部に異動して、データエンジニアの経験を積むと同時に、分析用のウェブアプリケーション開発、AWS、GCPを使ったAI基盤の構築などを行いました。

最後の一年弱は縁あって、Preferred Networks, Inc に週4で出向して、Chainerの開発に関わらせていただきました。残りの週1は社内技術顧問(分析基盤)のようなことをしていたのですが、ここ半年ぐらいはISUCON8予選問題作成に時間を使わせて頂きました。 その ISUCON8 は11月に終了し、ここ1年の開発の成果である ChainerX が12月にリリースされ、そのタイミングで DeNA を卒業することに致しました。

DeNAどうでしたか

特にネガティブな理由があって辞めるわけではないです。良い会社でした。 私がインフラ、OSS活動をやり始めたのはDeNAに入社してからですし、総じて大変貴重な経験を積ませて頂きました。感謝。

社風としては、良くも悪くも成果主義な会社だったかな、と思います。 成果を出せば評価されるし、仮に技術力があっても事業貢献になってなければ評価されない、そんな印象です。これはこれで明確で良いかなと思います。 あとは、皆がロジカルで、私はそこが好きでした。

皆が気になる給料に関しては、業界では高いほうですし、私もDグレードという社外的に分かりやすいように言うと管理職相当のグレードだったので、もらっている方だったと思います。

なんで転職するの

やることはやったので次は何をしようかな、と思い、せっかくなので他社も見てみたという感じです。特にバズりそうもなくてすみません。

もうおじさんエンジニアになってしまったので、今後のキャリアについて考えてみるか、みたいな想いも漠然とあったので、この機会に色々考えてみていました。

もちろん、あわせて給料も上がったら良いな、という思惑はありました。

次は何をやろうと思ったか

当初は、今までと違う事業形態の会社に行くと面白そう、と思って以下の軸で転職活動していました。

  • ベンチャー: 次はピープルマネジメント含めて事業に貢献するキャリアを積むのも良さそう。ベンチャーならやらざるを得ないので、そんなチャンスもありそう
  • 外資系: 単に働いたことがない事業形態なので面白そう、というのと給料が良さそうというイメージ。海外に行きたいとかではない。
  • SaaS: DeNA時代は基盤の部署にずっと所属していたが、その技術が直接売上に繋がるSaaS事業は面白そう

逆に以下の軸は特に重視しませんでした。この辺は6年前は必須条件にしていましたが、おじさんになってフェーズが変わった気がします。

  • 優秀な人がいること: むしろ私がその「優秀な人」になって会社を盛り上げていくぞという気概
  • ひたすらコードだけを書くこと: インターネットの人は私を技術だけやっている人間だと思っていたかもしれませんが、社内ではチームリードとかもしてたんですよ?

ということで、外資系ベンチャーをメインに色々話を聞いていたのですが、ひょんなことからZOZO テクノロジーズでお世話になることになりました。 ベンチャー、外資系、SaaSと、どの条件も満たしてないのがびっくりですが、条件は満たしています(謎)

なんでZOZOテクノロジーズ?

きっかけはバズっていたこのツイートです。ちょうど転職活動をしていたので、話だけでも聞いてみようかととりあえずメールを送ってみたのでした。

ZOZOは半年ほど前に、子会社を統合して新会社「ZOZOテクノロジーズ」を作っています。ツイートの通り、エンジニアの数もどんどん増やしていく予定で、あわせて体制も整えていくそうです。内部では「第2創業期」と表現しているらしく、ベンチャー感を味わえそうでした。

全然外資系ではないですが、給料がよくてびっくりしました。

SaaSはやってないですが、例えば分析基盤でも、分析基盤発信の施策によって数10億の売上増を作れた、というような考え方をするらしく、自分で売上を出しているという感覚は味わえそうでした。

現状、外部への技術的プレゼンスが低いという課題感があり、外部への技術的プレゼンスを高めていきたい、OSSへの貢献もしていきたい、Rubyのウェブアプリケーション基盤も良くしていきたい、分析基盤も良くしていきたい、AI基盤的な貢献の余地もありそう、ということで私が今まで培ってきた経験で大きな事業貢献ができそうでした。

ZOZOSUITや工場自動化など、革新的なことを色々やろうとしていて(or すでにやっていて)、飽きずに長く働けそうだなと思いました。

何やるんですか?

スペシャリストという扱いで、インフラエンジニア(ないしはSRE)に戻って、まずはマーケティングオートメーションのチームでがちゃがちゃする予定です。 隙あらばRailsアプリのインフラやアーキテクチャでがちゃがちゃしたり、ML ops な文脈でもがちゃがちゃしたりしたいですが、いつの話になるかわかりませんね。

あとは、会社の技術的プレゼンスも高めるためにも、なんらかの活動を平行してやりたいですね。Just idea だと Speee さんの Oss days みたいなことをうちでもやるとか。

FAQ

飲み会とかで話してた時に、良く聞かれたものたちです。

フリーランスじゃないんですね

フリーランスも面白そう、と考えたことはありましたが、 外部出向という形で他社で働くという経験をさせて頂いた結果、以下の理由で、フリーランスは自分に相性が良くないと思い、避けました。

  1. 自分が関わっているプロジェクト以上の情報が入ってこないため、大局的な視点での提言ができない
  2. 必要以上な権限が付与されないため、業務上の制限が入る

1については、「そもそもその機能は本当にユーザにとって必要なのか?」という議論からやりたいタイプなので、大上段の情報が入ってこないとなかなか厳しいですね。

2については、プロダクション環境に入れない、となった場合にインフラスキルをウリにしている自分の成果は半減する可能性が高く、厳しいですね。

GAFA じゃないんですね

AWS, GCP のサービスを作るようなエンジニアの仕事には興味があったので検索してみましたが、現在、日本ではそのような仕事はないようでした。

転職活動中にAWS, Google のリクルータからもスカウトメールが来たので聞いてみましたが、やはり、クラウドサービス開発のエンジニアポジションは日本にはない、ということでそこで終了してしまいました。

ちなみに Google, Japan は現在以下のポジションで募集をかけているようです。

  • Software Engineer — Search
  • Software Engineer — Chrome OS
  • Partner Sales Engineer — Google Cloud
  • Instructor — Google Cloud
  • Solution Architect — Google Cloud
  • Technical Solution Engineer — Google Cloud
  • AdTech Specialist — Google Cloud

TD じゃないんですね

TD じゃないんです。

ZOZOテクノロジーズでも Fluentd, Embulk, Digdag は使っていて、まずはその辺の業務からやり始めるので、最近ディープラーニングをやっていて止まっていたコントリビューション復活できそうです。今後ともよろしくお願いいたします。

PFNじゃないんですね

PFN様にもお声がけ頂きまして(退職による出向契約終了の旨を伝えてからなので引き抜きではありません、念のため)、最後の最後まで悩んだ選択でした。 優秀なエンジニアも多く、とても魅力的な環境だとは思ったのですが、今まで培ってきたスキルが十全に活かせていないのが気になっていたポイントでした。 この一年弱は、開発サーバ以外のインフラも触っていないですし、ウェブ開発もやってないですし、Rubyも業務では触っていないという状態でした。

Webインフラエンジニアからジョブチェンジしたようなもので、(あらゆる分野に精通しているとまでは言えないまでも)コンピュータサイエンスのバックグラウンドは持っていたのでこなせてはいたと思いますが、このままキャリアを積み直すか、ジョブを戻すかは非常に悩ましいポイントでした。

結局、そこは置いといて、第2創業期でわちゃわちゃしてそうという理由で、ZOZO テクノロジーズに行くことにしました。今を逃すとわちゃわちゃが終わっちゃいそうなので。

短い間でしたが、PFNでの業務は非常にエキサイティングで、特に beam2d 先生や shinh 先生と一緒に働けたのはとても良い経験になりました。ZOZOテクノロジーズでも Chainer を使っているAIリサーチャーの方はいらっしゃるようなので、またお世話になることもあるかと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

ZOZO FAQ

まだ新米で分かってないことありそうですが、面接の時に聞いた情報です。

ZOZOって給料一律とかじゃなかったでしたっけ

エンジニアはそんなことないようです。

細かい話だと、基本給と賞与は一律同額ですが、職能給(この幅が広い)が人によって違うという仕組みのようです。

あと珍しい話だと、家賃通勤手当も一律なようです。それなりの額が出るので、前職で家賃手当を貰っていなかった私の場合はこちらの方がお得でした。

千葉出社ですか

青山(最寄駅は表参道)です。ZOZOテクノロジーズは本社が表参道で、ZOZO本社のある海浜幕張にもオフィスがあるという形です。

採用情報ページをみると、雑に言うと ZOZOTOWN やファクトリーオートメーションのエンジニアは海浜幕張に出社していて、その他のエンジニアは青山オフィスみたいですね。

Ruby なんですか

ZOZOは1年ほど前にVASILYというRubyでプロダクトを作っていた会社を買収していて、そこのチームはRubyでプロダクトを書いている認識です。

社内的にRubyで統一しているわけではなく、Scalaのプロダクトもあったりしているそうです。Golang も使っていそうです。

追記: システムそれぞれの紹介と使用言語、ミドルウェアについては ZOZO TECH BLOG の 今、ZOZOが求めるエンジニア職を全て紹介します の記事を読んでもらうと詳細が分かるそうです!

Windows で SQL Server ですか?

ZOZOTOWN はそうらしいです。私は ZOZOTOWN 担当ではないので、Linux で AWS or GCP のようです。

人柄採用ですか

技術力がなくてもZOZOが好きなら採用、という時代も確かにあったそうですが、今は人柄だけでなく技術力もある人を採用したいフェーズとのことでした。優秀なエンジニアの方はぜひお声がけください。

給料良いんですか

私は上がりました。優秀なエンジニアの方は(ry

福利厚生/制度どうですか?

聞いたものを列挙します。あくまで現状のもので、さらに改善していく、とのことでした。

  • 机、椅子: 椅子はアーロンチェア。机は昇降デスクではない
  • モニタ、PC: 標準機はありますが、必要とあればスペックマシマシにしてくれます。お願いしてみると良いでしょう。
  • PC持ち出し: VPNやら何やらの準備でまだできないが、4月にはできるようになる予定とのこと
  • リモートワーク: VPNやら何やらの準備でまだできないが、4月にはできるようになる予定とのこと。週何日まで許可するかとかは検討中
  • 裁量労働: 一部職責において導入済み。私は裁量労働。研究所の人たちも裁量労働。基本は10時〜5時コアタイムのフレックスです。
  • 副業: 申請すればOK
  • 飲み物: コーヒーメーカーはキッチンにおいてあり無料。ウォーターサーバーあり。その他の飲み物は自販機で買う。
  • 社食: 弁当が無料とか、社食があるというわけではない
  • 年金: 確定給付企業年金。確定拠出年金ではないので注意。確定給付企業年金へorからの移管についてはこちらを見てください。
  • 健保: ITS健保に加入
  • 書籍購入補助制度: 上限なしで購入できる
  • 社販あり
  • リファラル採用制度あり: 紹介により書類審査はスキップできるのでお声がけください

制度はどんどん良くしていく、とのことなので、こういう福利厚生があれば入ってやらんでもない、という優秀なエンジニアの方は是非ご意見ください。

来期には魅力的な制度が整っていて、自信を持って採用活動できるようになっていると良いですね。

前澤さんどうですか?

ZOZOテクノロジーズの社長である久保田さんとはお話させていただきましたが、ZOZO代表の前澤さんには、まだ会ったことがありません。

ちなみに、かつてはエンジニアリングもしていたらしく、エンジニアへのリスペクトもあるそうです(伝聞)。

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