時・水・稲作

僕がコーディネーターを務める、あさひAIRのレジデンスプログラムの公募期間が、8月1日をもって終了。41か国より103名のアーティストが、応募をしてきてくれました。

世界の41か国から応募が来るなんて、想像していなかった。思いのほか、今は未来で、場所を飛び越えて世界は繋がっているんだと実感する。大切なものへの意志や行為が、人種を飛び越えて僕らをつなぐ強い作用をもっていること。

―――

応募要項

「 時・水・稲作 」

今、目の前にあるこの世界への好奇心を、純粋に追いかける事ができますか?

「時」

時は事象の変化です。人は独自の時間感覚を持ち、それぞれの土地や文化や時代に影響されています。ほんの150年前まで、日本人の80%は農民でした。機械や農薬を使う前の日本人は、農作業を通して、昇って沈む太陽と共に生きる「1日」という時間感覚をもっていました。高度に効率化を求める現代で、僕らは「時」をどう進ませるのでしょうか?

「水」

あさひAIRのある長野県大町市は日本アルプスの豊かな源流に支えられた水の町です。「方丈記」 の「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」という言葉は、日本人の水に対する意識を表しています。諸行無常を体現する「水」から、僕らは何を学べるのでしょうか。

「稲作」

稲は日本を代表する穀物です。半年で1粒から800粒になるお米は、古代日本の生活文化を形成しました。稲作によって支えあう社会が形成され、様々な祭事や信仰が生まれました。現在も、春の田んぼに映る空と山、夏の新緑と多様な生物、秋に黄金色に揺れる稲穂は、日本を象徴する風景です。ぜひ、「稲作」の魅力を体感してください。

大町市は、日本列島の中心部に聳える北アルプス山脈の麓にある標高700mの田舎町です。滞在を開始する9月は、稲を収穫する恵みの季節。ぜひ、あさひAIRに訪れて新米のおにぎりを食べてください。北アルプス山麓の「時」、清冽な「水」、黄金の「稲」を体感し、本気で今を体現するアーティストのご応募をお待ちしています。

あさひAIRコーディネーター 佐藤壮生

One clap, two clap, three clap, forty?

By clapping more or less, you can signal to us which stories really stand out.