書くことについて語るときに僕が語ること#01 作文が苦手だった小学生時代

西村創一朗
4 min readFeb 2, 2016

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Bloggerを発明し、「ブログ」なる概念を世の中に広めた後、Jack DorseyらとともにTwitterを創業した男がいます。Evan Williamsです。

そのEvanがBlogger、Twitterの共同創業者でもあったBiz Stoneとともに立ち上げた新たなプロジェクトこそがMediumです。

ストーリーを軸に据えた、徹底徹尾こだわった世界観の元で運営されており、書き手・読み手双方に最高のユーザー体験を提供するMediumのビジョンに心底惚れていて、最近自分でも書くことを始めていました。

そんな中、実はMedium JapanのBrand Ambassadorを務めるのが、リクルートでお仕事をご一緒している坂田一倫さんだと知り衝撃を受け、これは話を聞いてみるしか無い!ということで昨日お茶をしながらお話していたところ、「良かったらMedium JapanのEditorにならない?」とお誘い頂き、ひょんなご縁から愛してやまないMediumでEditorとして記事を書かせて頂くことになりました。

せっかくのなので、自分自身の「書く」のストーリーについて振り返ってみることにしました。僕自身の27年間の人生を振り返る上で、「書く」ことは切っても切り離せません。僕にとって、「書く」ことは「生きることそのもの」であり、「生きる」

そんな僕の「書く人生」を時系列に並べると、おおよそ次のようなタイムラインになります。

  • 〜2000:作文が苦手だった小学生時代
  • 2001〜2002:村上春樹にどっぷりハマった中2の頃
  • 2002〜2003:ホームページでネット小説を書いていた黒歴史
  • 2005〜2007:小論文小僧になった高3の頃
  • 2007〜2008:伊藤真が嫌いな法学徒だった大学一年生の頃
  • 2008〜2009:学生結婚をして「学生パパのブログ」を始めた大学二年生の頃
  • 勝間和代氏の影響でTwitterをはじめてどハマりした大学三年生の頃
  • 2009〜2010:エントリーシートの鬼としてなぜか友人のエントリーシートの添削までしていた就活生時代
  • 2011〜2012:社内向けキュレーションメディア「日刊創一朗」を発行していた新人時代
  • 2011〜2013:インタビュー力と求人票のライティングスキルで差別化していた営業時代
  • 2013〜2014:個人ブログNow or Neverを立ち上げた社会人3年目
  • 2013〜2014:NewsPicks、STORYS.JP、Another Lifeなど「書くWebサービス」にどっぷり浸かる
  • 2014〜2016:Mediumに出会う

せっかくなので、全13回にわたり、時系列に沿って振り返ってみることにします。

作文が苦手だった小学生時代

読書感想文にせよ、運動会や遠足など行事ごとに書かされる作文にせよ、あの「作文ならではの優等生的テンプレート」がどうもなじまず、こころがノッてこなかったのです。

なので、小学校6年間で、作文で何かの賞に選ばれたことはただの一度もありませんでした。「書く」ことで表彰されたことと言えば、小学校5年生の頃、夏休みの宿題として出された「選挙の川柳」で、1学期の終業式で宿題を渡されるや否やテキトーに書いた

清き声 一票一票 大切に

という何のひねりも無い川柳が、なぜか市の佳作に選ばれ、副賞として特製の鉛筆を1ダースもらって、少しはにかんだ記憶があるくらいで、とにかく「書く」ことがあまり得意ではありませんでした。

そんな僕が「書く」ことに目覚めた原体験こそが、中学時代の村上春樹との出会い、そしてホームページでネット小説を書いたことにありました。

次回へ続く。

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西村創一朗

HRマーケター/複業研究家。30歳@三児の父。2015年6月、リクルートキャリア在籍中に「二兎を追って二兎を得られる世の中をつくる」というビジョンを掲げ、株式会社HARESを設立し、代表取締役社長を務める。NPO法人ファザーリングジャパン理事