ライターの平均年収は259万円?!ライター業界に厳然と存在する格差を解消したい。

西村創一朗
6 min readFeb 27, 2016

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自身の会社として株式会社HARESを創業してから早8ヶ月が経とうとしていますが、最初のイベントはライター・エディター向けのイベントでした。

このイベントの直後、勤め先で異動があるなどなかなか手がつけられていなかったのですが、ずっとやりたいと思っていたことがありました。それが、ライター・エディターの育成事業です。

ライター・エディター界隈は超格差社会。

以前にも書きましたが、僕は書くことがとにかく好きです。否、好きという嗜好レベルの話ではなく、もはや生きることそのものなんですよね。

だから、こうしてMediumでエントリーを書いたり、ブログを書いていたりするわけです。

僕のようなブロガーに限らず、モノを書く、或いは言葉を編むことが好きな人、そしてその「好きなこと」でメシを食いたいという人は少なくないと思います。

ただ、残念ながらそれでメシを食えている人は極めて少ないです。

こんなデータがあります。

ライター・記者・編集者の平均年収・月収は…(はたらいく)

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恐るべきことに、ライターの平均年収は259万円だと言うのです。平均でこれですから、年収200万円を切るケースもザラにありえます。

もちろん、はたらいくの登録ユーザーをベースにしているので、売れっ子ライター=高年収者が含まれていないなど、数値の偏りはあるでしょうが、ライターの年収のリアルに近い数値になっているはずです。

一部の超優秀な方にのみ仕事が集まり、そうではないかたはクラウドソーシングなど、安い人件費にどんどん流れていき、稼げない人はどんどん稼げなくなる、という悪循環に陥っています。

これをどうにかしたい!と。

月収100万円超えのミリオンライターを生み出したい

さすがに、150〜250万円はキツイですよね。

イケダハヤト先生のように、年収150万円で自由に生きていくのは、なかなか至難のワザです。

ただ、これからの時代は確実に「ライターが稼げる時代」がやって来ると思っています。

なぜなら、人も企業も「ストーリーで動く。ストーリーで動かす。」時代に入ってきているからです。

機能・スペックよりも、背景・ストーリー。

テキストよりもコンテキスト。

モノ書きからコト書きへ。

このSTORY DRIVENな世の中において、ストーリーを伝える手段としての「文章の力」は絶大です。時に、映像以上のインパクトを持つことも少なくありません。

そうした「人の心を動かすストーリー」を自ら生み出し、或いは他者から引き出し、言葉のひとつひとつにこだわり抜き、選び抜いて、センテンスとセンテンスとをつなぎ合わせて、物語を編んでゆく。

そうした一連のプロセスをこなせる人材のことをLIGHTERと呼んでいます。

つまり、単なるWriter(書き手)ではなく、物語を伝える語りべ(Teller)として、世の中を明るく照らす(Lighten)存在こそが、LIGHTERなのです。

そうして、既存のサービスやプロダクトに付加価値をつけることのできる人は、間違いなく市場価値が高く、月収100万円のミリオンライターを目指せるはずです。クラウドソーシングは愚か、人工知能によっても代替しえない、人間にしかできないクリエイティブな営みだからです。

編プロ・アバンギャルドの栃尾さんのライターのスキルマップが非常に参考になります。

文章そのものは最低限の必要条件であって、それだけで差別化することは極めて難しく、企画力や現場力で差別化する必要があります。

LIGHTERS INCUBATION PROGRAM(LIP)の0期生の募集をスタートします。

こうしたLIGHTERSを一人でも多く輩出するために、現在、世の中の第一線で活躍されているライター・編集者の方に協力を頂き、4月以降、LIGHTERS INCUBATION PROGRAM(LIP)を立ち上げる予定です。

それに先立ち、フィジビリティ的に0期生の募集を開始したいと思います。

LIGHTERS INCUBATION PROGRAMの内容は以下の通りです。

  • テキストベースもしくは対面でのストーリー作成講義(企画・取材・編集・ライティング・バズらせまで)
  • インタビュー・写真撮影のOJT
  • 記事や文章の添削・フィードバック
  • お仕事のあっせん

などなど、ライターとしてメシを食えるレベルまで育成することを目的としています。

対象者

基本的には「ライター・エディターの卵」を対象としたいと思いますが、募集要項は以下の通りです。

25歳未満であること(学生ももちろん可。年齢の下限は設けません)

ライターとして得ている収入が月10万円を未満であること

ブログでも何でも良いので、自分で書いた文章がWeb上で閲覧できること

以上の3点です。

エントリー方法

エントリー方法はいたって簡単。

以下のフォームにアクセス頂き、

「これが私の渾身の一作です!」というエントリーのURLを記載頂くだけです。記事の中に連絡先情報があれば、そちらの連絡先も不要です

内容を確認の上、ぜひお話きいてみたい!という方には個別でご連絡差し上げます。

記事を拝見して特にポテンシャルを感じた方から随時ご連絡差し上げ、最終的には面談などを経て、0期生は1〜3人くらいにしようかなと考えています。

皆様からのエントリー、及び応援を楽しみししています!

LIP本体でも絶賛メンターを募集中なので、ご協力頂けるという方はTwitterやFacebookメッセージその他でご連絡ください。

どんなプロジェクトになるのか、今から楽しみで仕方がありません。

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西村創一朗

HRマーケター/複業研究家。30歳@三児の父。2015年6月、リクルートキャリア在籍中に「二兎を追って二兎を得られる世の中をつくる」というビジョンを掲げ、株式会社HARESを設立し、代表取締役社長を務める。NPO法人ファザーリングジャパン理事