2015年5月は823年ぶりの月?

いや,まぁ,あまりに馬鹿馬鹿しいのでスルーしていたのだが, Facebook のご近所さんでもやたら見るし,芸能人の方までマジに受け取ってるみたいなので一応言っておくと,

んなわきゃあない!

この手のジョークは昔から世界的にあるようで,ジョークで済んでるうちはいいけど,マジで受け取ったり,ましてやこれを利用しようとするなら立派な詐欺だからね。

これ,小学校の算数レベルで簡単に検算できる。

「金・土・日が5回ある月」というのは要するに「月末が31日まであって1日が金曜日の月」のことである。何故なら1周間は7日だから7×4=28日以後の端数が3日ある月でないと成立しない。2015年5月はこの要件を満たす。

次に1年=365日を1週間=7日で割ると1日余ることが分かる(検算してね)。4年毎のうるう年なら2日。つまり大雑把に言って5年ないし6年で曜日が一巡りする(例外はあるが後述)。

じゃあ2015年5月1日が金曜日だとして,次に5月1日が金曜日になるのは何年か。計算しなくても指を折って数えれば分かる。来年と2020年はうるう年なので,答えは5年後の2020年。ちなみに2015年の前はいつかというと,これも指を折って数えれば分かるが,6年前の2009年である。さぁ,パソコンやスマホのカレンダー機能で確認してみよう。

もちろん条件によっては5,6年で元の曜日に戻らないこともある。

では問題。2014年5月1日は木曜日でした。では次に5月1日が木曜日になるのは何年でしょう。(ヒント:両手で指を折っても数えきれませんw)

「823年」って煽りは詐欺の典型的な手口なんだよ。まぁこれにころっと騙された人は金銭的被害がなくてラッキーくらいに思って,今後への教訓としましょう。

うるう年を含む暦の計算は意外に深くて面白い。今回は指を折っても分かるレベルだが,ずっと過去やずっと未来についてはやはり「計算」が必要で,その計算を如何に効率良く行うかの計算式を考えるのがこれまた面白い。更に過去においては暦が異なるので,それぞれの時代の暦と合わせて考えるのは算数のみならず歴史の勉強にもなる。

お子さんのいる方は次の「夏休みの自由研究」のテーマにしたらいかがだろう。