愚者の SNS

Hideki Saito さんの記事より。

なぜにSNSに異物混入写真をアップするのがいけないのか?食品異物混入事件に寄せて。 — そろそろソーシャルネットについて語ろうか。

前もって言っておくと,私は今回のマクドナルドの件についてほとんど興味が無い。マックなんか利用しないもん。

この手の「異物混入事件」は昔から定期的に話題になるが,工場等で大量生産している加工食品で異物混入をゼロにするのは不可能だし(もちろん確率を下げることはできるが程度問題),もしそうなった場合の「事後対応」ってのは定番があって,それを粛々と進めるだけ。全くニュースにするほどのことではないのだ。

しかも日本のマクドナルドなんてジャンクフードの最底辺を行く企業だよ。「安かろう悪かろう」を地で行くマックに異物混入があったところで「あぁ,残念ですね。コンビニにやられっぱなしなのに更に打撃ですね」くらいの感想しかない。

マックでポテトやハンバーガーを食うくらいなら知り合いのお好み焼き屋で「広島バーガー」とか「Fish&Chips 広島版」を食うほうが百倍もマシである。

前置きが長すぎた。

そういうわけで,話そのものは知ってるが,はっきり言って詳細は全く知らない。ましてや Twitter 等で上がってるらしい映像など全く見たことがない。いや,ソーシャルメディアってのは「見たくないものは見えない」システムなのよ。

これは全く SNS の問題じゃない。 SNS ってのは, Twitter にせよ Facebook にせよ Instagram や Tumblr にせよ,「道具(method)」にすぎない。で,今回の件からひとつだけ言えるのは,日本人は「60年安保」から何も学んでないということ。せっかくの SNS をただ「動員」に使っているだけ。企業側もそれを分かっているから痛くも痒くもない。

動員はそれだけでは,それが10万人規模だろうと,相手に致命的なインパクトを与えることはできない。それを証明したのが「60年安保」なのに,それから55年たった今も同じことを繰り返している。どんな名器も愚者が使えばガラクタでしかないという証明である。

SNS についてなにか言いたいなら,せめてダナ・ボイド程度の論陣を張ってみせろよ。異物混入写真をアップしていいのか悪いかなんて全く瑣末な話なんだよ。