アドビというゾンビ

Naoki Yoshioka
6 min readMar 6, 2016

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ちょっと頭来たというか、一体全体これどうなってるんだろうと頭をかしげない分けにはいかない事案なので、普段はあまりこういうことは書かないのだけど、自分の勘違いならいいなあくらいの気持ちで書いてみようと思います。

デザイナーという仕事をしているので、どうしてもAdobeのソフトを使わないわけにはいかない環境というのがまずディフォルトです。最近はけっこう無料や買い切り型のベクターソフトで優秀なものが出てきつつありますが、まだまだAdobe帝国を揺るがすような事態にはいたっておりません。当然今はCreative Cloudというサブスクリプションプログラムしか選択肢もなく、どこかで革命が将来起るまで世のデザイナーのほとんどは日夜Adobe税を払い続けるわけです。まあ、束縛されている気は正直隠しきれませんが、どうしようもないので使うし、払うわけです。

そんなある時、CCの新規入会キャンペーンの記事に釣られます。既存アカウント運用してる人も一度解約してから、再度入会することでお得なキャンペーン価格が実施されるというのです。iPhoneが嫌になったからAndroidにするかとか、TOYOTAに飽きたからMATSUDAにするかとか、そういう選択肢のないデザイナーはこういうチャンスにとても弱いのです。僕もその方法を試みました。

結果どうなったか。

キャンペーン価格の新規アカウントはもちろん運用されたのですが、新規のために解約した旧アカウントが何故かある時、ゾンビのように突然復活して、二重支払いが生じたのです。明細をよく見ていなかったので、この事実に気づくまで3ヶ月要し、その間2つのサブスクリプションが実行されていたのです。adobeにクレームすると、向こうの間違いだとわかり、すぐに問題の契約は削除、多く払った分は全額返金と(当然ながら)なりました。びっくりしたのはこの問題がヒューマンエラーではなくシステムのバグで「よくあること」、なんて担当者は言い切ったのです。もちろん謝ってはいたのですがこんな重大なことがよく起るなんてありえないよ。。とその時は怒りと恐怖に震えたものでした。

担当者から削除完了のメールもいただき、自分のアカウントも不用な契約がなくなっているのを確認していたのもつかの間、そのアカウントの有効期限(どうやら、CCの契約は、解約処理してもその後一ヶ月ほどは情報を残していて、ワンクリックで契約更新してすぐに再開できるようになってるらしいです!)が切れる日にアラートが出て切れちゃうよ、更新しないと、切れちゃうよ、本当にいいの!?みたいなのがよくあらわれてうっとうしかったのですが、逆に早く消えろと思っていました。

契約が切れた日以降、何が起きたかを書きます。僕も何をいってるのか分からないけど、起った事実のみを書くよ。
そのアカウントが申すには、更新手続きをしないとだめですよというもの。知らんがなと無視すると、なんとソフトが起動しなくなりました。ワンクリックで再開できますよ、簡単に再開できますよと言いやがるんですよ。ゾンビかと思ったら893かよ。

この期限切れアカウント。期限切れでいいんだよ、再開しなくていいんだよ、早く消えろよと思っても、再開させないと消えないし、この「お支払いの詳細」を更新するだけでまた二重支払いがはじまるんですよ。しかもその間ソフトが使えない。

何なんだよ!

ということでこの事案はまだこのブログかいてる時点で解決できていません。またその後のことをこちらに追記します。

【追記】

ということでサポートチャットを使ってadobeに闘いを挑みました。商品だけではなく、プランや項目によって細かく窓口が分散化されており、いきなり高いハードルを設置しています。迷ったあげくCC>解約について、という窓口を選びチャレンジです。どのような展開になるのかなと思いましたが、通り一遍等のログインし直せみたいなことばかり言われてしまいました。まあ、それがルールなんだろうとは思いますが、そういえばCCのデスクトップアプリを忘れていました。でもそれにログインできない状態を伝えると、それは「解約」の項目ではないと、別の窓口を案内されました。さすがに「うへーー」と思いましたが、こういう時は何いっても融通が利かないのは銀行と同じです。無駄な闘いしたくなかったので、一度チャットを終了させました。管理番号を引き継ぐと情報は伝わるから大丈夫みたいなこと言われましたが、完全に戦意喪失です。

デスクトップアプリ。。そうだ、それをリセットしてなかったと気がつきました。何故アクティブにしていなかったというと、アプリがOSXのバージョンを対象外にしていたこと。常に最新を求められるのでうざくて外していました。でもサポートの対象からはずれるだけだったので、再起動したらインストールできました。

そこから管理アカウントに行くと問題が解決されていました。ふー、結局自力解決かよ。。

教訓1。CCのシステムは非常に条件が複雑に入り乱れてるので、こういう間違いが起りやすい状態にあるのだと分かった。間違いが起りやすい状態のときに下手に動くとリカバリーも大変なので、アカウント稼働しはじめるといろいろ変更しないほうがトラブルは少ないということ。

教訓2。MacのOSXと密に連動をする設計なので、古いバージョンのOSとCCはサービス設計思想上相性があまりよくない。常にOSXは新しいほうが望ましい。

教訓3。クレームを抑制するためなのか、0120のフリーダイヤルではなく0570のナビダイヤルを使用している。チャットを利用するときは一元的に解決できないので、腰をすえて利用しないといけない。慌ててるときや怒ってる時には利用するのはよくないということ。

結論。クリエイティブソフトもadobe以外のメーカーが現れて競争することが望ましい。はやくいでよライバルよ!それがサービスの向上につながるはずだ!

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