Hikaru.tinexploring the power of place「表現者」として生きる先日、渋谷のとあるギャラリーで展覧会を行なった。いわば学生生活の締めくくりともいえる個人プロジェクトとしてわたしは、「他人への想像力」をテーマに取り組んだ作品を出展した。3日間の展示期間中、次々とやってくる来場者に対して、わたしはプロジェクトについてなんども繰り返し語った。Feb 19, 2019Feb 19, 2019
Hikaru.tinexploring the power of placeほとんど無意味スマートフォンの画面をなぞる。タイムラインが流れていく。だれかの独り言や写真が、つぎつぎと現れては、消えていく。ただそれだけ。それだけのことに、わたしたちは囚われている。Jun 19, 2018Jun 19, 2018
Hikaru.tinexploring the power of place日本語しか話せない。私には故郷、と呼べるまちがない。幼い頃からいわゆる転勤族として、父の仕事に合わせ国内外のまちを転々と移り住んできた。という話をすると、一体何ヶ国語を話せるのだろう、と期待させてしまうことも多いが、私は日本語しか話すことができない。小さい頃に話せた英語は、帰国と同時に忘れてしまった…Jan 19, 2018Jan 19, 2018
Hikaru.tinexploring the power of place祖母からの電話京都加茂川のほとりにある、すこし立て付けの悪い引き戸の一軒家。 小学生のころのわたしは、夏休みと冬休みの年に2回だけ、その古い家に行くことが楽しみでしかたなかった。家の真ん中に大きな柱がある。その柱にはたくさんの傷がつけられ、その横には日付と名前、年齢が刻まれている。「ひかる…Nov 19, 2017Nov 19, 2017
Hikaru.tinexploring the power of place21歳の宣誓冬の帰り道、制服のスカートを短く折り込んで履いていた私は、どんなに寒くても頑なにホームに立って電車を待っていた。白く曇ったガラス張りの箱を、私はずっと喫煙所だと思い込んでいた。Sep 19, 2017Sep 19, 2017
Hikaru.tinexploring the power of place元気で明るいかんかん照りの日。きのうまでの雨がうそのよう。わたしは昔からいわゆる晴れ女で、出かける日は晴れることが多い。Jul 19, 2017Jul 19, 2017