屋外撮影曇天時などの、ストロボやLEDライトの色温度の補正フィルター、曇天時の環境の色の青に近くするには、B3が無難

Oda Nobunaga
Jun 16, 2024

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ストロボは、メーカーごとに色温度や、色合いが多少異なるのが普通だったりして、色変換フィルターで、その色の違いを少なくするの解決策です

レンズ用のものは高価なので、

更に高温にも耐えられる、舞台照明用のもの(コンバージョンフィルターとか呼ばれる)を用いるのが基本です。

照明ライト用の色温度変換フィルターには、各社いろいろ種類がありますが、各社の表記は以下とほぼ同じ

A-1 5500°K → 5000°K

B-1 3200°K → 3300°K

A-2 5500°K → 4500°K

B-2 3200°K → 3500°K

A-3 5500°K → 4000°K

B-3 3200°K → 3900°K

A-4 5500°K → 3600°K

B-4 3200°K → 4300°K

A-5 5500°K → 3200°K

B-5 3200°K → 5000°K

B-6 3200°K → 5500°K

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大体のストロボは、色温度が5500度を基準に作られています

でも

ストロボの前面に、プラ製のフレネルレンズというカバーのような物がついているもの(クリップオンとか呼ばれるタイプに多い)は、色温度がやや高めのものがあり、6200度くらいの青い光線で光るストロボもあります。GodoxのAD200は、スピードライトヘッドに交換すると、色温度が6200前後くらいまで上がりますし、ニッシンストロボの、マシンガンストロボシリーズも、メーカーは、色温度的には5500度でただしいが、発色は色温度が6000以上の高いように見える青っぽくなるものと説明をしている製品もあります

まあ、曇天とかの、屋外の色温度は、6000度以上くらいなので(晴れの日の日陰は6500–7000度くらいまでありえる)、曇天の青い光と合わせるには、こうした一部の色温度が高めのものが、好都合ですが

晴れの日の5200~5500度に合わせるのには、A1くらいのフィルターと合わせるのが良く(必要なら二枚重ね)

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さて、他のストロボは、だいたい色温度5500度前後に合わせてありますが、曇の日に使う場合、色温度を6000度以上に上げ、て青っぽくしたほうが、屋外の環境の青い光とマッチしやすくなります

こうした

曇天の青い光に合わせたい場合は、B3フィルターで、色温度を700くらい持ち上げるのが良い

という目安が出ます

サンテック SUNTEC
CF B-3 コンバージョンフィルターB-3 620X650

https://www.yodobashi.com/product/100000001000127623/

ロスコ Rosco
コンバージョンフィルター B-3 [3200°→3900°]

https://www.yodobashi.com/product/100000001000288567/

意外と解説がネットにないので忘備録

には解説がありますが、メーカー専用品を買わせようと、汎用品のどれ総r等とかの話は一切でてこないw

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曇天だからといって、ストロボを環境の青い光に合わせる理由はなく、背景が青っぽくなり、ストロボを当てた部分が色温度が低くて、温かみのある光景になる場合は、ストロボにフィルターを付ける理由はないです

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多くのストロボは、やや緑側の色かぶりがある場合がありますが、少しマゼンタ側に寄せるくらいの補正なら、

ロスコ Rosco
#3318 [蛍光灯補正フィルター]

https://www.yodobashi.com/product/100000001000288577/

が、使えます 強度は 1/8で、ミレッド数での目安はM3.7くらい

特にLEDライトに有効

カメラ側のホワイトバランスは、色成分の一部が弱い光源(家庭用蛍光灯・LEDなど、写真専用、あるいは高演色照明ではないもの)だと、赤・マゼンタなどの色がいまいちうまく再現できない場合があるので、マゼンタ色のフィルターをライトに被せるか、画像レタッチソフトで赤系統の色を手動増幅してやることが必要な場合もある(レンズ用のマゼンタ系統のフィルターをレンズに噛ませるのもあり)

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