#magicTraySNS で尊師スタイルを極めた
先週末にTwitterで流れてきた記事で #magicTraySNS を知ったので、「おいおいyusukeさん早く教えてくれよ」と思いながらも飛び付いてしまった。
いままでの環境
- 四六時中ベッドの上でコーディングしてる
- MacBook Pro 13" (チャタリング発動して劣悪)
- Happy Hacking Keyboard Professional 2 JP Type-S (以下、HHKB)
- Traybo(1.0)の上に乗せてる
- 非公式尊師板を購入してMBPの上にHHKB
ラップトップPCのビルトインキーボードの上にキーボードを乗せる使用方法を、その分野の先駆者であるRMS(リチャード・ストールマン)にあやかって尊師スタイルと呼ぶことがあります。ラップトップとキーボードの構造にもよりますが通常はキーボードの上に別のキーボードを乗せると下のキーが押され干渉します。
これを防ぐには「板を乗せてキーが干渉しないよう浮かせる」方法と「OSでビルトインキーボードからの入力を無視する」方法があります。前者の板は製品名としてはキーボードブリッジと称されますが、一部の人間からは尊師板ともあだ名されます。
経緯
2020年4月
- 体調蛾物故割れてなんだかんだ在宅勤務体制に移行
2020年5月
- 仕事に使ってるMacBook Proのキーボードの調子が悪くなりはじめる
- オフィスからHHKBをサルベージしてなんとかなりはじめる
- メルカリでDIY尊師板を調達し、尊師スタイルに移行する
2020年6月
- MacBook Proの排熱が気になりはじめる
- 頻繁に尊師板がずれて辛くなってくる
- ファン付きのPC冷却パッドを集めはじめる
2020年7月
- なにこれなにこれー!と思いながら飛び付く
- #magicTraySNSと#magicTrayZBTNを注文
- 本日(2020年7月14日)届く
感想
フィット感がすごい。いままで使っていたアクリル尊師板ではMacBookとアクリル板の間、アクリル板とHHKBの間のずれに悩まされ続けてきたのが何だったのかというくらい安定した。これには#magicTraySNSの足の構造と#magicTrayZBTNで接地面積が増えたことがとても効いている。いままでは多少の傾斜で簡単にずり落ちてしまっていたが、#magicTraySNSに乗せてからは全然気にならなくなり姿勢の自由度がかなり上がった。これまで借りてきた猫のように落ちつきがなかったHHKBがビルトインのキーボードに匹敵するレベルまで安定したのは感動する。
また、未発売の#magicTraySNS用マットシートを試供品としていただいた。アクリル板表面を保護し質感を向上させるというものだが、実際には#magicTraySNSのアクリル板表面と#magicTrayZBTNのゴム面が粘着に近い状態から、これを貼付することで簡単に持ち上げられるようになったのが大きい。気泡が入らないようにシートを貼る方法として丁寧な解説動画をいただいたが、私は著しくずぼらな人間なので説明を完全に無視してそのまま貼りつけ端をはさみで切り落とした。もちろん埃や気泡はだいぶ入ってしまったが、マット素材の上にそもそもキーボードの下にあるのでまったく気になっていない。
ここまでのように私はこのまま継続的に使い続ける予定だが、購入においての参考になるよう気になっているポイントについても言及しておく。まず#magicTraySNSのサイトで言及されているようにキーボードの間にフィットさせるような形状の足であるため、本体との密着度がとても高い。
Mac ノートブックの動作時温度を適正範囲に保つ — Apple サポートでも言及されているように、そもそもキーボードの上には何も置かないことが推奨されており、尊師スタイル自体が少なからず排熱を妨げることになる。#magicTraySNSが従来の尊師板よりも密着しているということは空気の層が狭く排熱を妨げることと同義でもあるということは留意されたい。その点については従来のキーボード周辺で持ち上げる方式の足の尊師板の方が本体との距離が若干広く、過熱しないように感じられる。実際には私はまだどちらの方式の尊師板を使ってもMacBook Proの熱暴走にまでは至っていないので杞憂の可能性もある。
また、当然ながらキーボードの間に密着する足はキーボードカバーと相性が悪いので、これも外す必要がある。いまはずっと自宅に居るのでこのままで支障はないが、外出する際にはキーボードカバーを着装したいと考えているので、どのような運用にするべきか悩んでいる。#magicTraySNSには不織布のケースが付属しており、外す際はこのケースに入れて保管することが推奨されている。足の端の部分は多少弱く、強度に若干の不安がある。#magicTraySNSの足が曲がった状態でキーボードを載せてしまうと、その下のキーが押されてしまうことがあったので、まっすぐでフィットしているかを気にして載せるようにしたい。(そのほかの注意に関しては#magicTraySNSの商品ページでも説明されているので、使用前に必ず読んでほしい)
これらの問題の対策としてはそもそも尊師スタイルをしないというのが最も確実だろう。#magicTrayシリーズには#magicTrayPalmというものもあり、これはマジックトラックパッドをキーボードの手前の位置で固定してMacBookのトラックパッドに近いポジションを再現できる。十分広い奥行がある机で作業している場合はこれも選択肢に入るだろう。
懸念点についても言及しましたが、それにおいてもこのキーボードの安定感は大変替えがたいものであり、これからも大事に使っていきたいと考えています。これらの製品を企画・製造しているサムライズムのyusukeさんに感謝します。
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