蜜蝋ろうそく 誕生日の為のろうそく

Tail Lights Selection

蜜蝋のろうそく。穏やかな炎の、ちから。

いつもろうそくの置き場所に困っています。ケーキについてきた細いろうそくを捨てられずに、台所の引き出しにしまって、そのままになってしまう。さあ使おうと思ったときには、ちょっと見た目が厳しいことになっていたりします。せっかくのお祝いなのに、美味しそうなケーキの上に、これではさせそうもない。

ケーキのときぐらいしか、ろうそくの出番がなかったのに、ある時、一晩をろうそくをつけて過ごすような機会が訪れました。突然の出来事だったこともあって、ろうそくを探していた時、大事にとっておいた蜜蝋ろうそくの束を思い出しました。そのろうそくは、普段の、どこにいったかわからなくなってしまうろうそくと違って、一度使っただけではもったいなくて、火がしっかりと消えた後、紙で包んで机の上に置いていました。

ちゃんとみつかった蜜蝋ろうそくの束を取り出して、一本ずつ火を灯し、一晩を過ごしました。あの細く、柔らかな光。温かさをじんわりと伝える火の明かりに、文字通り、助けられたのを思い出します。見ていると、気持ちが落ち着いてきて、何度も激しく動く感情を、鎮めてくれました。

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蜜蝋ろうそく 誕生日の為のろうそく(梅原 亜希乃)

梅原亜希乃さんの蜜蝋ろうそく。

大事にとっておきたいと思える、ろうそくです。

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