IoTネットワーク構築のための製品開発をするHeliumが1,600万ドルを調達

数年後にはIoTの時代が到来し、デバイスはインターネットにつながると同時に、各デバイスはネットワークにつながることになる。
その時、デバイスをつなげるだけではなく、各デバイスによって構築されるネットワークを管理するインフラ提供において競争が生まれるだろう。
Helium Systems (https://www.helium.com/#/home) というスタートアップは、WifiやBluetoothなどのネットワークを必要としない、ネットワーク構築をする組織(tissue)開発を行うためにこの2年間秘密裏に活動してきた。
その組織が構築する、微弱電力を使用したワイヤレス通信機能によって各デバイスがつながり、各デバイスが情報をやりとりするようになるのが彼らの目標である。
Heliumは未だ製品とビジネスモデル開発の途中だが、Khosla Venturesらから1,600万ドルの資金調達をしたことを発表した。
それに加え、Qualcommの前取締役Rob ChandhokをPresident兼COOに任命した。彼は創業メンバー、MIT Media Lab director Joi Itoらが参加する役員会にも参加。なおKholasは役員会には参加してないが、積極的に経営支援をしているという。
ChadhokはQualcommではインタラクティブプラットフォーム事業のPresidentを務めると共にQualcomm TehnologiesのVice Presidentも務めていた。
オープンソース開発やIoT、ウェアラブル事業などを手がけた経験があり、大規模なワイヤレスシステムに精通している。このことは、Heliumが製品に磨きをかけ、市場に導入するのに非常に役に立つだろう。
Heliumは勤務初日の前から、無線周波数と分散型ネットワークのエクパート達20人のチームを彼に与えた。その理由は、Heliumが利用する帯域幅が、少量のデータをデバイス間でやりとりすることができる、無認可の電波だからである。
それを行うために独自のワイヤレスデータプロトコルとワイヤレスモジュールを作り、デバイス製造業社がそのネットワークに参加しようとそれらを導入することを想定している。
今話題に挙げているデバイスはメガバイト単位のデータよりむしろバイト単位のデータをやりとりするため、セルラー方式の電波やWifiを必要とせず、コスト効率の良いコネクションを構築できる。
低電力通信と分散型ネットワークは少量の情報をシームレスにやりとりすることを可能にする。
Heliumは独自のネットワークを構築することを目指しているが、他のネットワークを通してデバイスがデータを取得することを排除しているわけではない。Chadhokは、より多くのデバイスがネットワークに参加すればするほど、ネットワークは強くなると述べた。