マイナンバーについてもっと興味をもって欲しい

今日は、職業訓練校にて職業人講話ということで、法律の基礎的な話を行ってきたが、最初に今日お話しする内容をざっと説明したところ、マイナンバーを早く聞きたいと言われてしまった。

実は、一番最後で、時間がなければ、さわりだけにとどめようかと思っていた内容であったが、そうリクエストされては期待に応えないわけにはいかず、著作権などの知的財産権の話を短くして対応した。

いつもは、一番人気のないマイナンバーが何故?

それは、受講者が簿記を勉強されている方々で、会社に就職すれば、いやおうなしにマイナンバーを含む個人情報を社員全員から取集し、管理する業務に携わらざる得ないからです。

それともう一つ。

市役所から送られてきた個人番号通知カードの入った封書を開封することなく、ほったらかしにしていた人もいたということ。

会社に勤めているわけでもなければ、開封して通知カードのコピーを提出する必要もありませんからね。

仕事に必要だと分かれば、当然マインドも変わる!

人は目的がないと、モチベーションがあがらない生き物ですから、やはり仕事を持つということは非常に大切。

同じ勉強をするにしても、資格をとろうとか、あそこに就職しようとか考えるだけで、やる気も起こり、頭もそれに向けて全速力で切り替わる。

不思議と今日の受講者の大半が、マイナンバーについては、テレビのCMを見たくらいで、ウサギちゃんしかしりませんというレベルだった。従って、個人番号カードの入った封筒を開封し、マイナンバーカードの申請をするという本当に基本的なところから話をはじめ、会社に入って、経理とか総務に配属されたら、どういう作業がまっているかという話をしたわけだ。

かいつまんで言うと、マイナンバーに関する会社の業務は、以下の通り。

・マイナンバーと一緒に個人情報を従業員から収集し、収集と同時に本人確認を行う。この本人確認とは、個人番号の確認と本人であるという身元の確認の両方を指す。これを、経理や総務、労務といった部署が行うわけだ。

・次にまっているのが、収取した情報を保管したり、廃棄したりといった管理だ。情報は、常に最新の状態を保ち必要があるが、不要になったら廃棄するのが原則であり、いつまでも会社に保管していると法律違反で罰せられることになる。

また、管理も簡単ではない。セキュリティの面を考えて、関係ない部署の人に書類が覗かれないように気を配る必要があるし、当然鍵のかかるロッカーや場合によっては金庫に保管が必要だ。PCも同じように持出し厳禁となる。

・最後は、委託の問題。第三者に委託するケースは会社であっても多い。例えば、税務申告を税理士に依頼したり、労務関係の手続を社労士にお願いすることは日常茶飯事に行われている。この時、従来とは違って、しっかり契約を交わして委託する必要性があるのが、マイナンバーを含む個人情報(これを、「特定個人情報」という)なので、士業だから何もしないでいいわけではない。

他にも話したいことはたくさんあったが、これで恐らく頭はパンパン。とにかく、実践あるのみ!