アジャイルな組織ツリーとエンジニアの役割

Atsushi Takayama
3 min readJan 16, 2019

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上から下まで完全にアジャイルな組織ツリーを考えてみました。

OKRのツリー

まずこちらがOKRのツリーです(MBOなどでも可です)。

アジャイルな組織においては、上部の構造がより長期的視野での課題解決をするチームであり、末端の構造ほど素早くPDCAを回すチームになります。

必然的に末端の構造は多産多死で、上部の構造は長生きします。

上位の構造も末端の構造も、同じ課題を解決するピザ2枚チームであることがアジャイルな組織にとって重要です。

末端のチームの人数が肥大化しないことに大きな価値があるので、末端では何をやらせても器用にできちゃう人とか、圧倒的な突破力のある人が重宝されます。色んな言語を扱えるエンジニアとか、データも見れるサポートとか。そういう人は次から次へと色んなPDCAチームに引っ張りだこになるでしょう。

上部はより長期的視野の意思決定を任されている人が任命されます。例えば経営課題をシステム設計に反映させるのがCTOです。CTOは経営課題を解決するチームの一員なので、CFOや他のCxOと同じ言葉で話せなければいけません。

末端でも最上位でもなく「中間レイヤー」では中期的視点の課題解決のためのシステム設計が必要になってきます。プロダクトマネージャーとタッグを組んでそれをやるのがエンジニアリングマネージャーやテックリードになります。

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Atsushi Takayama

NewsPicksで2020年からCTOを、2022年からはFellowをしています。その前はピクシブでCTOをしていました。Courseraでイリノイ大学の大学院をやっています。