「技術を極める仕事にシフトしたい」というメンバーへのフィードバック

Atsushi Takayama
2 min readJan 10, 2019

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「自分は○○技術に強みがあって、それを活かせる仕事をしていきたい」というメンバーがいました。自社ではまだ○○技術はあまり採用されていなかったのですが、筋は良いと思っていて、このメンバーにも期待していましたので次のようなフィードバックをしました。

フィードバック内容

技術を極めて仕事にするというのは、実は「自分の好きな特定の技術にめっちゃ特化したらそれが仕事になる」というものではないのです。

技術がビジネスに繋がるまでには、

  • コア技術
  • アプリケーション
  • 運用
  • パッケージング
  • ブランディング
  • セールス
  • マーケティング

などなど、様々な要素が組み合わさってできています。

むしろ、ビジネスのほうから逆算してこそコア技術に価値があります。

特定の技術分野に対して、応用事例や運用まで考えてある程度広く浅く日頃からインプットをしておいて、ビジネス的価値が見えたときに「ここぞ」とばかりに自分から提案してコア技術を学べる力があるからこそ技術が仕事になるのです。

また、ビジネス化までの仕組みづくりは一人で全部できるということはなく、いくつかは人の手を借りなければいけません。

あなたのために人が動いてくれるかどうかは、あなたと信頼が築けているかどうか次第です。

なので、今のチームで○○技術を使って何ができるか提案してみてはどうでしょう?

もし思いつかないなら、○○技術の周辺の■■技術とかをアルゴリズムや応用も含めてインプットしてみたら、自社で仕事にできる可能性はあると思いますよ。

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Atsushi Takayama

NewsPicksで2020年からCTOを、2022年からはFellowをしています。その前はピクシブでCTOをしていました。Courseraでイリノイ大学の大学院をやっています。