アメリカ国立公園弾丸ツアー〜準備編〜

takabow
10 min readDec 20, 2017

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こんにちは、この記事は、pyspaアドベントカレンダー2017の 20日目の記事です。

はじめに

思えば去年もアドベントカレンダーのためだけに、mediumのアカウントを作ったけれど、総記事数は今回のアドベントカレンダー含めて2つです。3記事目はきっと来年のアドベントカレンダーでしょう。

さて今年も書くネタに困ってて、去年も壁(クライミング)のネタを書いたりしてるわけですが、今年を振り返ると割りと色々あったので、そのうちの1つ、アメリカ国立公園弾丸ツアーと言う名の新婚旅行の計画したときのこと書いてみたいと思います。

ツアー計画

きっかけはANAマイル

新婚旅行だし、最初はインスタバエするような、いわゆるタヒチだとかリスボンだとかそういうところに行こうかって話をしてたんですね。そんなとき、「そーいえば航空会社のマイルで海外旅行ってどのくらいでいけるんだっけ」と。実家に飛行機で帰る関係上、いわゆる陸マイルを結構貯めてたんですが、実家に帰る頻度が下がったここ数年、国内旅行だけだと消費が追いつかなくなってました。ここ。ANAのサイト調べてみると、僕の持ってるマイル数で以外とどこでもいけちゃいそうなんですよね。ここで見るべきは利用クラスです。Yがエコノミー、Cがビジネスクラス。ヨーロッパでも9万マイルで、ビジネスクラス往復できちゃいます。2人分のマイルはあったので、じゃあこれにしようかと。

日本↔欧米諸国の旅券に必要なマイル数(ANAサイトより引用)

ただマイルでとれる特定航空券のビジネスクラス席数は、大変少ないです。2人、それも並びの席で欲しい。ヨーロッパ便とかハワイ便とかは全然く席が無い。じゃあアメリカはどうかとみてみると、10月の中旬サンフランシスコ便は2人分チケットが取れそう。でも帰りの便が見つからない。ロサンゼルスからの帰国便だと10月末に2席取れそう。サンフランシスコ周辺といえば、クライミングをする僕らにとって、あこがれの地ヨセミテ。インスタバエする観光地なんて年取ってからでもいけるし、やはり少しでも体力の無理ができる時期に、冒険をしようということで、新婚旅行はめでたく、ヨセミテでのクライミングツアーになりました!

というわけで、17万マイル+46,820円(燃油サーチャージの料金は発生する)で、ビジネスクラスの特典航空券が2名分無事取れました。1人で取るぶんには比較的取りやすいです。2人分とるのは途端にハードルが上がります。3人分、4人分は・・・将来的に家族旅行にマイルを使うのは、余り現実的ではないのかな。

行き先

座席が取れるかどうか先行で行き先と日時が決まったため、行きはサンフランシスコ国際空港、帰りはロサンゼルス国際空港から帰国という組み合わせです。ヨセミテからロサンゼルスに向かうのもなんだか面倒くさいし、じゃあクライミングだけじゃなくて、アメリカは国内でも飛行機でどっかいってみようぜということで決まったのが、以下の通り。ヨセミテ以外ではクライミングはしないので、とりあえず怒涛の勢いで国立公園めぐり。

  • ヨセミテ国立公園
  • ラスベガス観光
  • ザイオン国立公園
  • アンテロープキャニオン
  • グランドキャニオン
ヨセミテ国立公園の景色、左にそびえる絶壁がエルキャピタン

レンタカー

移動の大部分が車になります。レンタカー。今回もHertzレンタカーにしました。なぜか?移動の大多数をしめるので、ここでトラブったら旅行が頓挫するので、値段が高くても大手にしておきました。価格帯としては、日本で車借りるのと値段あんまりかわりません。ただガソリンは日本より遥かに安いので、そこは長距離乗る分にはありがたいですね。

あとは手続きが楽ってところですね。無料でなれるHertzのゴールド会員になっておくと、予約さえネットでしておけば、空港隣接のHertzの立体駐車場とかに行って、ゴールド用って書いてある駐車場の好きな車選んで乗って行けばOKです。受付に並ぶ必要もありません。誰がどの車乗って行ったのかどうやって管理してるかというと、駐車場の出口が高速道路の料金所みたいになってて、そこで免許証だけ見せます。そこで会員と車が紐付けされます。返却時も戻ってきて返却レーンに停めたらあとは放置して帰って構いません。あとからクレジットカードから自動精算されます。

Hertzレンタカーのゴールド用駐車エリア、どれに乗って行ってもよい

ちなみにHertzレンタカー、ちょくちょく割引イベントやってます。僕も初め予約したあとに、「アメリカで4日以上レンタルしたら1日分無料キャンペーン」とか出てきたので、一旦キャンセルして予約し直しました。こまめにチェックするのをおすすめです。

ちなみに今回の旅行での車での総走行距離は2,200kmでした。さすがに腰が爆発した。。。。あとガソリン絡みで1点困ったのが、アメリカのガソリンスタンド、給油機にクレジットカードのリーダー(スワイプするやつ)がついてるのだけど、なぜか日本のクレジットカードを読んでくれない。僕と妻が持っていったクレジットカード6枚試したけど全部ダメ。最終的に併設されておるお店でカード切ってもらって使ったけど、なんでかなぁ。

宿

一番困ったのが宿です。車の予約ができないことはまずないけど、宿の予約は数ヶ月前であっても、ほんとどこも予約でいっぱい。

一応新婚旅行ではあるので、テント泊とか空調の無い山荘とかには流石に泊まりたくないわけで、Expedia/Airbnb/Booking.com あらゆるものを使って探しました。やはり国立公園周りの宿が結構取りづらい。特にヨセミテ。3ヶ月前だけど、全然ないか、すごく高いところ(1泊$400とか)しか残ってない。なんとか5泊分の宿をBooking.comから予約。キャンセル不可の宿だったので、後から変更もできず。こればかりは仕方がない。

ザイオンとグランドキャニオンについては、ヨセミテに比べるとマシで、キャンセル可能なホテルをとりあえず押さえて、一方で国立公園の中にある宿のキャンセル待ちを日々狙いました。公園内にあるだけ会って、超人気なのだけど、2週間ぐらい前になるとちょくちょく空きが出始めたりして、それを毎日淡々と狙いました。

ザイオン国立公園内にある Zion Lodge

アンテロープキャニオンツアー

今回の旅行ではツアー会社は一切つかわなかったのだけど、一つだけ例外があって、それがアンテロープキャニオン見学でした。ここはナバホ族の居住区内にあり、アンテロープキャニオンの洞窟部分に勝手に入ることはできません。なのでナバホ族がやっている現地ツアーに申し込みました。当日に行ってもなんとかなる場合があるみたいだけど、予約したほうがよいです。アンテロープキャニオンはアッパーアンテロープキャニオンと、ロウアーアンテロープキャニオンがあって、それぞれ別の予約サイト。太陽光が差し込みやすいお昼前後の枠は人気時間帯で、中々取れないのでお早めに。時間気にしなければ比較的とれます。

ロウアーアンテロープキャニオンのツアー受付所

保険

海外旅行には保険が必要です。特に僕らはクライミングをしようと思っていたため、万が一向こうで怪我をしてしまっては大変なことになります。しかし多くの海外旅行保険は、そのような危険スポーツを対象外としています。なので、料金割増になっても、クライミングがカバーされる保険会社のプランを探さなければならないのですが・・・これが以外と存在しない。国内でのクライミングの保険は、いくつかあるのだけれど、海外になったとたんに見つからず、さらにそれっぽいプランはあっても、いまいち要領を得ない。どうもいわゆるロッククライミングが、日本でまだ知名度が低いせいか、そのようなプランの定義がなされていないように見えました。友人から、○○保険に入っていつも海外に行くという話を聞いて、その保険屋に電話するも、なんども折り返し電話含めてやり取りした結果、海外でのロッククライミングは対象外という回答をされたりと、この部分の確証をえるのが結構時間がかかりました。最終的に色んな保険屋と電話/メールをし、木村総合保険をなら対象にできるプラン構成ができるとのことで、そこにしました。この辺色んなクライマーの経験頂きたいところですが、うっかり対象外になってたではすまないので、しっかり保険屋に確認したほうがよいです。

そしてこの保険、帰国してからお世話になりました、携行品保証で・・!あまり気にすること無くつけていた携行品保証ですが、旅行中にコンデジを壊してしまいました。アンテロープキャニオンの後で地面に落下したところ、大した衝撃でもないように見えたのに、そこから電源が入らず。修理に持っていったところ、センサー含めて壊れていたらしく結構な修理費。こちらは無事保険から出していただきました。これまで携行品保証って全く気にしたことなかったのだけど、入ってること覚えておかないと、うっかり自腹で修理してしまいそう。というか3年前にアメリカで壊したiPhone、今思えば携行品保証あったのに、自腹で買い替えてたなと。

準備が終わって行ってきました

ぐだぐだと書いてるとキリがないので、写真を何枚か。

ヨセミテ国立公園内の様子
ヨセミテで最も有名な課題、ミッドナイトライトニング
ザイオン国立公園
ロウアーアンテロープキャニオン
湾曲したコロラド川、ホースシューベンド
グランドキャニオンの東の端にあるデザートビュー
グランドキャニオンの日没

さいごに

こんなに長い旅行を、しかも内容詰め込みまくりで全部自分たちで手配したのは、さすがに疲れました。でも、だからこそ自由が効くし、満足のいく旅行ができました。今回は〜準備編〜なので、実際の旅行の話はまたの機会にでも。

明日の担当は @ymotongpoo です。

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