沖縄首里城近くのカフェまだまにて那覇市街を一望しながらオリオンを楽しむ。

1期目を終えて

佐藤崇史
4 min readMay 1, 2015

昨日4/30を持って、弊社(株式会社Rollin’)は創業1期目を終えました。

かなり楽観的な性格の僕ですが、正直創業当初は不安なきもちを、余分な元気とか余計なポジティブさで押し隠していました。周囲の先輩経営者と同じような 振る舞い(夕方に早々に飲みに行くとかホント馬鹿。)をしてみたり、何かと背伸びをしていたように思いますが、3~4ヶ月目を迎える頃には落ち着いてきて、地に足をつけた状態で仕事に向き合えたように思います。

そんな頃、先輩経営者(おそらく年下だけど)がお仕事を下さいました。結構な量の仕事をご依頼いただいたのですが、Webサイト制作はそれほど速く納品が出来るものではないので、資金繰りに関して多少不安を抱えながらの仕事でした。そんな時「創業期の大変さはよく分かってます。着手金払いますよ」と言っていただいたことは今でも忘れられません。手元には十分とはいえないものの多少の現金もあったので数ヶ月は無収入でも耐えられたのは事実ですが、口座から毎月どんどんお金が減っていくのはかなり不安なことです。そこを助けて頂けた。そして支払いサイトも早いので、資金面の不安なく仕事に邁進できました。これは本当に大きかったです。

また個人的に仲良くしていただきつつ、創業から途切れなく毎月お仕事をくださっているお客様もいたり、本当に大きなミスをしたときも「まあウチでよかったじゃん」と言ってくださるお客様もいました(これには陰で本当に涙がでました)。何かあるとまずお声がけくださるお客様もいらっしゃいますし、僕はとてつもなく恵まれていると思います。

いま業務が立て込んでいてちょっとお待たせしてしまっていることが申し訳なくて、なんとか出来ないかと考えながら走り続けているところです。

また1年間何とか空元気でも何でも前向きに明るく仕事が出来たのは、周囲の仲間の存在が非常に大きかったと思います。僕が契約しているコワーキングスペース(マイカフェ錦通店)の2つのテーブルには、僕の他に仲間が6人いて、それぞれが自分の事業を営んでいます。この仲間たちがいつも(というわけでもないけれど)いていろんなことを相談できたことは、気持ちの面でものすごく助かりました。これが家や1人のオフィスで仕事をしていたら、早々にメンタルから潰れていたかもしれません。1人でやっている事業主さん、ほんとにメンタル強いです。僕には真似できない。

あと東京で人気Webサービスを展開している旧友。東京に行った時はいつも時間を割いてくれて、飲みながら色々教えてくれてありがとう。ものすごく勇気を持てています。独立を迷っていた時に「やったほうがいい、大丈夫だ。失敗したら笑うけどねw」と背中を押してくれたのは一生忘れないな。僕も真似して他の人に同じように言うようにしています。

もちろん家族にも感謝しています。2〜3月は1日も休みが取れなくて、それでも支えてくれて。ありがとう。

そんなこんなで何とか1年やってこれました。

今期は既に新しいことを始めています。去年出資した事業も少しずつだけど前に進んでたり、他にもやり始めたいことがたくさんあって時間とお金を作る必要に迫られています。

父親が楽しく生きている姿をこどもたちに見せたい。周囲のひとたちが潤うような仕事がしたい。もちろんお客様やその先のひとびとの役に立って、必要とされたい。

いまの気持ちはそんな感じです。

今期も今までどおり普通に頑張ります。

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佐藤崇史

株式会社ローリンという会社の代表をやっています。仕事が遊び道具です。