早稲田大学「起業家養成講座」を履修してみて感じた魅力

自分は昨年の前期に早稲田大学の提携講座である「起業家養成講座」という授業を履修しました。この授業は早稲田OB起業家有志と早稲田大学インキュベーション推進室が提供している授業です。

この「早稲田OB起業家有志」が実際に毎週金曜日の5限に代わり代わり早稲田の300人ほど入る大教室に来てくれて、自分たちの大学時代や大学卒業後から今までのキャリアをオフレコで話してくれるのです。

ヤフー株式会社 執行役員、YJキャピタル株式会社 取締役COO
小澤 隆生 氏
株式会社メルカリ代表取締役
山田 進太郎 氏
株式会社アエリア 取締役
須田 仁之 氏
クロノスファンド East Venturesパートナー
松山 大河 氏
Skyland Ventures 代表
木下 慶彦 氏
株式会社リブセンス 代表取締役社長
村上 太一 氏
株式会社VOYAGE GROUP 代表取締役
宇佐美 進典 氏
Wil共同創始者パートナー
西條 晋一 氏
株式会社インブルー代表取締役社長
大富 智弘 氏(当時)
LINE株式会社 執行役員CSMO
舛田 淳 氏
株式会社ユーザーローカル 代表取締役社長
伊藤 将雄 氏
株式会社ゼンリンデータコム/代表取締役社長
清水 辰彦 氏
株式会社村上憲郎事務所、元Google米国本社副社長兼Google日本法人代表取締役 村上 憲郎 氏
ライフネット生命保険株式会社/代表取締役会長兼CEO
出口 治明 氏
元ソニー株式会社代表取締役社長
出井 伸之 氏

はい、ざっと上げてもこれくらい豪華なメンバーです。(役職は当時)

普通の講演会ならばお金払っても来てくれないような方々が、自ら寄付をして下さって、しかも平日の夕方に時間を作って講座開いてくれてます。我々早大生のために。

いや早大生の皆さん、冷静にこれとんでもないことですよ。

この授業は早稲田でもかなり知名度が高く、多くの早大生が存在を知っています。当然これくらい豪華な方々が来るとなると、受講枠もすぐに埋まってしまい抽選で選ばれた300人のみ受講が可能になりました。

今でこそ分かりますが、自分も履修を組んだ当時はヤフーの「おざーん」こと小澤さんのことはよく知らず、「なんかヤフーの偉い人来るらしいよ」的なことを聞き受講しました。おそらく他の早大生も「なんかよく分からんけど早稲田のOBで偉い人来るらしいぞ」という軽いノリで受講したと思います。

この授業では毎回ゲストが、

・在学時の自分

・卒業後のキャリア

・今の仕事

を中心に大学の職員が見守る中オフレコでお話をして下さりました。

LINE株式会社 執行役員の舛田 淳さんが講義をして下さった回では爆発的に伸びたLINEというサービスを踏まえて事業の伸ばし方のポイントをわかりやすく説明してくれました。

一部ノートを抜粋↓

  • プロダクトが大事
  • どんなにサービスを成長させようとしてもコアバリューが保てないと意味が無い
  • マーケット(市場)の選択と集中
  • PDCA(plan-do-check-act cycle)を早く回すことがベンチャーの強み
  • ある程度基盤(ユーザー数)ができてから、マスメディアで広告する。
  • スピードと機敏性が現代の社会では大事

特に大企業は慎重というイメージを持っていた早大生にとってスピード感の大切さやプロダクト(サービス)に集中するというのは意外だったと思うし、自分のサークル活動でも活かせるのではないでしょうか。
映画サークルだったら集客よりも映画のクオリティーにぎりぎりまで時間を割く事だったり。

という感じで真面目な話も当然してくれるのですが、ここからが早稲田クオリティー、とんでもないぶっ飛んだ話もしてくれます。

「自分、楽○という野球の球団を立ち上げた後にライオンキングになりたくて劇団四季目指すために会社辞めたんっすよ(笑)」

とヤフー株式会社 執行役員の小澤さんが自己紹介で言い出して会場にいた早大生から爆笑と衝撃が同時に起こりました。

「なんなんだこの人は」と(笑)

しかも複数のゲストは

「いやーオレ授業とかつまらなかったからほとんど大学行ってなかったんだよねーでもサークルとかバイトで全力だった」

と大学職員が苦笑いする中で会場にいた早大生はこういう発言からすごく勇気をもらったと思います。
「案外学生時代はオレたちと変わらないんだな」って感じで。

でも全てのゲストに共通したことがあってそれは、

「なんだかんだ早稲田大学が好きなんだな」

と思いました。
「授業行ってなかった」とか「教授と喧嘩した」とかハチャメチャなことしてた割には、「自由な校風でやらせてもらってたからこそ今の自分がある」という印象を全てのゲストから受けました。

同級生が1万人いて、いろんな人が混在してる早稲田だけれども、
社会に出るとそれぞれのフィールドで皆さん活躍している。

在学中は特に無かったけれども、大学を出てから母校愛みたなのが出るのですかね。
「金曜夜の高田馬場のロータリーは地獄絵図だ」みたいな、同じ早大生にしか分からないこともあると思います。

この講座を通して何より「この人たちみたいに面白いことしたいな」って自分は感じました。

なぜなら皆さん自分の事業の話をしている時にすごく楽しそうなんですよ。

「社会に出たらツライよ」とか言われてたのに早稲田OBのイキイキとした姿からみんな勇気をもらえたと思います。
もちろんゲストの皆さんは今に至るまで半端ない地獄を見てきた人もいると思いますが、それでもこういう生き方(キャリア)もあるんだって勉強になりました。

また授業を履修できる機会があったらぜひ取りたいです。

早稲田で一番おもしろい授業でした。

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