Ikasuji Blog @20150724


明晰夢 夢見の技法』は第三章「新しい世界ー明晰夢」を読む。この本はそもそも文藝春秋の脳死/意識系の記事で立花隆が紹介していた以下の一文に惹かれて探したもの。すでに絶版だったゆえ図書館で借りた。ラバージの死のイメージは自分のものとすごく近い。

「自分はずうっと落ちていく雪のようなもので、最後に海にポチャンと溶けて自分がなくなってしまう。そして最後に自分は海だったと思い出す」

さて、第三章「新しい世界 明晰夢」で印象に残ったのは以下のくだり。

「7時間の睡眠を取るとしたら、夢見の時間の50%は最後の2時間ということだ。もし余分に一時間眠るゆとりがあれば、そのほとんどすべてが夢見の時間になるわけだ」

このことに従えば睡眠時間が長い人は比較的夢を見やすいという道理になる。

「明晰夢に対する今日の関心の高まりに大きく貢献した本を書いた人がもう一人いる。それはカルロス・カスタネダである」

カスタネダにもまさに『夢見の技法』という著作がある。未読なので探してみよう。

ちなみにカスタネダを日本に初めて紹介したのは先日逝去された鶴見俊輔氏。

さらに第三章で印象に残った文言を以下に抜く。

「私は、明晰夢を見る人は明晰夢のさなかに自分が望むあらゆる方向を自由に見ることができると知っていた。私自身がそれをやってのけたからだ」

明晰夢とREM睡眠中の眼球運動の方向性が密接な相関を持っているとは知らなかった。

「コロンビア大学のロバート・K・マートンは、ほとんどすべての主要な科学的着想が、「独自に」研究している研究者らによって、たまたまというより、非常にしばしば、ほぼ同時に思いつかれていることを示した」

微分法のニュートンとライプニッツ、進化論のダーウィンとウォレス、最近だとiPS細胞の京大山中教授とウィスコンシン大学ジェームス・トムソン教授らのシンクロニシティを想起。

「あるときは大規模にあるときは小規模に、歴史はまさに繰り返す」

御意。

天佑なり』は17歳の是清が大学南校を辞職し唐津藩で洋学校「耐恒寮」を立ち上げるくだり。東京駅の設計者でもある辰野金吾もこの耐恒寮で学んでいたことを知る。

わかこ酒(1)』のっけから鮭の皮で冷酒をやるくだり。女の子版の『孤独のグルメ』的な作品。何人かの友だちのことが頭に浮かぶ。

Rin(3)』を読了。伏見は編集者武藤のアドバイスに従いエロ要素をふんだんに盛り込んだ新作野球漫画でトーラス月間優秀賞を受賞する。

仕事帰りにABCに立ち寄る。数冊中身を見るも一冊も購入せず。