Ikasuji Blog @20150720

ピクサー流 創造する力』(Ed Catmull, Amy Wallace/ダイヤモンド社)はピクサーの大株主であったスティーブ・ジョブズとのビターな思い出や「トイ・ストーリー2」の製作過程におけるディズニーとピクサーの温度差の違いのくだり。「個人ですばらしい仕事をする天才がいる対極には、いろいろな考えが集まるからこそ卓越する集団がある」という一文に首肯。

黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』(リチャード ロイド パリー/早川書房)は冗長さについていけず1/5読み進めたところで放り投げる。『捏造の科学者 STAP細胞事件』(須田桃子/文藝春秋)を読了したばかりでドキュメンタリーに対するハードルが上がっているせいかもしれないが、本筋から離れた記述が延々と続きついていけない。読了した部分から学んだのは外国人パブの経営者が語る客の心理を観察する技術。こうした店が儲かるのは客の滞在が1時間を越えたところからなので、最初は必ず性格がよくてかわいい女の子をテーブルにつけ、一時間が1分でも過ぎると容姿の劣る女性に接客させる。そうすると客は最初の女性ともう一度話したくなり延長する可能性が高い、というもの。確かに思い当たるフシがある。

紛争解決人』(森功/幻冬舎)はインドのスラム街でのフィールドワークのくだり。ソーシャルワーク系のNGOのどんぶり勘定について。この本は文藝春秋の鼎談書評で絶賛されていて読み始めた本だが、ここまでは個別ケースのエピソードに終始していてまだ全体像が掴めない。また、著者の森功氏は元少年Aの『絶歌』(元少年A/太田出版)について感情的な批判を展開している人で僕とは意見が異なるため、より冷めたモードで読み進めているせいかもしれない。

天佑なり』(幸田真音/角川書店)は和喜次(高橋是清の幼名)が横浜でボーイをしながら英語力を磨くくだり。歴史的事実としてはこの後米国に渡り奴隷になってしまうはずなので、ドキドキしながら読み進める。

夜明けのブランデー』(池波正太郎/文藝春秋)は自著の文庫化に際して「女中」を「仲居」にしてもらえないかという要望を受けるくだり。

@厠

知のトップランナー149人の美しいセオリー』(リチャード・ドーキンス他/青土社)は進化生物学者のアルマン・マリー・ルロアが選んだ「プライス方程式」について。

@湯船

文藝春秋2015年6月号』は伊集院静の『文字に美はありや』

@コミック

Rin(1)』(ハロルド作石/講談社)の途中まで。高校時代の甘酸っぱい記憶がよみがえる。もし生まれ変わりなどというものがあるなら漫画家を目指したいな、と思う。

ドラゴン桜(5)』(三田紀房/講談社)の途中まで。作者が専門家に取材をし、その内容をキャラクターに語らせるという手法は時に読み手の没入を妨げる。この残念さは村上龍の作品にも共通する、などと考えながら。

@雑誌

PEN「今読みたい日本のマンガ」』(CCCメディアハウス)で『ランド』(山下和美/講談社)のあらすじを読み興味を惹かれる。『浦沢直樹の漫勉』でこの作品の執筆プロセスが放送されていたのを思い出し、第一巻を購入してみる。その他数冊Amazonマーケットプレイスで1円で買える作品のみ第一巻を注文する。

日経ビジネス』(日経BP社)は「世界鳥瞰」ボーイング新CEOが抱える課題。日経ビジネスは逆立ちをしながら読むだけなので遅々として進まない。

One clap, two clap, three clap, forty?

By clapping more or less, you can signal to us which stories really stand out.