tamari
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Aug 8, 2017 · 2 min read

父方のおじいちゃんは歌うことが好きだった。のど自慢にも出て、賞をもらったほど。

親戚みんなでホール会場に応援しに行ったのを今でも覚えている。

おじいちゃんは、歌う時にリズムを取るために指揮者のように手を三拍子、三角の形を描きながら歌うスタイルを貫いていた。

家の目の前には小学校があって、毎年夏には校庭で盛大な祭りが行われる。大きな舞台が作られ、そこで吹奏楽部の生徒たちをバックにおじいちゃんが歌うというもの。そのことが新聞にも載ったり、TV取材が来たり、その辺では有名なおじいちゃんだった。

歌う以外に、アコールディオン伴奏者でもあった。大きなガラス張りの玄関でパイプ椅子に座り、足元には愛犬ハチが寄り添い、外の景色を見ながらよく弾いていた。

今思うと誇らしく自慢のおじいちゃんだった。

そんなじいちゃんに一度だけ怒られたことがあって、幼いながらその時から「じいちゃんは怖い」と認識して甘えたりしないようにしていた。母もその件で呼び出されてしつけを怒られたと、大人になってから聞かされた(母ちゃんごめん)。

寝る前には焼酎をグラスに入れて、寝室に持って行く姿をじいちゃんちに泊まる夜には必ず見ていた。毎晩晩酌しながら寝るのだ。

音楽を愛し、酒を愛す。

じいちゃんの血がわずかながら私にも流れているなぁと最近思う。

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