私はいかにしてリアムを愛するようになったか?

どのようにしてリアムにハマったのかという質問があった。どのように答えるのがよいかしばらく考えたのだが、自分の音楽遍歴と合わせて語るのが一番と思うので、話が回りくどくなるのを承知で Beady Eye 初期までについてここにまとめていきたい。

自分が洋楽を聴くようになったのは中学3年生の頃、近所のゲオでなんとなく手に取った LINKIN PARK の Minutes To Midnight と My Chemical Romance の The Black Parade に衝撃を受けたのがきっかけだった。それまでミスチルやスピッツを聴いていた自分に、ラウドで攻撃的なサウンドは新鮮だった。

もっと洋楽を聴いてみたいと思った当時の自分は、とりあえず本屋でロキノンの年間ベスト号を購入し、そこにランクインしているバンドを片っ端から聴いてみる。そしてその年、ロキノンが年間ベストに選んだアルバムこそ Oasis の Dig Out Your Soul だった。つまり、これが自分とオアシス、つまりはリアムを知った初めての瞬間だ。

しかしテツ少年はオアシスはいい曲もあるけどなんか地味と言い退け、Slipknot や The Offspring ばかり聴いていた。オアシスの解散の一報を耳にした時も、「これがwikiにあった解散するする詐欺か!」ぐらいにしか思っていなかった。

しかしその後、高校生になってからは進学校の受験プレッシャーにイマイチ乗れなかったり、リーマン・ショックのおかげで家庭内不和が生じたりと気が重い時期が続いたことで、聴くバンドも徐々に Radiohead や My Bloody Valentine など陰鬱な感じのUKロックに移っていく。オアシスやブラーなども聴いてはいたが、たまに聴く程度だったのではと思う。

そして2011年、だんだんとギターロックに自分の関心が移っていたその年にBeady Eye の来日があった。当時、リアムのことは問題児の不良的なイメージしか持っていなかった自分が激戦が予想された東京公演のチケットをとりあえず全3日間予約したところ、あろうことか全てご用意されてしまった。3日間もいく必要ないだろうとは思ったが、なにぶんパフォーマンスが不安定なリアムのことである。当たりの日もあれば外れの日もあるだろうと3日間発券してしまう。

話が前後してしまうが、自分がリアムに好印象を抱いた一つのきっかけとして、3月の震災へのチャリティーコンサートをリアムが主催したことが挙げられる。やはりリアムに不良的な印象しか抱いていなかった自分にとってこのようなリアムの側面を見たのは意外でもあった。中継されたラジオを徹夜で聴き続けたことを覚えている。

ちなみにBeady Eye の初来日であり、自分が初めてリアムを拝んだのは8月のサマーソニックなのだが、暑い中パーカーを脱がずに歌っていたことが印象に残っているくらいで、あんまり覚えていない。やはりその頃は今ほどの思い入れはなかったのだろう。

待ちに待った単独公演初日、この時のリアムは神がかっていた。一曲目はチャリティーで初披露したビートルズの Across The Universe 。熱狂したファンはリアムを軸に重力に引かれるように押し寄せる。背後にデカデカと映し出された日の丸の前で堂々と歌い上げたリアムの姿に、自分は一種の宗教的啓示を受けたのだった。その晩、「俺はリアムになる。」というようなことをツイートしたのではないかと思う。

そしてまた、これが自分の人生を変えたのではと言っても過言ではないと思うが、ライブの数日後、あろうことか自分はリアムと一緒に品川・東京間を新幹線移動することになる。

その日、twitterでは大阪公演を終えたリアム御一行を大阪で出待ちしていた人たちの情報が流れていた。その中に、リアムは何時の新幹線に乗ったから東京に着くのはいつ頃になるだろうという情報が紛れていた。やる気のない受験生だった自分は、リアムが降りるのは東京駅よりも品川の方が可能性が高いという話を信じて、品川へと向かった。

しかし、新幹線の改札が二つあるのである。これではどちらで待機すればいいかわからない。それならばいっそのことホームで待機しようと入場券を購入し、グリーン車のあたりへ行くと、そこには同じことを考えていると思しき人が数人そこで待ち構えていた。

ついに新幹線が到着する。しかし、待てどもメンバーは降りてこない。すると先ほどのファンの一人が「リアムが乗ってる!」というではないか。困惑する自分はその人に促されるがままに入場券で乗車。なぜかファンの先頭になってしまった私はスタッフ&ゲムと談笑するリアムのもとに駆け寄り、 Supersonic の一節でもある Give me your autograph を半ば過呼吸気味になりながらリアムに告げた。すると、リアムはステージでは滅多に見せないような笑顔のまま私のペンと Beady Eye の紙ジャケを手に取り、そこに大きく LIam G のサインをしてくれた。そしてその笑顔で自分に頷いてくれたのである。肩を叩かれたような記憶もあるが、これは順番を譲るように促すスタッフによるものだった気もするが、そこは美化してリアムに優しく肩を叩かれたということにする。

ついでにゲムのサインも貰い、私はリアムに忠誠を誓った人間として品川に戻って入場券で改札をくぐったのだった。ところでアンディはファンにサインしていて新幹線に乗り遅れたらしいです。(続くかな?)

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