Twitterで特定の単語を含むTweetを自動で拾ってSlack通知する方法

コード不要で自動エゴサが捗る

福本 晃之 | Teruhisa Fukumoto
9 min readJan 26, 2020
画像はIFTTTの公式ホームページより

この記事は、2018年5月に書いた以下の記事のアップデート版になります。『IFTTT』(後述)のUIが変わってしまい、対応できないドキュメントになってしまったので、2020年1月のUIに対応すべくアップデートします。

できること

  • Twitterで任意のハッシュタグor単語を拾い、そのツイートをSlackの任意のチャンネルに通知する

僕は主に自分の運営しているコミュニティのTwitterハッシュタグでこの設定を行っております。

当日のイベントの盛り上がりをリアルタイム追えるのはもちろん、会場の関係で参加者と連絡を取る必要があった場合、早めにツイートに気づくことができます(夜遅いと出迎える必要がある時など)。

気を付けなければならないこととして、IFTTTからの通知もSlackのメッセージにカウントされてしまいます。有料プランでない方は上限に達する速度が高まるのでご注意を。

TL; DR

  • IFTTTを使おう

使うサービス

みんな大好きIFTTT(イフト)です。

先ほど引用した過去のQiita記事にもあったとおり、僕はニュースの自動通知などに利用しています。うまく使えばTwitterのエゴサにも利用できるので、今回はそちらの使い方をご紹介します。

一連の流れ

新規登録

まずは新規登録から始めましょう。右上に”Sign up”があります。過去に利用したことがある人は、”Sign in”で開始できます。

はじめて利用するときは右上の「Sign up」から

その後、以下の画面に移ります。メール&パスワードでの登録も可能ですが、会社やコミュニティでの利用で複数アカウントを使い分けることが多いので、個人での利用はFacebook、会社やコミュニティはGoogleでの認証をオススメします。

スマホアプリは使ったことないな…

認証が終わるとユーザー登録完了です。

非常にステップ数が少なく、サクサクと進められるのが良いですね。その後、オススメのApplet(後述)がランダムで画面に表示されますが、一旦☓でスキップしましょう。

Appletの作成

さて、いよいよ通知設定の作成です。IFTTTでは、”通知のトリガー””通知する先”の設定のセットをApplet(アプレット)呼び、このApplet単位で通知を管理することができます。

先ほどオススメのAppletをスキップすると、以下の画面(IFTTTのメイン画面です)に遷移します。

わかりづらい。普通「Get more」やと思うやん…

ここが少し分かりづらいのですが、右上の自分のアイコンをクリックするとメニューバーが表示されます。その中から”Create”をクリックすると、Appletの作成が可能です。

トリガー設定

Appletでは、最初にトリガーを設定します。トリガーは「何かが起きたら」の”何か”を示すもので、何を通知をしたいのかを表す設定です。

ここもちょっと分かりづらいけど、こだわりを感じるページ

上記の”+ This”の部分をクリックすると、以下の画面が出てきます。お分かりの通り、ここからトリガーを設定するサービスを選べます。

今回通知したい対象はツイートなので、もちろんTwitterを選びましょう。対応しているサービスが膨大になるので、”Twitter”で検索してしまうのが良いかと思います。

Twitterを選択すると、Twitterアカウントの認証が必要になります。”Connect”をクリックし、ご自身のTwitterアカウントと連携しましょう。

IFTTTが勝手にTwitterのアカウントでツイートをするようなことはありませんので、ご安心ください。

Twitterアカウントの認証が終わった後は、トリガーの詳細設定に移ります。いくつか選択肢がありますが、今回は”New tweet from search”をクリックしましょう。「検索結果に新しいツイートがある」という意味になります。

ここで、ようやく検知したい単語を登録することができます。検知したい単語はできるだけ正確に入れましょう。クォーテーションで囲むことで単語の組み合わせの検知も実現できます。

しれっと自分のコミュニティを宣伝

アクションの設定

さて、ここからはAppletの”アクション”を設定します。アクションは、トリガーの条件を満たしたときに「何をするか」の設定です。

先ほどのTwitterのトリガー設定が終わったら、以下のような画面に遷移します。以下から”That”の部分をクリックしてください。

すると、アクションを設定するサービスを選択できますので、”Slack”を選びましょう。ここは、トリガーを設定したときと同じですね。

すると、以下の画面が表示され、SlackとIFTTTとの連携を求められます。”Connect”をクリックしましょう。

すると、Slackの認証画面が出てきます。Slackにログインすると以下の画面が出てきますので、”Allow”をクリックしましょう。

Slack認証が終わったら、以下の画面に遷移するので、”Post to Channel”をクリック。

クリックすると、通知の内容を設定することができます。

「Which channel?」から通知先のチャンネル(およびCMや鍵チャンネル)を設定してください。「Message」から下は基本的にはデフォルトで大丈夫です。

レビューして完了

最後に、以下の”Finish”ボタンをクリックすると完了です。

念のため、設定したTwitterのハッシュタグに間違いがないかを確認してください。また、”Finish”をクリックしないとAppletの作成が完了しないので、先ほど”Create action”をして満足してブラウザを閉じたりシないように気をつけてください。

”Finish”をクリックし、Appletのサマリ画面が出てくれば完了です。お疲れさまでした。

Appletの設定内容はいつでも変更できるので、変更する際は右上の”Settings”をクリックしてください。Appletを削除する際も同様です。

送られてくる通知の内容

ちなみに、デフォルトの通知設定では以下のようなメッセージが送られてきます。リツイートなども飛んでくるので、人気のある関連ツイートも見ることができますね。

~ テーマフリー ~がMD扱いにされて削除線に…

ちなみに、今回の記事の内容は私の運営している『Gotanda.rb』というコミュニティで行った工夫になります。よろしければイベントにもぜひ参加してみてください。

--

--

福本 晃之 | Teruhisa Fukumoto

Web Developer at Smartround.inc / Computer Science Student at Teikyo Univ / Kotlin(ktor), TypeScript(Vue), Ruby(Rails), Terraform, Python etc...