超個人的SXSW 2020 注目セッションリスト(6)

Tetsuya Sasaki
21 min readMar 8, 2020

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34年の歴史で初めて中止となったSXSW。見たかったセッションが山ほどありますが、このままお蔵入りさせるのももったいないので公開します。。基本英語得意じゃない私がGoogle翻訳を駆使しながら調べたものです。他にもおすすめとかあれば教えてください。Day6はロジャー・ウォーターズ×マイケル・ムーア、ニューロサイエンスなど。

Day6(MAR 18)

Space Gold Rush

MAR 18, 2020 | 11:00AM — 12:00PM
今日、革新的な起業家は次の「ゴールドラッシュ」のために西側ではなく、空を見ているとし、小惑星の採掘、3Dプリンティング、衛星サービス、宇宙での鋳造などのビジネスが予測される。スペースラッシュは私たちの世界と私たちの生活をどのように変えるか?
登壇者はオンラインビデオ「Space Craft」シリーズを手掛けるLoren Grush、 米航空機・宇宙船の開発製造会社Lockheed Martinの VPでありPlanetary Resourcesの元CFOやSpace AngelsのCo-FounderでもあるJoe Landon、NASAのチーフエコノミストAlex Macdonald、 商用小惑星採掘遠征を描いたリアリティのある宇宙SF「Delta-v」の作者Daniel Suarez。

Space Viruses! Preventing the Next Deadly Outbreak

MAR 18, 2020 | 11:00AM — 12:00PM
宇宙ウィルスについて。人類とインフルエンザ、エボラウイルス、はしかなどの感染症の闘いが、これまでに戦ったこともない、地球外からのウィルスとの闘いとなったらどうなるだろうか?有人宇宙飛行により人類は新たな生物学的脅威にさらされる。宇宙のウイルスや細菌が地球上の人間、動物、または植物に感染する機会を持たないようにせねばならない。 Mexico Ministry of Health(メキシコの厚労省)Luis Alberto Ochoa Carreraが語る。

Keeping NATO’s Technological Edge

MAR 18, 2020 | 11:00AM — 12:00PM
史上最強の軍事同盟であるNATOにおける、技術およびサイバーリーダーの NATO Communications and Information Agencyが語る。同組織の専門家は、人工知能、機械学習、宇宙などの新しい領域でのアライアンスをサポート。2019年12月にはNATOは宇宙を作戦領域化、人工衛星の防衛強化を進めている。現在、NATO宇宙技術センターを設立するための準備も行うなど、NATOが宇宙でイニシアチブを握るための取り組みを紹介する。

Leadership in Emerging Transportation Technologies

MAR 18, 2020 | 11:00AM — 12:00PM
米運輸省による、輸送技術のリーダーシップについて。自動運転車(AV)には、グローバル社会の安全性、経済成長、および全体的な生活の質を向上させる可能性があるとし、米国運輸省とホワイトハウスは2020年1月、自動運転開発のガイドライン「AV 4.0」をリリース。38の連邦政府機関にわたるAV技術に対する一貫した米国政府(USG)アプローチの概要を示した。米運輸省がAVのイノベータや起業家を支援するために行っていることや利用可能な連邦政府のリソース、コラボレーション手段を紹介。

Design For Individuals Not ‘People’ Using Mindsets

MAR 18, 2020 | 11:00AM — 12:00PM
「マインドセット」による、「人ではない」個人向けのデザインについて。 人々は、今やサービスやブランドに対し、ユニークな個人として見て欲しいと要求する。最早「ミレニアル世代」や「退職者」を、同じ価値やニーズを共有する同種扱いすることはできない。人々のためのデザインから個人のためのデザインに移行するために際有用となるのが「マインドセット」であり、「マインドセット」がヘルスケアの選択から下着の購入場所まで、あらゆる点で人々の行動をどのように知らせるかについて紹介する。 アクセンチュアが買収したデザインファームFjordの Managing Directorが語る。

Music Keynote: Roger Waters in conversation with Michael Moore

MAR 18, 2020 | 11:00AM — 12:00PM
ミュージックのキーノート。元ピンクフロイドのロジャー・ウォーターズと ドキュメンタリー映画監督マイケル・ムーアの対談!

Featured Session: Van Espahbodi & Ned Desmond Discuss Startups in Aerospace

MAR 18, 2020 | 11:00AM — 12:00PM
航空産業のスタートアップについて、TechCrunchのヴァン・エスパボディと Starburst Acceleratorおネッド・デズモンドが語る。航空、宇宙、防衛におけるテクノロジーとベンチャーの動向について説明、超音速ジェット、小型衛星、3Dプリントロケットエンジンなどを製造する新興企業の台頭を強調。航空宇宙産業の新興企業への資金は2019年に50億ドルに到達、年間2000を超える新興企業が資金調達しており、参入障壁は下がっている。大きなアイデアから始めて、政府や業界のキャプテンとビジネスを行う競争力のある会社にスケールするために必要な資金調達、ピッチ、成功モデルへのアプローチについて議論する。

Swarms: Current Research and Future Applications

MAR 18, 2020 | 11:00AM — 12:00PM
タスクを達成するために協調動作するロボットの群れ「Swarms」システム。「Swarms」は、農業、環境監視、捜索救助、惑星探査、建設、倉庫自動化、小包配達、ナノ医療などの分野での課題に対するソリューションを提供できうるとする。単一のロボットとロボットの群れを操作することには根本的な違いがあるとし、南カリフォルニア大学、モントリオール工科大学、リバーアナリティクス、NASAジェット推進研究所などで構成された専門家委員会が、同システムの現在の研究開発の状況、将来の応用、導入と広範囲の使用に伴う課題について議論する。

Concerts in the Era of Spatial Computing

MAR 18, 2020 | 12:30PM — 1:30PM
空間コンピューティング時代のコンサートについて。VRやAR等の空間コンピューティング技術の登場により、現実の境界が曖昧になり、ミュージシャンとフェスティバルはファンとつながる新しい方法を模索している。Coachellaなどのフェスティバルでは既にARをステージやアートインスタレーションに統合している。コンサートやライブパフォーマンスを体験する新しい方法について議論する。

Tech-Free Service Design: Mumbai’s “Dabbawalas”

テックフリーのサービスデザイン、ムンバイの「ダッバーワーラ―」について!以前聞いたこともあるこの超特徴的な仕組み「ダッバーワーラ―」は、デジタル技術を一切使用せずに世界で4番目に人口の多い都市ムンバイで1日あたり最大20万個のランチボックスを配達する。5,000人の配達人が働く人の自宅から職場まで手作りのランチボックスをリレー形式で配達し、昼食時間までに職場に届けられ、その日にランチボックスを家に戻す。主に文盲で分散した労働者「ダッバーワラス」が中心となるこの仕組みは、完全にアナログなモデルでありながらも600万回の配送で1回未満のエラー発生率を誇り、効率、正確さ、信頼性の面からもサービスの伝説といえる。

The Billion Year Archive and Lost Lunar Library

MAR 18, 2020 | 12:30PM — 1:30PM
10億年のアーカイブと失われた月の図書館。2019年4月、 イスラエルのSpaceILの月探査機Beresheetは月に墜落した。乗っていたのは、人類の歴史、科学、文化の3千万ページ以上のアーカイブであるLunar Libraryの最初の記事。Lunar Libraryは、地球という惑星のバックアップを作成することを目的とした、Arch Mission財団による太陽系全体の10億年分のアーカイブの一部である。
Arch Mission財団の共同設立者であるNova Spivackが同財団の野心的な使命、「Arks」を作成するために開発された画期的なストレージテクノロジー、Lunar Libraryの運命について説明する。彼はまた、太陽系全体に及ぶ将来の計画と、惑星間インターネットの開発をどのように支援していくかについても話すという。

Self-Driving or Assisted: What Does My Car Do?

MAR 18, 2020 | 12:30PM — 1:30PM
Autonomous, Self-Driving, Automated, Assisted Drivingなどと表現される昨今、自動運転システムと高度運転支援システムを区別し、搭載されている安全支援機能について消費者と潜在消費者を教育する方法について説明する。登壇者はConsumer Reports、National Safety Council、National Highway Traffic Safety Administration (NHTSA)、Waymo。

Eyes Off The Road! Universal’s Drive For In-car VR

MAR 18, 2020 | 12:30PM — 1:30PM
ユニバーサルの車内VRドライブについて。自動運転車が次のエンターテインメントのフロンティアであるとし、ユニバーサルはドイツのスタートアップHolorideおよびコンテンツスタジオREWINDと協力して、未来の車内エンターテインメントエクスペリエンスを形成している。
VRコンテンツをリアルタイムで車両のデータポイントと照合し、乗り物酔いの軽減にも役立つ没入型のエクスペリエンスを作成、コンテンツは高度やルートのタイプ・長さとも一致するという。
自動運転車が「移動する居間」を現実のものにし、メディア革命が進行中だという。

Alienating Mars: Challenges of Space Colonization

MAR 18, 2020 | 12:30PM — 1:30PM
人体は地球上の生活に最適化されており、火星の環境には不適合であるものの、CRISPRのような遺伝子編集技術により、人類のDNAを書き換えて適応できる方法があるかもしれない。火星での生命の証拠はまだないが、植民地化される火星の立場で考えるとどうなのか、土地の所有権の問題や、人間を火星に導く過程で、価値が損なわれるような可能性はないだろうか。宇宙植民地化の課題について考える。

Accessible Transportation for All

MAR 18, 2020 | 2:00PM — 3:00PM
誰もが利用できる交通手段について。2019年10月、米運輸省は、障害者、高齢者、低所得者向けの交通手段へのアクセスを拡大するための約5,000万ドルの新たなイニシアチブを発表した。これには、コミュニティがすべての人の独立したモビリティを促進する革新的なビジネスパートナーシップ、テクノロジー、およびプラクティスを紹介するための最大4,000万ドルが含まれる。本パネルでは、 “complete trips”のビジョンと、資金調達機会を活用する方法について説明する。

Quantum Technology: Changing the World

MAR 18, 2020 | 3:30PM — 4:30PM
量子テクノロジーについて。Rigetti Computing 、Bryce Space & Technolog、Microsoft 、Q-Ctrlの4人の専門家が量子技術とアプリケーション、量子コンピューティングやその他の関連する量子技術と、世界の最も差し迫った課題のいくつかを解決する方法について説明する。

Living on Mars, Beyond Surviving

MAR 18, 2020 | 3:30PM — 4:30PM
火星への移民について。火星以降の持続可能な居住ソリューションを作成するために必要な建設技術をどう進歩させるか。NASAの専門家、建築家、および南極基地の司令官が集まり、人々が住み、宇宙の遠くを探索できる環境を作成するために必要なものについて話し合う。

You: The Secret to Rebuilding Trust in Tech

MAR 18, 2020 | 3:30PM — 4:30PM
AIの信頼性について。Fast Companyの寄稿者であるMeghan E. Butlerがホストを務め、Dell EMCの社長兼CTOであるJohn Roese、IBMのAI倫理グローバルリーダーであるFrancesca Rossi、Cambrian AIの創設者であるOlaf Grothと議論する。

Moon XR: Speculative Storytelling and Future Media

MAR 18, 2020 | 3:30PM — 4:30PM
1969年の月面着陸は、人類の歴史、ひいてはメディアの歴史において極めて重要なマイルストーンとなった。ニール・アームストロングとエドウィン・「バズ」・アルドリンは、月面を歩く最初の人間になったが、物語は永遠に語られている。
新興メディアがどのように新しい社会的マイルストーンの経験を形成することができるかについて。

Self-CEO: High Conscious for High Performance

MAR 18, 2020 | 3:30PM — 4:30PM
ニューロサイエンスが、自身のポテンシャルを最大限に高め、感覚を向上させ、意識を高めるツールとして活用できるというセッション。FLAGCXは、MITの神経科学者のマスター研究者兼アーティストであるAdam Horowitzとペアを組んで、新しいツールと手法を導入。開発されたツールの1つであるMatrixof Meは、生涯学習を改善するためのものであり、もう1つのMind-Wanderingは、パフォーマンスに対する意識を向上させる画期的なエクササイズであるという。

See Me, Smell Me, Touch Me!

MAR 18, 2020 | 5:00PM — 6:00PM
視覚、嗅覚、触覚の拡張について。新しいインタラクティブで多感覚のVR体験「Fly」の作成者であるCharlotte Mikkelborg、The Voidの共同創立者兼クリエイティブディレクターであるCurtis Hickman、Sussex Computer Human Interaction Lab、Disney Research、FacebookのRealityの研究科学者らが登壇する。

Should Humans Explore the Moon or Mars Next?

MAR 18, 2020 | 5:00PM — 6:00PM
人類は次に月か火星、どちらを探査すべきか? 火星を探査する前に、月に戻るべきか?月を探査すると火星探査に役立つのか?それとも火星探査のリソースを奪うことになるのか?火星探査することさえせず宇宙探査の将来のために月を探査すべきか?Everyday Astronaut、SpaceXに加え宇宙関連メディア関係者が議論する。

The Apollo 11 Moonshot: Making the Impossible Real

MAR 18, 2020 | 5:00PM — 6:00PM
「One Giant Leap: The Impossible Mission That Flew Us to the Moon」の著者が登壇。ケネディ大統領が「月に行こう」と言ったとき、それは不可能だったが100か月もたたないうちに実現した。月への競争は私たちの生活を変えたが、今日直面している最大の問題に取り組むための貴重な教訓もあるとする。

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Tetsuya Sasaki

ちょっとした気づきを書いていくつもりが、SXSWのセッションや音楽の見たいものリストのメモみたいになってます。