万物理論

「営業やりたくない」なんてもったいない。なぜ文系人材はファーストキャリアとして営業職を経験すべきなのか?
https://note.mu/soutaros/n/nec2fecb4ce86

読んだけど、凄いなーと思って。

この手の記事を見るといつも思うけど、あなたの経験則が世間一般に通用するわけではないですよ、と思う。
若いとか年配者だとか、経験年数の問題ではない。自分の観測範囲での経験則が世の中に適用できるという無邪気さが「なんだかなー」と思わせる。
寧ろ、経験を積んでいい歳になってる人間が、自分の経験という物差しだけで世の中を計ってしまうという事の方が残念度は高い。若い人間の方がそんな風に思いこんでしまうのはよくあることだから、まだ若いですな、で許せるけど。

「私はこういう経験をしました、この経験によって見つけられた法則は私以外の人にも当て嵌まるのではないでしょうか、違うかもしれないけど」くらいなら分かるけど
「私の経験はとても貴重なもので、これは世間一般にも当て嵌まります、ドヤ」みたいなのは、あまりにも世間を知らな過ぎるでしょ、と思ってしまう。

人間、全ての職種、立場を経験するなんてことは不可能なので、あらゆることを経験した人間以外は自信を持って発言してはいけない、なんてことは言わない。
ただ、自分の知らないことは沢山あるという想像力は絶対必要だ。知らない分野のこともあるけど私の知見ではこうでした、くらいの奥ゆかしさは必要じゃないかな。

よく、ソフトウェア技術者が「技術」を語る記事を目にするけど、彼らの分野における法則が他の技術系分野に汎用的に当て嵌まるかというと、そうでない部分も沢山あるんですよね。
土木、建築、機械、電気、電子、化学と様々な分野に技術はあるわけで、ソフトウェア技術の経験則が当て嵌まらない事柄があるのは簡単に想像できる。なのに汎用的な技術的知見であるように語られると「なんだかなー」という気分になる。

私には知らないこともありますとか、当て嵌まらない場合もあります、なんて全てに注釈つけてたら話が進まないということもあるし、説得力のない文章になるということはある。でも、そういう感覚を持ってるのか持ってないのかは、文章を読むと分かるんですよね。滲んでくるものがあるから。

なんでも断定して言い切ってしまう方が自信に満ちた発言に見えて説得力を与えるということは確かにある。そうするようにって営業してる時に習ったわ。

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