『組織パターン』読みました。

翔泳社の50%セールに便乗して、大量に本を買い込んだ。

翔泳社のこのタイプの本としては珍しく、非常に抽象的なタイトルの『組織パターン』。自分としては各パターンと対処方法に納得できるとてもいい本でした。

『デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか』とかも読んだのですが、同書は逼迫した状況下での組織が陥る問題のパターンにフォーカスを当てていました。ですが今回の本はもっと広範な、様々なフェーズで陥る組織的な問題と解決方針を列挙しています。

「組織として陥る問題Xは、具体的にこういう事態を巻き起こす。問題が起こる理由はかくかくしかじかで、それゆえにこういう解決策がある」というのを淡々と、パターンごとに解説していくものです。


印象に残った内容

  • 「4.1.9 細かいリスケをしない」の、細かくリスケするのではなく一度だけ大きくリスケをするという話
  • 「4.2.2 組織を細かくする」の、組織を小さく保つことで、各位がプロジェクトがどう動くか把握できるという話。「うまくいっているプロジェクトにはうまくなじんだプロセスがある。そして、プロセスがうまくなじむのは、自ら引き受ける姿勢とその恩恵が広くいき渡っている場合だけだ。」
  • 「5.2.11 汎用的なものと個別なもの」の、新人と職人の仕事の割り当て方。「問題を汎用的なものと個別なものとに区別しよう。汎用的な箇所には、職人、すなわちフレームワークの設計者を充てよう。新人プログラマには個別な場所を設計させよう。」

あたりでしょうか。

総じて意外だったのは、この本は完成されたプロダクトの運用フェーズでのマネジメントではなく、新規開発において少人数で効率よく開発していく際の組織パターンの取り扱いがメインだったということです。出版社や表紙的にゴツくて大規模開発向けかと思って読み始めてみたら、読了後は逆の印象になっていました。

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