DroidKaigi 2018のオープニングの話

Director: Taiyo Yamamoto (@frnbr)
Music: 100-200 (@100_200)

映像の中に出てくる名前は、全90名の登壇者。これまでより少し大人っぽいオープニングの制作舞台裏を少し紹介したい。


「昨年に引き続き、またお願いします!」と昨年の2人に声を掛けさせていただき、2017年11月上旬に制作をキックオフ。

大体の方向性は最初の30分のSkype打ち合わせで決まった。今回の場所はホールだから照明落として上映できそう、海外からの登壇者も増えたよ、などなどの情報と、いくつか挙げていただいたリファレンス映像を参考にしつつ、今回は数字などのファクトを出すこれまでの流れから少し変えて、登壇者の名前を出そう、などの全体の方針はここで決まった。

それ以降はテキストのチャットとDropbox Paperの非同期なやり取りですべてが完結。忙しいスケジュールの隙間を縫って対応いただいた。

Taiyo氏は映像制作が本業なのだけど、Androidに造詣が深く、Material Designも全部把握していて、自分がコンセプトも方向性もほぼ丸投げな形でお願いしているにも関わらず、完全にテーマに沿ったコンセプト出しから映像まで完成させてしまうので本当にすごい。

■ コンセプト
メインビジュアルから発展させたもの。マテリアルデザインのモチーフとして使われている「紙」を想起させるような質感を意識。
断面を段ボールにして手作り感 = 自分たちで作り上げるイベントであるという点を匂わせる。


■ アニメーション方針
地面として白い紙があり、そこから□◯△のオブジェクトがせり出てくる。同時にオブジェクト表面に色が付いていき、各面ワイプで塗り色が変わるなどのシンプル目なモーションを当てる。
文字はさり気ない程度に動かす(Animography的な事もいけるが文字量と尺から見て微妙そう )。
尺は、全ての文字を読ませるのは難しいもののある程度読めそうかな、ということで6秒程度。
アクセントとして寄り引きのカットをインサートしてから文字を出すカットに移行する箇所も作りたい。その場合はインサート含め6秒にする。

スタートから少し期間が空いて、1月下旬に上のようなコンセプトと静止画Vコンテが上がり、ここから音楽に100-200も入ってイメージに合わせた曲のデモを3パターン用意。彼もまた何のディレクションもなくイイカンジの曲を作ってくれてほんとすごい。ちなみに高校の後輩で本業はソフトウェアエンジニア。

上がってきたデモの中から全員一致でこれという方向性が決まり、以後映像と音楽それぞれ並行して調整が進む。

自分の発言の中身が薄すぎて不安

ここから最終的に完成版が上がったのは、DroidKaigi 2018初日の前日の深夜。スタッフを含め、まだ誰も見ていない映像をぶっつけ本番で公開する形となった。

たった60秒の映像。このホールに集まった全員に、いよいよDroidKaigiがスタートするぞ!という空気を感じてもらえたのではないかと思う。

そんなこんなで、二人の協力を得て、今回も素敵なカンファレンスのスタートを切ることができた。いつも無茶振りに応えていただき、ありがとうございます。

おまけ: 自分がやったこと

自分がやったのは、制作の依頼と、方向性の相談と、進捗の確認と、当日に映像を流しただけ。といいつつ、なんだかんだ最後のやつは、プロダクションで直接作業してるようなもんで、とても緊張する。

当日時間がなさ過ぎて、ほぼぶっつけ本番でこいつと向かい合うことになった

会場に到着後、

  • ホールで自分のMacを接続できる+照明操作できる場所を確保
  • Macを接続して画面出力を確認
  • @pside氏お手製の会場案内兼ビジュアライザを表示
  • (この辺で既に参加者の方が入場開始している)
  • 前日用意したAndroidなBGMを流し音量調整
なおBeatport Mixesが終了してしまったので今年は残念ながらMix公開はありません
  • Audio HijackとSoundFlowerで音声をブラウザのInputへルーティング
  • プロジェクタ映像の会場音声の同期を調整
表示が出音よりも160ms程遅く、ビジュアライザが同期して見えなかったのを補正
  • ChromeからKeynoteへの画面遷移の調整
  • 照明まわりの操作の確認

その後、スタートの指示を受けてすべての照明を落とし、オープニング動画埋め込み済みのKeynoteを再生開始、オープニングが流れ、終了のタイミングで @red_fat_daruma の開会アナウンス、ステージ周りの照明だけ上げ、主宰の mhidaka がステージに登場、入力を登壇者のPCに切り替え。

DroidKaigiのスタートの舞台裏ではそんなことが行われていたのでした。手作り感溢れる。

その場ではまったく分からなかったけど、撮影されてた動画をTwitterなどで見てようやく、ちゃんとできてて安心した!よかった!という気持ちになれたのだった。めでたしめでたし。