失敗をサイエンスせよ。フューチャースタンダード 鳥海哲史~TTTアラムナイインタビューvol.3~
今回で開催7回目を迎えるTodai To Texas(以下、TTT)2020に合わせ、アラムナイインタビュー企画をお送りします。今までTTTに参加し、South by Southwest(サウス・バイ・サウスウエスト)(以下、SXSW)へ挑戦してきた方々(TTTアラムナイ)より、当時のお話をお伺いします。
第三弾となる今回は、 TTT2018へ参加された株式会社フューチャースタンドの創業者でCEOである鳥海さんにお話をお伺いしました。
今回インタビューしたのは・・・
株式会社フューチャースタンダード代表取締役
鳥海 哲史
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻を修了。2009年、シティグループ証券株式会社に入社。株トレーダーとしてアルゴリズム高頻度取引やデリバティブ取引を担当。2014年、副業として株式会社フューチャースタンダードを創業。2015年、シティグループ証券株式会社を退職。専業体制に移行し、映像解析プラットフォーム事業を展開、カメラを用いた様々なシステムインテグレーションに関わる。
株式会社フューチャースタンダード
カメラからデータ取得まであらゆる画像処理を用いたトータルサービスを提供するプラットフォーム事業とスマホから操作可能なスマートカメラを用いた各種ソリューション開発を行う。
目次
- ソフトウェア・スタートアップが、“飛ばないドローン”を作った理由
- 失敗をサイエンスせよ。“学ぶ失敗”はしても”同じ失敗”は避けられる
- ソフトウェアの人もハードウェアしてみないともったいない時代
- アイデアは千三つ。独り善がりのアイデアを無くす方法
- 海外に合宿に行くような同期の存在と、失敗の苦学を学べる歴代の蓄積がTTTの良さ
①ソフトウェア・スタートアップが、”飛ばないドローン”を作った理由
— — はじめに株式会社フューチャースタンダードが、どのような事業を行なっているか簡単に教えてください。
弊社は映像解析を軸とした事業を行なっております。「カメラで撮った映像を自動的に処理して何かしらのフィードバックを行いたい」という場面はよくありますが、このような際に幅広く使っていただける映像ツールを提供しています。このツールを使えば、システムをゼロから構築することなく、あり物の部品を組み合わせるだけで新しい映像解析システムが作れます。例えば、監視カメラに映った異常を検知したいという場面があります。それから街中の交通量調査や、工場の不良品の検品工程といったような場面など、インフラに近い領域も含めた幅広い場面で、弊社のツールを使って頂いております。
— — Todai To Texas(以下、TTT)に応募するきっかけを教えてください。
馬田さん(※現 東京大学産学協創推進本部 FoundX ディレクター)と話す中で、「これ出してみたらどうですか?」と教えてもらったことがきっかけでした。馬田さんとは、ラボカフェ(※第一弾記事の杉本氏が創業した本郷三丁目にあるカフェ)で開催されていた本郷三丁目飲み会で繋がりました。最初はてっきり自分はTTTの対象者としては違うのかなと思っていたんですが、「いや大丈夫です。スタートアップや社会人も応募資格がありますよ」と聞いて、それなら出してみようかなという流れで応募しました。
当時の会社は2〜3年目で、規模としては今のおよそ半分ぐらいの十数名のメンバーがいるフェーズでした。当時もう資金調達もしてはいましたが、もっと大きい会社さんもいる中で、まだまだ規模的にも資金的にも小さいアーリーなスタートアップとしてTTTに参加しました。米国には、英語が話せる会社のメンバー2人と、現地サポートとして学生1人の4人で向かいました。
— — 事業は「映像解析のソフトウェア開発が主軸」とのことですが、TTTに出展したプロダクトはどんなものだったのですか?
TTTでは、映像解析技術を活かすための「飛ばないドローン」を製作・出展しました。ワイヤーを使ったドローンで、雲梯(うんてい)を動くよう様にシャカシャカと動けるロボットです。
弊社はカメラのビジネスをやっています。そして世の中のカメラは一般的に固定した方が良いのですが、それなら「カメラの方に足をはやせば良いんじゃないか」というのがアイデアの発端です。ドローンを作るといえども、カメラを活用するという点で弊社の事業領域そのものですね。映像解析というソフトウェア事業をしながら、アタッチメントの1つとしてカメラ自体が動くようなものを作るという、この考え方は面白いと思っています。
動くカメラの良い点は何かというと、固定のカメラ1台ではどうしても”見えない範囲”が発生してしまうんですよね。しかしカメラ自体が動けば広い空間全体がスキャン出来るようになります。これを実現しようとすればまずドローンが挙がるのですが、ドローンだと安全性やバッテリーの問題、そして視点の不安定さの問題があり、これらの問題を解決するのは簡単ではありません。一方でロープウェイ型の”飛ばないドローン”であれば、同じ視点で安定的に動作し、落下の危険もなく、かつバッテリーも持つのでずっと撮り続けられるであろうと考えて、これを作ってみることにしました。
アイデア自体は、もともとMaker Faire Tokyoに社会人サークルで4年間連続で出展していたのですが、その出展作品のネタとして発案しました。当時、腕がついたロボットがロープをつたって動く「モンキー型ロボット」について書いた記事を読んだのですが、移動の際にロープが大きく揺れるのが問題のようでした。そこで「腕が3つあれば、揺らさずに動けるのではないか?」というアイデアを思いついて、それを作ってみることにしました。最終的には、これに改良を重ねて「Ninja Drone」という名前をつけてTTTに出しました。
— — Maker Faireに何度も出展されていたのですね。
一番最初は、VRミニ四駆という作品を出展しました。5年前だったのですが、当時ちょうどドローンがようやく盛り上がり始めた頃でした。ただ、荷物を運びたい場合には、空を飛ぶドローンよりもミニ四駆で運ぶ方が現実的なのではないか・・・つまり「地上走行ドローン」の方が良いのではないかというアイデアを持っていました。そこで、まずはミニ四駆にカメラをつけて、自分達で運転してみることにしました。ミニ四駆にマイコンとカメラをつけ、無線を飛ばし、それをモーターにも繋いで、アクセルやブレーキも無線でコントロールして使えるようにしたものを作って出展したんですね。その後も、毎年改良しながら3年間出展しました。
当時からカメラ関係は得意分野だったので、その強みを活かしていたのだと思います。とはいえ、ミニ四駆も小さくて意外と難しい事が多いので、作る中で出てくる問題をどうやって解決していくか、頭を使って取り組むのは単純に面白かったですね。
展示当日は子供たちが喜んでくれたり行列も出来た一方で、無線の問題が頻発するなど展示会ならではの経験も得ました。
— — VRミニ四駆からNinja Droneへはどう発展したのでしょうか?
VRミニ四駆を作った延長線上で地上ドローンも考えたり、地上でなければ水中ということで潜水艦も作ろうとしたのですが、失敗してやめました(笑)。地上、水中と来たので、やはり空中も考えました。本当は気球でもやってみたかったんですが、他の気球のプロジェクト等を研究するうちに、ワイヤーを使ったロープウェイ型は意外とやられていなかったので面白いかなと思いました。
そうして飛ばないドローンのプロジェクトを始めたのですが、このときは「ミニ四駆からちょっとモーター数が増えたぐらいの”プチロボット”だろう」と思っていました。ですが、作ってみたら大変でした(笑)
開発を進める一方で、会社の事も色々とやらなければならないので、双方のバランスを取りながらプロジェクトを進めていました。製作は他の会社にも入ってもらってはいたものの、設計などは基本的に全て自分で見ていたので、なかなかの一大プロジェクトでした。プロジェクト管理をしながら、課題が出てきたら技術的なところは自分で考えたり、検証して直したりなど、並行してやっていました。
また「やっぱり特許申請した方が良いよね」となったので、デモデー直前の10日間には特許も書きました。「8日で書けますか?」と聞いてみたら書いてくださる腕の良い弁理士さんがいたので、なんとか間に合いました(笑)。
全体的に、間に合うだろうなと思いながらやってはいたのですが、やっぱり色々ギリギリになったなという感じですね、はい(笑)。
②失敗をサイエンスせよ。”学ぶ失敗”はしても”同じ失敗”は避けられる
— — SXSWの当日までの準備についてお伺いさせてください。準備にあたって難しかったこと、工夫したことは何でしたか?
ワイヤーを使って動くロボットですので、雲梯環境をいかに作るかが一番のテーマでした。どうやったらワイヤーを理想的な状態に張れるか考えるために、ホームセンターで色んな物を買ってきては色々と試しました。本番の展示環境はTTTスタッフからあらかじめ教えていただいていたので、本番を想定して環境を組み、仮説を立てて実験していました。
— — 見せ方も重要なのではと思うのですが、その点にもこだわられていたのでしょうか?
単に真っ直ぐ進むだけのロボットではつまらないので、曲がれるところをどうしても見せたいなと考えていました。「曲がれるロープウェイ」ってないよね、と。そこで、ロープを網の目のように張ることにし、ドローンが端から端まで曲がるところをデモの中心として語れるようにしようと、やるべき目標を絞りました。動作の全自動化もしたかったのですが、こちらの開発は一旦置いておいて、まずはちゃんと動いて曲がれるところを見せるためにどうするかを考えました。要は、下手にやることを広げると大変な事になるので、集中するところを決めて、損切りをするということですね。
もしダメだった時のために、もう一つ念の為、普通のロープウェイのバージョンを完全に別の開発ラインで作っておきました。ですので結果的には「Ninja Drone」というロボットとは別に「Ninja Drone ZERO」というシンプルなプロダクトも展示しました。ダウンサイドのリスクをちゃんと考えないといけないですからね。展示会の経験は結構あったので、うまくいかないリスクというものを想定して準備することには慣れていました。
— — なるほど。展示会出展の経験がたくさんある中で、何か展示におけるコツ等はありますか?
まずは多くを求めないっていうのが大事です。少なくとも「これだけは展示したい」という1つをちゃんと決めることが大切です。ただ、それすらもダメだった時のために、バックアップ策として質は落ちるけれども見栄えが良い物を1つ用意します。その2つぐらいまでターゲットしておけば、そんな大きな失敗はしないと思います。
成功ってアートだと思うんですね。でも、失敗はサイエンスできると考えています。”同じ成功”は世の中にはないんですけど、”同じ失敗”はいっぱいあるんですよ。失敗を防ぐ方に集中すれば、いつかは成功するであろうという考え方をもって、出展にも臨みます。
“学ぶ失敗”はしても良いんですけど、”同じ失敗”は避けるべきだと思うんですね。それはサイエンスとして間違ってるから。世の中は「失敗は許容しよう」と言うんですけど、その点はすごくこだわっています。絶対に失敗しちゃいけない所をちゃんと知って、そこに恐怖を抱きつつ、しかしここまではやると決めて挑戦していく。会社においても、プロジェクトにおていも、いつも意識しながらやっています。
③ソフトウェアの人もハードウェアしてみないともったいない時代
— — これまでTTTはハードウェアの出展が多いと言われているのですが、ソフトウェア企業としてTTTに参加した先輩として、後輩となるソフトウェアスタートアップや学生チームに、何かアドバイスはありませんか?
むしろ今はハードウェアがソフトウェア化しているので、ソフトウェアの人もハードウェアをやってみないと損だと思います。例えば、ロボットアーム1つとってみても、昔はロボットを作るのってすごく難しかったんです。ロボットをウィーンと動かすとブレるんですが、このブレの制御が難しく、ノウハウとされていた時代があります。しかし、今はモーターの性能がとても良くなっているので、ピタッと止められる。位置決め精度とよく言われるのですが、この精度がかなり高くなってきたので、大抵の事はもう安いロボットでも出来ちゃいます。ということはつまり、ソフトウェアだけでいじれるということです。
それに加えて、ロボットとは何かと考えれば、目と手があればそれはもうロボットであると一応呼べるわけです。そうしたときに、「目」は画像解析、ソフトウェアの領域です。それこそ、うちの製品を使ってもらっても良いですし、自社開発でも良いと思いますし、カメラで撮って何かを動かすだけでも、アイデア次第ではTTTに出せるような面白いものを作れるのではないかなと思っています。
デザイン面でも、最近はもちろん3Dプリンタもあるので、ソフトウェアのデザインだけではなくて、ハードウェアのデザインさえも比較的簡単に出来るようになってきています。
だから今はソフトウェアの人達もハードウェアをやらないと少しもったいないですよね。ソフトウェアの人が「ハードウェアは出来ないから」と言うのは、単純にやってみた事がないだけかもしれませんよ。
— — ソフトの人達もちょっと頑張ればハードっぽい事やれるんだったら、やってみたらと言うことですね。
逆に言うと、ハードの人達はハードで閉じてしまっていて、ソフトの人が持ち込むような飛んだ発想がしにくい場合もあります。出来ることの制約の中で考えるのに慣れてしまっている人も見かけます。「ソフトウェアの村」の住人達が入っていくことで、本来イノベーションが起きやすい分野だと思っています。
④アイデアは千三つ。独り善がりのアイデアを無くす方法
— — SXSWでは反応はいかがでしたか? また、現地で工夫されたことや意識されていたことがあったらお伺いしたいです。
反応としては、もう9割の人が “Cool!” と言ってくれましたね(笑)。そして”What’s this?” と聞いてきます。
展示は一目見て面白いかどうかとか、興味を持たれるかどうかが重要だと思います。特に、SXSWに関しては一目でほぼ決まるんじゃないかな。とはいえ、電飾でピカピカさせるだけで良いかって言われたら、それはちょっと違うかもしれません。世の中に無いもの、新鮮さを感じさせるものが重要だと思います。
そして、新鮮さを感じるかどうかって作る前の段階から結構分かるんですよね。自分自身はすごく良いアイデアだと思っていても、他の人もすごいと思ってくれるケースは多くはない。まずは「こんなものを作ろうと思っているけどどうか」とアイデアを他の人にとにかく話してみて、賛同する人が何人か見つかってからやった方が多分良いです。
「いや、これは他の人には分からない。俺だけが分かる事なんだ!」と思って作っていくと、大概は独り善がりのプロダクト出来上がります。一度物を作ってしまうと、だんだん後に退けなくなってきますし、最初が本当に大事です。ハードウェアは「俺が面白い物はみんなも面白いんだ」と思い込むアイデアに陥りやすいので、気をつけたいと思っています。
技術者ほど、難しい物を狙いにいきたくなるんですけど、お客さんがそれで喜ぶかどうかは全然別物ですからね。自分が楽しむためだけなら展示会出る必要もなかったりするわけなので、何のためにこの仕事をしているのかと自問してみると良いかもしれません。皆を面白くさせたいと考えるほうが、結果的にも上手くいくと思います。
他の人が面白いと思えるアイデアに意識を向けるには、好奇心が大切だと思います。好きな事以外でも、ちゃんと物考えられますか?ということですね。1000個のうち3つだけに当たることを「千三つ」と言いますが、「アイデアは千三つ」という考え方があります。色々な分野で言われていることだと思いますが、1000個の中に上手く使えるアイデアはせいぜい3つ程度だということです。
だからアイデアが1個しかない人は危ないんですよね。もし仮に自分がTTTのようなプログラムの審査員をやるとしたら「そのアイデアの他にどんなアイデアを今までに考えましたか?」って質問したら面白そうです。
アイデアを仮に100個くらい出して、これ面白いんじゃない?というのを選んで人に見せてみて、また選んでという作業をしていくと、だいたい100個のうち1個か2個ぐらいしか残りませんもんね。
⑤海外に合宿に行くような同期の存在と、失敗の苦学を学べる歴代の蓄積がTTTの良さ
— — 今後の会社としての展望をお伺いさせてください。
私たちの会社は、映像やセンサーを様々な形で社会実装してもらいたいという想いで、それに必要なパーツを社会に提供しています。一見分かりづらい事業かもしれませんが、必要な会社だと思っています。
例えば、世の中で毎年何億台と販売されているカメラのファームウェアに私達の製品が入れば、誰もがスイッチオンだけですぐに映像解析を始められます。こういった未来を実現するのが、1つの分かりやすい目標・マイルストーンになります。そのために技術的、営業的、政治的な様々なアプローチを日々繰り返している最中です。実際に、今年来年と大きく花開こうとしています。
映像やセンサーを使って世の中をより良くしたい、課題を解決したいという人がいたら是非一緒にやれたらなと思います。
— — 改めて振り返った時にTTTはどういう場だったのでしょうか。
TTTは展示会へ出展するという側面もありますが、一方で、皆で海外へ合宿に行くみたいなものでもあるんですよね。TTTで一緒に行く仲間との横のコミュニティや、現地のローカルコミュニティなど、今までにない人達と組めるというのはすごく良い機会だと思います。コミュニティ論でも、近しい人達と集まっているとなかなか新しい発想が出ないけれど、飛び地とコミュニケーションすると面白い発想が出せると言われていますよね。
TTTは、SXSWという面白い “飛び地” へ行く点はもちろんですが、私達のようなスタートアップが学生チームと一緒になって参加するという点も他にはないユニークな点だと思います。SXSWのような1つのゴールに向かって、コミュニティ全員で頑張るというのは1つの新しい経験になると思います。
さらに発展型として、自分達はSXSWの帰路にシリコンバレーに行きました。たまたまシリコンバレーからオースティンへ来ていた鷲見さんにSXSWで初めてお会いして(※日本ユニシスにて、シリコンバレーに駐在中。TTTスポンサーとして、現地打ち上げ会に参加されていた)、「この後シリコンバレーに行きます」という話をしたら、現地でもお会いできることになって色々な人を紹介してくれました。さらにそこで会った人から、こんなのあるよとジェトロのプログラムを教えてもらい、それにも良いタイミングで参加できることになりました。つまり、どんなところから何が繋がるかなんて分からないので、それこそ面白いと思えたら「とりあえずやってみる」ということが大事だと思います。
ちょっと飛び地に行ってみると、そこからまた広がっていきます。ちょっと遠いジャンプをしてみる。少しずつ何回も、出来るタイミングでジャンプしてみる。そういった経験を何回か繰り返してみるのは重要だなと思います。
— — TTTは「学生向けのプログラムだろう」と誤って覚えている方もいるので、スタートアップの皆さんのために、最後に一言お願いできますでしょうか。
スタートアップや社会人が参加できるプログラムは他にもあると思うのですが、TTTの役割は、”東大”という分かりやすい看板はありつつも、それだけではない色々なサポートにあるというのは強く感じています。今回TTTに参加して一番良かったのは、枠組みがちゃんと出来ているので、自分達は展示と開発に集中できたという点が大きなポイントでした。
それから、TTTは過去の蓄積とコミュニティがあると思います。歴代で参加してきた人達の、先程話したような「失敗の苦学を事前に学べる」という点がありがたいですよね。毎年SXSWへ行く中で、当然”同じ失敗”をしないように「先にこれをやった方が良いよ」とか「移動手段はこうだ」というように、展示におけるアドバイスから事務的な事柄まで共有してくれるのは、他のプログラムではなかなか無いんじゃないかなと思います。
あとは、スタートアップの人について言えば、こういうTTTのチャレンジぐらい余裕で受けられないと、世の中なんて変えられないはずですよ(笑)。Googleですら20%は別の事をやりましょうって言ってるわけですし、日々のチャレンジの一環としてTTTに応募してみても良いのではないでしょうか?
— — 素晴らしいアドバイスで締めくくって頂き、ありがとうございました。
社会人枠で参加された方の初めてのインタビューとなりました。
リスクを見極めながら経験を重ね、次の挑戦へつなげる姿勢やアイデアを出す方法論は様々な場面で参考になるのではないでしょうか。
TTTでは、学生向けのみならず、既に既存事業を行っている社会人方向けのStartup & Alumni枠もご用意しております。日々のチャレンジの一環として、TTTへ参加をしてみませんか?応募詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。
TTT2020への皆さんのご応募をお待ちしております。