表す役割から勢いを発展させていく役割に

Tomoko Kawada
3 min readDec 3, 2019

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はじめまして、川田と申します。

※本エントリーはグラフィックレコーディング Advent Calendar 2019の12月3日のエントリーです。

普段はINFOBAHN DESIGN LAB.(IDL)というデザインチームに所属しており、元編集者という文脈を生かしながら、「このテーマにどう取り組むのかから検討が必要」という課題に対して、日々取り組んでいます。

2018年11月にグループ会社のダイバーシティをテーマにしたイベント「MASHING UP」でデビューすべく、社内のグラフィックレコーディングをやりたいというメンバーを募り(その後社内で部活を作りました)、家に模造紙を貼って練習し、できんのかな、ひゃー大丈夫かなと思いながら結局ほぼ寝られなかった日から約1年……。

今回は、この1年で特に思い出深かった現場を1つ振り返ってみたいと思います。

グラフィックレコーディングへの考えの変化

「わかりやすいものを描く」ことが目標であった1年前から、「生かし方」への視点の転換が起こったのは、今年の夏、自分が所属するチームが開催したイベントで「グラフィックレコーディングを切り貼りし、場の会話を再構成する」ことを行ってからでした。

※参加いただいた方のエントリー 「参加型デザインの可能性と課題

その場では、各チームで「参加型デザイン」とその役割や現在について振り返りつつ、求められるスキルやマインドセットについてディスカッションを実施。

グラフィックレコーダーは4つのチームに1人ずつ。分かれたチームのそれぞれのグラフィックレコーディングを行い、その上で2チームごとに統合し、2つの視点に統合していきました。

チームごとに描いたグラレコを切り貼り
模造紙がくるくるしちゃったのは反省

場でグラフィックレコーディングを行い再構成した後、単純にグラフィックで表現することから、会話を組み合わせて、考えを1つの方向に集約していくプロセスをグラフィックレコーディングというツールを通じてできたように感じました。

もっと言うと「場の勢いを平面+αで伝えていくこと」と「場の会話を発展させること」を自分の中の軸として意識したタイミングに。

再構成したものに、さらに付箋などを加えて

2020年に向けて

今後も前述の方法を含めて方法を試行錯誤し「勢いを発展させる」範囲をより広くつくっていければと考えています。

そこには「伝わりやすさ」という視点だけでなく、その場で起こる試行錯誤や一人の思案など、良さも悪さ、場のテンションも含めて、その場を伝えていけるような柔軟さや経験を身につけていく2020年を夢想しています。

取り止めもない投稿ですが、来年もたくさん経験して、たくさん勉強(表現)するぞー!

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