デザインファームが組織人事コンサルファームを立ち上げた理由。

ミナベトモミ
Mar 30, 2018 · 6 min read

今回DONGURIの子会社で「D.GROWTH PARTNER」を設立いたしました。業態としてはスタートアップコミュニティに特化した「組織人事コンサルファーム」です。

今後は組織人事コンサルファーム「D.GROWTH PARTNER」と、デザインファーム「DONGURI」の機能をミックスさせて、組織デザインとその導入変革まで行ってまいります。

このエントリーではなぜ、組織人事コンサルファーム設立に至ったのかをお話しさせて頂きます。


そもそも組織人事コンサルファームとは

経営戦略の実現の為に、ベストな組織をデザインするのが組織人事コンサルファームです。D.GROWTH PARTNERで具体的に行う事は、【財務会計分析/事業計画/フロント・バックオフィス改革/サービスデザイン/評価制度等の制度策定/採用戦略策定と実行/風土改革/CI戦略構築】になります。

スケールメリットある大手企業に対して組織構造変化を手がけるファームは多いのですが、規模が小さいコミュニティを対象としたプレイヤーはあまり存在しません。しかし私はスタートアップこそ、組織デザインが必要と考えています。

スタートアップに組織デザインが必要な理由

近年の大型調達化に伴い、急拡大するスタートアップは増加しています。しかし多くのケースでは、拡大に耐えうる組織構築が間に合わず混乱要因となっています。さらにその解決の為にリソースを割かれ、事業推進速度が鈍ってしまう。そんなケースも珍しくありません。

スタートアップの多くはミドル人材が少なく、ジュニア人材を放置しエラーが多発しています。業務プロセスも存在せず、仕組みがつくれる人もいない為に問題解決が進みません。さらに対処の遅れ故に風土悪化し、モラルハザードも起きてしまう。それによりミドル人材がフォロー業務にリソースを割かれ不満をためて離脱し、より事態が深刻となりがちです。

こうした問題の解決手段は、情報ソースが乏しいのが現状です。そのため問題に直面しても、何から手をつけて良いかわからず、トライ&エラーを自力で繰り返して乗り越えようとしていることが殆ど。しかし課題解決に長い期間をかけている内に勝機を逃し、撤退/縮小を余儀なくされる事もよくある話です。

提供できるバリュー

DONGURIは、私のメーカーでの商品開発経験を活かし、事業開発イノベーションを手がけるファームとして創業しました。その中で前述したような組織課題のご相談も頂き、組織開発経験を貯めてきた事がD.GROWTH PARTNERの立ち上げに繋がっています。

さらにコンサルタントには、実際にスタートアップ経営に携わり、組織改革を先導してきた経験あるメンバーを数名据えサービス展開を行います。

スタートアップの組織人事課題を解決し、次のステージへ進める事が私達のバリューです。さらにコミュニティに所属する人達のビジョンに適合した組織をつくりあげることで、人の成長をも実現する組織デザインを提供する事が、私たちのミッションとなります。

組織人事コンサルと、デザインコンサルが融合するとどうなるの?

元々DONGURIは「デザイン思考による事業イノベーション」と「プリミティヴな表現としてのデザイン」という2軸融合を重視してきました。そこに今後は「組織人事変革」という強みが加わる事になります。

世界的なトレンドとしても経営コンサルファームがデザインファームを買収し、デザイン機能をインストールする流れがあります。それはデザイン思考というスピーディなアプローチを吸収し、ビジネスコンサルティング分野に活かしていく事。そして多量情報構造化と高速課題解決を実現をする狙いがあります。

そうした流れを背景に、組織人事コンサル分野においても参加型デザインのプロセスで変革を行う手法も注目が高まっています。DONGURIにおいてもこうした流れを汲み取りながら、デザイン思考を用いた組織構造変革と、その実行を推進して参ります。

デザイン思考を用いて組織を構造化

デザインプロセス(思考)における最も重要なポイントはカスタマージャーニー等のフレームワークではなく、 【リサーチに基づく情報多量取得 → 高速情報構造化と発想 → 定義収束】というスパイラルを高速で行う事により、多量かつ横断的な情報から最適解を最短で出せる、思考力自体にあります。

近年のユーザー志向によるフレームワーク主義は短期目線での施策には最適ですが、中長期的な目線でのビジネスモデル改革や、組織変革は不得手とされています。

故にユーザーに情報ソースを絞らず、事業/組織/市場といったあらゆる定量/定性情報を含めて多量構造化を行い、解を出していくビジネスデザインプロセスが重要とされています。それは真にデザイナーがその思考プロセスを持って、ビジネスコンサルティングを手がけていく事に対するニーズが高まりだと捉えています。

why business design is the most important skill of the future.

また組織やコミュニティにおいては、ステークホルダーを巻き込み当事者化させるデザインプロセスも注目を浴びています。こうした「デザインプロセス」を武器にしているからこそ、大手組織人事コンサルファームとの差別化となり、スタートアップという領域においてもバリューを発揮できる理由に繋がっていると考えています。


まとめ

私達も国内に前例があまり無い中で、手探りでひとつひとつのコンサルティングを行ってきました。しかし小規模なスタートアップだからこそ、適切な仕組みを入れた時の伸び率は高く、その有用性をヒシヒシと実感しています。

また単なる課題解決や拡大支援を行うだけではなく。組織に所属する人達にフィットしたコミュニティのありかたを探り、人が緩やかに成長する総和の中で、もっと楽しい組織の形を探りたいと考えています。その中で、コミュニティとヒューマニティの2つが、ともに繋がり成長していく新しい組織デザインを実現する事が、私のやりたい事です。

今後もDONGURIグループ一同、楽しみながら皆様とお仕事に取り組んでいけたらと思いますので、何卒DONGURIと、D.GROWTH PARTNERをよろしくお願いいたします。

DONGURI CEO ミナベトモミ


※D.GROWTH PARTNERのサイトはこちらです。

DONGURIも引き続き宜しくお願いいたします。

※完全にライフログ化している私のTwitterアカウントも、今後はこれを契機にもう少しだけ(?)真面目な事を発信していくつもりですので、フォロー頂けたら嬉しいです!

ミナベトモミ

Written by

事業イノベーションファームDONGURI、組織人事コンサルファームD.GPのCEO。https://www.don-guri.com/ https://donguri-gp.jp/