今風のリモートワークスタイル

Megumi Tomita
5 min readApr 22, 2018

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昨今、リモートワーク流行ってますね。
私は正社員になる前からリモートワークで仕事していますので、だいたい5年の経験を持つプロのリモートワーカーです。

リモートワークにはコミュニケーション、家の環境の作り方などいろいろな側面がありますが、今回は家の作業環境をほぼこれで決まりだろうというものにアップデートしたので、ご紹介します。

全景

作業場所全景です。
ディスプレイアーム3本で iMac 27 inch 5K と 27 inch 4K 二枚を支えています。
下においてあるのは賑やかしの MacBook と MacBookProです。
後ろに見えているのが Windows デスクトップです。

作業をするときは、下の布団に寝っ転がって作業します。よく驚かれるのですが、これは間違いなく一番パフォーマンスがいい作業スタイルです。
エンジニアで腰痛に悩んでいない人は殆どいないと思いますが、寝ていれば腰に負担がかかりにくく、腰痛はさほど気になりません。体も自在に動かし、寝返りをうつことができるので、血流の悪化もありません。脚のむくみもありません。写真にはありませんが、脚の上に小さな机を置いて、その上にHHKBとマジックトラックパッドを置いています。
よく「眠くなりませんか」と聞かれますが、なります。その時はスッと寝ます。眠いまま作業しても成果は出ないからです。一旦寝て、魔剤をいれて再スタートした方がいいです。私はもともとあまり寝ないたちなので、めちゃくちゃ寝る人がパフォーマンス出せるかはわかりませんが、私は椅子で眠いのを我慢して作業していた頃より圧倒的にパフォーマンスが出ています。

ディスプレイは、4K x 2は人間として最低限必要です。いままでは 4K x 2 + FullHD でした。今回 iMac を導入し 5K + 4Kx2 になりましたが、これでどのくらい作業効率が向上するかというと、たぶんあまりしないでしょう。エディタ、Terminal、ブラウザが見えていれば、他は殆ど使わないからです。エディタの画面分割をより細かくしたりできるのは効くと思います。左右のディスプレイを縦置きにして上下に分割、真ん中を横置きにしてエディタスペースにすると、寝て作業するには適切です。なぜなら、寝ていると首がなかなか自由に動かないため、左右に広すぎるのがつらいのです。上下も目で追える範囲しか動かせませんから、なるべく正方形にするのがおすすめです。

HHKB は JIS 配列です。私は JIS 配列にこだわりがあって、 US より確実に良いと信じています。なぜならキーが幾つか余分についているから。キーの数はイコールインタフェースの数なので、多い方がいいに決まっています。もちろんそのままだとあんまり使わない死にキーになってしまいますので、 Karabiner や かえうち でバインドをかえて使います。

システム構成は iMac が作業用のインタフェース、後ろの Desktop 上で動作している Fedora VM がメインの計算リソースです。まともな計算ができるレベルの Mac を買うととても高くつくので、パーシャルなアップデートがし易い自作PCをメインの計算環境にすることにしました。大抵のアプリケーションは X Window system で表示させて、そこで作業しています。
デスクトップの構成はかなり古い Core i7、メモリ24GB、GTX 1080 Ti、128GB+512GB SSD です。メモリが全然足りないので、 128GB くらいに増やすことを検討しています。CPU はそれほど使いませんが、メモリ上にファイルを展開しておくと超速でビルドができそうなので、メモリ増設+VMの仮想化をうまく調整してビルドの高速化を検討しています。

この作業環境がリモート向けな理由は、人間が横になって作業するので、最低でも2帖くらいのスペースが必要なことです。なかなか会社で各人に2帖のスペースを割り当てることは難しいですし、全員寝るのだと床に直置きするわけにいかないですから、なおさら環境整備が困難です。また、会社でいきなり寝るやつが出ても困るでしょう。何をやっていても成果さえ出せば良いリモート向きのスタイルなのです。

寝ている状態で難しいことがいくつかあります。一つは実機確認です。通常であれば机の上におけばいいですが、上から吊り下げるようにしないと常時見ることができませんから、操作しながらログをみるような時困っていました。そこでスマホアームを導入し、スマホも机から吊るすことで解決できました。

もう一つは栄養補給です。寝ている状態は飲食が難しいです。これは食べるものの種類をうまく調整することで回避しています。ウィダーinゼリーのようなパックに入っているものは、上を向いた状態でも難なく食べられます。魔剤も良いです。魔剤は缶なので、口をつけるときだけ気をつければ、後は口で飲みくちをふさいで、さかさまにできます。他には COMP も摂っていますが、これは注がないといけないのでトイレ休憩などのときに起き上がってやっています。

今回は iMac を導入したのを契機に記事を書いたのですが、いくつか問題がみえてきました。

  • 机がしょぼいのでディスプレイ3枚を支えることができない
  • ディスプレイアームのマウントがしょぼいので外れる

前者は土嚢でも置いておけばいいのですが、後者は金属加工をちょっとしないといけない気がしていて、手伝ってほしい感じです。渋谷の我が家まで手伝いに来てくれる人がいたら、手間賃含めてお願いしたいです。

お読み頂きありがとうございました。興味を持って、実地見学に来たい場合はご連絡ください。質問等はTwitterまで。好評なようであれば、コミュニケーション編なども書きたいと思います。

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