CSS Nite LP49「 ユーザーと検索エンジンから評価されるためのwebライティングの極意」でウェブライダーの松尾さんに教わった!

Toru Kawarazuka
7 min readDec 2, 2016

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「あたなは重量39.9kgのキーボードを知っているか?」

重量39.9kgのキーボードを使いこなす主人公、ボーン片桐。
彼を筆頭に、強烈な個性を持つキャラクターが登場するウェブママンガ「沈黙のWebマーケティング」を初めて読んだ時、呆気にとられた。2014年の中頃だったろうか。

難解なWebマーケティングを理解してもらうためとはいえ、ここまでエンターテイメント性を上げなくてもいいのでは?と思ったのだ。

だが、地味なWebマーケティングの世界をドラマチックに盛り上げつつ、骨太にWebマーケティングを伝える本作にすっかりハマった。

そして、2016年の春、続編「沈黙のウェブライティング」が始まった。毎回の記事の更新が楽しみでならなかった。

約半年の連載後、ウェブ漫画は単行本になった。

ウェブで読んでいたはずなのに、一冊の本にして読むとさらに面白い。

その余韻が残るなか、著者のウェブライダー松尾 茂起さんが登壇する出版記念セミナーに参加した。とにかく本人の話を聞いてみたかった。

CSS Nite LP49「【ワークショップで学ぶ】ユーザーと検索エンジンから評価されるためのWebライティングの極意」

私が参加したのは、2つの日程のうちの後半、11月29日(火)。

会場は参加者でぎっしり。平日の午後の開催とは思えない活況さ。

講師の松尾さんによるセミナーは始まったばかり

参加者のTweetがまとめられているので、参考にどうぞ。

有料セミナーでもあるので、レポートではなく、特に印象に残ったポイントをいくつか紹介する。

なお、参加者には事前に著書を読んでくるよう再三通知があったので、新たにKindle版を購入してセミナーに参加した。

冒頭、本に書ききれなかったノウハウを話すということで、得した気分。

前半「検索糸を考えたコンテンツ制作」から

ポイント1:記事は数ではなく、質。

松尾さんがWebライティングしている【ナースが教える仕事術】は、

43記事で100万PV/月達成

68記事で200万PV/月達成

改めて記事は数ではなく、質だと痛感。

ポイント2:自分のコンテンツが誰かのツールになることを意識する

検索エンジンからのアクセスを想定した場合、誰かは何かの課題を解決したくてやってきている。その人の課題を解決する内容にすることを

「誰かのツールになる」

と表現している。

ブログを書くとき、本質的な選択肢がある。投稿は誰のためのものかという点だ。自分のためのものか、それとも誰かのためのものか。もし後者だとしたら使ってもらえる=ツールとしてのコンテンツを意識したい。

ポイント3:信頼は話者に紐づく

同じセリフでも、発信者によって言葉の意味は変わってくる。

Facebookなどは、あらかじめ発信者がわかっているので、よくも悪くもこの影響を受ける。日頃まじめな投稿をしている人が、いきなりオヤジギャグを連投し続けていたら、何が起きたのか心配になるだろう。

このブログを書く上でも、著者としての自分を明確にすべきなのかもしれない。

後半「感読されるコンテンツ制作」から

ポイント4:松尾さん(ウェブライダー)の制作費用

いくつか開示された内容のうち、1本あたりの記事制作費が目を引いた。

ウェブライダーの記事制作費 15〜50万円/本

最近読んだばかりのフリーランスで人気Webライターの塩谷さんの記事と、ほぼ同額だったからだ。

拡散力のあるライターの相場10〜50万円/本

ウェブライダーでは1か月あたり6〜7記事という制作ペースなので、1本あたりにかける時間も手厚い。本当に読まれる記事は制作に時間がかかるわけで、制作費も相応のものになる。

ポイント5:エモーショナルライティング最強

セミナーのなかでは「読みたいと思わせる文章のポイント」など、技術的な話もたくさん出てきた。

でも、セミナーの最後は「エモーションナルライティング最強」で結ばれたのが、とても良かった。「書き手の気持ちは読み手に伝わる」と私も信じているからだ。

セミナーが大満足だった3つの理由

  1. セミナーの事前・事後のサポートが充実
    セミナーの事前にも数回、セミナー後にも数回。丁寧なメールでサポートをしてもらえた。
  2. ワークショップで参加者同士でディスカッション
    セミナーのテーマとの相性もあるだろうが、体験することで印象に強く残るし、周囲と関わることでセミナーへの集中力が上がった。
  3. 時間きっちりにセミナーが終わった
    セミナ−後に仕事があったこともあり、時間きっちりに運営してもらえて、ありがたかった。

というわけで、セミナー「ユーザーと検索エンジンから評価されるためのWebライティングの極意」を紹介させていただいた。

講師の松尾さん、CSS Nite運営のみなさん、席の近くで一緒にワークショップに参加していただいたみなさん、そしてセミナー全体で盛り上がった参加者のみなさん、ありがとうございました。

私もエモーショナルライティングを目指す(予定)

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