よみがえる江戸の宣教師(バテレン)シドッチ神父の遺骨の発見と復顔@国立科学博物館

30年以上ぶりに、国立科学博物館に行きました。
おそらく小学生の頃に行ったはずですが記憶はほとんどなく、初めての訪問のようなものです。

期間限定の展示が印象的だったので紹介します。

よみがえる江戸の宣教師(バテレン)[シドッチ神父の遺骨の発見と復顔]

右に復元された頭蓋骨、左に復元された顔

2014年に切支丹屋敷跡から人骨が発見されたことから始まります。

調査の結果、人骨はイタリア人の中年男性とわかります。当時の記録から、イタリア人宣教師のシドッチ神父であろうと推定されたようです。

人骨が発見された2014年は神父の没後300年。そして、来年1月は、遠藤周作氏の『沈黙』の映画が上映されるなど、不思議なタイミングを感じます。

たまたま国立科学博物館に来れてよかったです。

全く記憶にない国立科学博物館

シドッチ神父の一生について、展示パンフレットから引用させていただきます。

  • 1668年 貴族の次男としてイタリアのシチリア島に誕生
  • ローマ大学で教育を受け、司祭になる
  • 1703年 ローマ教皇から日本への布教許可を得る
  • 1708年10月11日 屋久島上陸
  • 1709年12月 新井白石から尋問を受ける
  • 1714年10月 衰弱死(地下牢に監禁されたのち)

40歳で日本に上陸し、6年後に死去するという短い生涯でした。

キリスト教を禁止していた日本に行けば、どういった対応をされるか、わかっていたはずなのに、なぜ日本に来たのでしょうか。

展示では、神父の推定身長が170cmであり、当時の江戸時代の日本人と比べるとかなり大きかったと想定されています。江戸の街を頭1つ抜けた長身の異国人が歩いたかたと思うと愉快です。
(実際は、切支丹屋敷に幽閉されていたので、歩き回れていたかはわかりません。)

推定身長は170cm

復顔できたのはこのタイミングだけだったようです。もし発掘が遅ければDNAは経年変化で破壊されて復顔できず、もし発見が10年前だったら分析できなかったそうです。

シドッチ神父の複眼(展示パンフレットに掲載)

残念ながら展示は先週末に終了しています。すぐに紹介しておけばよかった。

そして、もう一つ目にとまったのが特別展示の「シーボルト」です。

シーボルトが多数の標本を持ち帰り、日本の自然を伝えました

植物学者のシーボルトが、大量の標本をヨーロッパーに送り、当時の日本の動植物のデータが残っているというのも不思議な話です。

特に動物の標本まで。

オオサンショウウオはかなり大きい

サンショウウオは生きたまま輸送を行い、1匹は生きたまま、ヨーロッパまで運べたそうです。シーボルトのチャレンジ精神と、サンショウウオのタフさに驚きです。

今回、改めて国立科学博物館の面白さを知りました。期間限定の展示を狙って、また見に来たなりました。

食事情報

もし国立科学技術館のある上野駅近辺で食事をするなら、上野駅構内の「たいめいけん」がオススメです。

熱々のカキフライの至福

有名なオムライスやカキフライのような揚げ物が絶品です。

うむ、また食べたくなりました!

そして、国立科学博物館にも行きたくなりました!

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