UXデザインにおけるシナリオとストーリー

UXデザインのために「シナリオ」や「ストーリー」を活用することがあります。ユーザシナリオ手法は、ユーザがプロダクトやサービスを利用するシーンを想定して、具体的にシナリオを記述することでデザインの問題を見つけたりそれを解決する手法ですが、「シナリオ」と「ストーリー」は何が違うのでしょうか。


『ユーザエクスペリエンスのためのストーリーテリング よりよいデザインを生み出すストーリーの作り方と伝え方』を参考に「シナリオ」と「ストーリー」の違いを整理してみました。

・ストーリー(Story)

時間軸に沿った出来事の流れ。以下の用語を含む幅広い意味で使われる。

・アネクドート(Anecdote)

事実に基づいた注目すべき出来事。エピソードや逸話などと訳される。

・シナリオ(Scenario)

出来事の連続した流れを説明するもの。

・ナラティブ(Narrative)

ある特定の人物の体験を表す物語のこと。「ストーリー」よりも特定の個人の体験を意識する時に使われる。「ナレーション」と同じ語源を持つ。

・ジャーニー(Journey)

ある特定の人物の内面の変化に着目した体験談や物語。

シナリオは「出来事の連続した流れを説明するもの」、ストーリーは「出来事や人物の内面の変化を動機と結果の連続として結びつけた物語」

「シナリオ」は出来事の連続した流れを説明するストーリーの一部であり、「ストーリー」はキャラクターの内面の変化が含まれることで動機と結果が連続した物語となります。

UXデザインにおいて、「シナリオ」によって大まかな出来事の流れをつくり、「ストーリー」によってユーザの内面の変化に迫ることができるかもしれません。

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