30分前に家を出れば間に合うか、そう思って靴を履いた時、娘に呼び止められた。これから友達の家でマイクラをする予定なのだけど、マイクラが起動できないらしい。だから前日に確認しておけよと言いながら、起動できるように調整する。そうこうしていると10分が過ぎた、電車だと間に合わないので自転車で頑張るか、とペダルを漕ぐ、おかしい、全然進まない。これが老いかとボヤきはするが、遅れるわけにはいかないので必死に漕ぐ。なんとか着いた。秋の虫の音に似つかわしくない37度の快晴の昼下がり、『ハウルの動く城』で階段を歩いて登った荒地の魔女くらいかいた汗を必死に落ち着けながら、私は『君たちはどう生きるか』を見始めた。 安心感と異端感 安全だから大丈夫、心配は要らない。長く待たせたから、今からこれを見せるよ。さあどうぞ
トム・クルーズが『トップガン・マーベリック』冒頭で伝えたったかったこと(トップガン・マーベリック パンフレットより)