
ママたちの素人革命
素人革命とは、鍛錬を積んだ職人が独占的にサービスや商品を提供していた業界において、素人(アマチュア)が活躍し評価され始めたことで市場のあり方が大きく変わろうとしている現状のこと。
僕は堀江貴文さんのブログを読んでこの考え方を知ったのだが、まだ先の話だと思っていた。
しかし、妻が友人の勧めでハンドメイド雑貨作りを始めたことをきっかけにこの認識が誤りだったことに気付いた。
きっかけは、妻が作った作品をminne(ミンネ)というハンドメイド専門の通販サイトに登録したこと。ちなみに妻が販売している作品はこちら。

僕は今までハンドメイドとは、「素人っぽさがあるけど、その分温かみがあるもの」くらいに考えていたのだが、minneに並んでいる作品の多くは、素人っぽさを感じさせないものだった。それどころか「欲しい!」と感じる作品がいくつもあった。
minneを見たことがない人のために、僕が特に気に入っている作品を紹介するので、作品のクオリティやセンスを見てみて欲しい。



minneで買えるものは、生活に必ずしも必要なものとは限らない。どちらかというと暮らしを豊かにしたり、愛着を持って長く使いたいと思えるものがたくさん並んでいる。
そんなminneで人気を得る商品には共通する要素があるように思う。それは機能が豊富なことや論理的な正しさというよりも、直感的に惹かれたり、作者の人柄に共感できることだ。ダニエル・ピンクも「新しいことを考えだす人の時代」の「6つの感性」として共感、デザイン、物語、遊び心、全体の調和、意義を挙げていたが、minneではこれらを満たしたものが評価されているように思う。この評価軸の前では素人も職人も関係ない。
ママにしか生み出せない価値がある
妻の作品作りを手伝いながら、作りたいものをたずねたところ、『家族で揃ってつけられるアクセサリ・雑貨が作りたい』と教えてくれた。
というのも、minneには子ども用のヘアゴムやバッチがたくさんあるけれど、女の子用のものが多いらしい。バッチだったら、柄を工夫すれば男の子もつけられるしパパとお揃いも出来るからそういうものを作りたい。例えば、こんなのとか。

こういう想いや願いを持って、作品の検討から制作までを一手にできるのが素人の強みだと僕は思う。そしてこの強みは今後、人の求めるものが工業から工芸へ移るほどに強力になっていくだろう。