定時帰宅のススメ
プロジェクトマネージャーになる人はいつも定時で仕事を片付けて帰る人であってほしい。いくつか理由はあるのだけど、一つはこれ。
人は睡眠不足になると無茶なギャンブルに走る傾向がある。だから、多くのカジノが24時間営業しているのである。(via tumblr)
こうなった状態のSEが取りまとめているプロジェクトって、炎上する割合が高い気がする。たぶんプロジェクトマネジメント上の多くの判断が、ギャンブル指向になっていく。「念のためあれも検証しよう、これもやっておこう、君それ頼む」。当人は安全側に倒しているつもりでも、「毒を食らわば皿まで」の勢いでどんどん修羅場を選んで、ギリギリなプロジェクト運営になっていく。
だからプロジェクトマネージャーは定時で仕事を片付ける人であってほしいし、同時に定時でメンバーを帰らせる人であってほしい。こんなtweetが流れてきた。
プログラマは定時に帰らせると、家でコード書いたり勉強会に参加したりして勝手に成長してくれる(via Twitter/まめぴか@さん)
いろんなタイプの人がいるから全員がそうはならないけど、おもしろい仕事やかじりつきたい勉強なら、余暇があればふと考えてしまうものだ。そして各人各様の成長をするから、いま企業や職場が求めている多様性が生まれる。職場に縛り付けてたら、成長はするかもしれないけど、画一的な人材にしかならないだろう。
量より質、高付加価値化の時代になったなら、長時間頑張ることは高アウトプットを約束しない。たぶん低アウトプットを招きやすい。創業期のような何もかもを創り出していく現場であれば量が質に化けることもあるけど、大企業のきちんとサイクルが回ってる職場であればそうではない。会社のデスクに長時間張り付いたり縛り付けるのはやめることを考えよう。さあ、家に帰ろう。