今年の印象的だった記事7選 #HyperlinkChallenge2015

Hyperlink Challengeの幹事(?)の1人である Kento Hasegawa くんと飲んでいたら「書いてくださいよ!書けよ!」と強めに迫られたので、書きます。
(Hyperlink Challengeとは何か?については、当の長谷川くんが書いたエントリーが分かりやすいので、こちらを)

僕は愛を数字で表すタイプの人にはものすごく好感を持っているのですが、その典型例。
たまたまこの記事がソーシャルのフィードに流れてきて目についただけで、ブログ全体が「プリキュア愛を数字で表現する」ことを貫いているので、どれを読んでも読み応えと圧倒的な愛を感じます。

毎日新聞の紙面審査委員会が定期的に出しているダイジェスト記事が面白く、毎回読んでいるのですが今年いちばんはこれでしょうか。
「堀北真希さん、山本耕史さん結婚」の見出しと同ページに「上地雄輔さんも結婚」との見出しを出したことについての議論です。
たしかに、自分が結婚して「◯◯と△△が結婚したんだってな、あと塚岡も」と友達に言われてたらちょっぴり傷つくかな、などと考えました。
他にも、この記事では堀北真希さんと山本耕史さんの名前の並びについて、「通常は男が先だが、今回は『(あの)堀北真希さんが結婚した』ということにニュース性があるのではないか」とのことで満場一致しているのも楽しいです。

もしかしたら、Hyperlink Challengeはこういったレガシーメディアのウェブ記事は推薦対象にならないのではないか…?と思いつつ、毎日新聞につづいてSPAの記事です。
僕もアイドルファンだから分かるんです、自分の半分以下の年齢のアイドルと一体なにを話したらいいんだろう…というこの気持ち。握手会で数秒なら「こないだブログに上げてた◯◯、めっちゃ可愛いね!」「ありがとうございます♪」くらいの応酬で済みますが、バスの車内で「あしたプール開きなんだあ」と言われてどう返せというのでしょうか。
アイドルファンが心の片隅に抱えている葛藤がバス車内で具体的な脅威として迫ってくる様子がありありと描写され、簡潔に「地獄」と言い切っているのが気持ちいい良記事でした。

埼玉の「神秘珍々ニコニコ園」や兵庫の「ナゾのパラダイス」など、「ヤバイ人の頭のなかがそのまま再現されたヤバイ場所」というのは日本中にありますが、これもそのうちの1つ。
施設内で写真を撮って「ヤバイヤバイwww」と騒ぐだけなら簡単だし、ウェブ記事って予算も時間もないので写真だけ引っ張ってきて「◯◯がヤバイ!その知られざる全貌とは…?」みたいなクソ記事に仕立てることもあると思うんですが、これは作った張本人にしっかり向き合い、バカにすることも揶揄することもせず淡々と「なぜこの人はこれを作ったのだろうか?」という疑問を解決していきます。
まさに「深淵を覗きこむとき、深淵もまたお前を覗き込んでいるのだ」の状態。
大げさかもしれませんが、ジャーナリズムの原点を今一度、見せ付けられたような気持ちになりました。

「メディア」のこれから「編集」のこれから COTAS前編集長 小林弘人氏インタビュー【前編】 | cotas
http://cotas.jp/business/hiroto-kobayashi-1.html

前に務めていた会社のボスがインタビューされている記事。
ああそうだ、記事と写真が一体となってメディアを作っているんだ。というアタリマエのことを思い返すきっかけになりました。

80万部が11万部になった「cancam」。売れない雑誌の共通点とは? | トリブログ
http://toriaezutori.com/marketing/658.html

「 あるプラットフォームや技術が枯れると、それはアートになる(写真から動画に移行するときに、写真はアートとなる。映画からテレビに移行するときに、映画はアートになる。)という言葉がありますが、今後雑誌はその路線をたどり、メインストリームの媒体からアートへと進んでいくのかもしれません。」
という一節に、今年いちばん膝を打ちました。膝ポン賞です。

“孤高の芸人”永野、荒木師匠を目指す!? — 日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2015/11/post_25010.html

「ディープだ」「サブカルだ」「サイコだ」みたいな言葉は、その対象を自分の近くに縛り付けたい欲望から発せられる言葉で、そんなファンの鎖はぶっちぎって「ゲット・ザ・マネーなわけですよ、結局!」と言い切る永野さん。
マジ最高に爽快でした。

これは去年の記事なので対象にならないんだと思いますが、今年読んだもので深く印象に残っている一本です。

最後に、どうせなら自分の書いた記事も一本くらい出してみるかということで、こちらを紹介させていただき、失礼します。