Vol.3 展示物やイベントあれこれ

こんにちわ。soucoの北山です。

先日より始めましたHannover Messe/CeMAT参加報告会前ブログもあと2回となりました。

そういえば5月23日夜にフジテレビ PRIME NEWS alphaを見ましたか。IoTニュースの小泉さんがHannover Messeについて紹介しておりました。

コメントにもあったとおり、当展示会は Industry 4.0に関わる展示物が多かったでした。Industry 4.0については報告会でも触れますが、簡単にいえば自動化やIoTを利用して繋がることによってスマートファクトリーを実現する取り組みです。

昨年のHannover Messeで打ち出された概念で、今回は実用化に向けたプロダクトなど、多数展示されていました。その為、今回の展示会はまさにIoT祭りとなっておりました。

今回のブログでは展示物やイベントについて軽めに書きます。

・展示物ってどんなものがあったの?

・イベント(セミナー)ってどんなものがあったの?

こんな内容を書いていきますね。

ちなみに展示物については参加された日系企業の方々がブログ等でアップしていま。彼らと重複もあるかもしれませんが、面白かったものだけをアップします。

また、メモ書き程度にまとめていたものをそれぞれアップしますので、見流してください。詳しい内容はご希望があればご説明いたします。

1.展示物について

前述の通り展示物はIndustry 4.0に関わる内容がほとんどでした。vol.1で書いた通り、あまり楽しくないと物流企業の方が漏らしてしまうような展示物たちでした。

例えばこの動画のようにピアノ弾いて歌ってるロボットや、ただライトセーバーグリグリ回しているようなロボットアームなど、なぜこれを展示しようと思ったのか謎な展示物も多数ありました。

https://youtu.be/XeUKW4eyn4o

https://youtu.be/s15tYu8SLJk

とは言っても、それなりに面白いもの、新しいものがありましたのでいくつか紹介いたします。

展示物の傾向としては以下のようなものが展示されました。

①ロボットアーム

②自動棚

③AGV、AGF

その他、センシングデバイスや一般的なフォークリフトや棚、柵などどこでも見ることができるような部材などが展示されており、総合展としての様相が強かったと思います。

見ていて面白かったものなど、いくつかご紹介いたします。例によって薄い内容なのであらかじめご了承ください。

①ロボットアーム

KUKA

  • スマートファクトリーに関わる要素技術ならびに実機を展示
  • ロボットアーム、AGV、パフォーマンスをみるダッシュボードなどが展示されていた
  • cobotの関連かビールをついでくれるロボットアームなどが展示されており、面白かった
  • 入れていただいたビールを飲んでたらメルケルが来るから出ていってくれとお願いされて悲しい気持ちになりました
  • ここは製品導入に関わる考え方が非常に参考になった(報告会で話します)

https://youtu.be/UDKArzQpYG0

FRANK EMIKA

  • cobot向けのロボットアームを展示
  • UIが非常に面白かった。物理的に動かしてその動きを記憶させるようなプロダクト
  • コードを打つ必要が無く、単純作業であればすぐに導入できるように感じた

https://youtu.be/JauHhB3aDkk

EPSON

  • ロボットアームをはじめとする自動機器が展示
  • 腕時計組立ロボットが出発点だった会社だけあって、小型、高速、高精度をアピールしていた
  • ゴルフボールをプリントする機械が異常な速さで動いていた

https://youtu.be/xNIb9K_Csm4

IBG

  • センサーに反応して動くロボットアームを展示
  • 人の動きをそのまま再現するようなロボットアームでかなり滑らかに動いていた
  • ただ、このレベルの機械自体相当高額なので、導入するとしても物流で利用されるのは3年以上先だと思われる

https://youtu.be/fPhljUP8Qq0

【自動棚】

SSI

  • マテハン大手のSSI。大型自動棚を展示
  • 自動棚だけではなく、その他のデバイスと連携ができるらしい
  • 棚とリニアAGVがセットになったものが展示されていたが欧州では一般的なモデルである模様

https://youtu.be/6of_CQk0vE8

Auto Store

  • 日本でもよく名前を聞く自動棚大手
  • 特に新しいモデルになっていなかったので所見なし
  • おそらくしばらく同じモデルを展示するのだと思われる

【AGV、AGF】

TOYOTA

  • AGFを展示。非常に動きが遅い
  • AGFは人と共に作業をする前提となっており、スピードが出せない
  • また、フォーキング、デフォーキングの技術自体、まだまだ実用レベルになっていない為、このスピードでしか動けない模様

https://youtu.be/0HcSktcVi2g

GRENZEBACH

  • 大型AGVを取り扱うドイツ企業
  • 自動フォークリフトと1トン越えの商材対応ができるAGVを展示
  • こちらも安全第一にしている為、AGFの動き自体ゆっくりしていた

https://youtu.be/fPhljUP8Qq0

JATEN

  • 中国のAGVメーカー、AGF、AGV共に単純動作しかできないものが多く、軌道を必要としていた
  • 値段はRMB38000のタイプ(AGV)とRMB800000のタイプ(AGF)が展示されていた。小型AGVは値段がつけれないと回答いただく。これはセットアップに費用が必要となるためとのこと

NKG

  • 中国のAGVメーカー、JATENより展示品が多く、機材の色を統一している等、比較的ちゃんとしたメーカーのように見えた
  • AGFはUSD95000。AGVはインストレーションとセットアップ費用を見積もらなければならない都合上、値段は出せないとのこと。これはGeek+以外の日本で売っているメーカー全てに共通する売り方で、倉庫で動かす工数、規模が分からなければ値段は出せない模様。

Huawai

  • 5Gを前面に推した展示
  • ロボットアーム、AGVを連携させ、全自動化された作業現場を再現していた
  • 5G利用により遅延なくリアルタイムに遠隔操作を行えるとのこと

【その他】

Carpal

  • Uber の物流版.トラックドライバーを自動マッチングして最適ルートを示す.API もちゃんとある。
  • シンガポール拠点.既に 1000 人以上のドライバーが登録されているらしい.日本進出は予定なし。
  • 展示品自体は特になかったのだがプロダクト自体は面白かった

Copal

  • Logistics4.0の目玉展示として機材が置かれていた
  • コンテナからのダンボール積み下ろしを吸着型アームで自動化する機材を展示。画像認識を利用して、コンテナ内のカートンの積み方を認識し、的確に作業を行う
  • 積み下ろし機材は今の所自動化できている機材がほとんど無いので面白かった。ちなみにお値段5000万円程度とのこと

https://youtu.be/orotfmwheHg

2.イベント(セミナー)について

イベントは全体で約1500件実施されていたみたいです。さすがに二人で回っているので全てに行くことはできませんでした。主に私たちが参加したのは以下セミナーブースで実施されていたものです。

①Logistics 4.0 Forum

②Logistics Solution Forum

③Logistics 4.0 Hub

それぞれ、各テーマに合わせて自社製品の説明や取り組みなどの紹介、パネルディスカッションなどを実施しておりました。

ほとんどがドイツ語で発表されており、英語翻訳をヘッドセットで聴きながら聴講するスタイルでした。尚、③については翻訳ヘッドセットが無いスパルタなセミナーになっていました。

興味深かったセミナーについていくつかご紹介いたします。

Shenker・Frauhofer

  • ゲーミフィケーションを利用した教育プログラムを展開
  • 旧態依然のトレーニング方法よりも効率的にトレーニングができることを前面に押していた
  • VRを利用したトレーニングだが、動きがカクカクしているし、なんか意味があるのか微妙だった

Viastore

  • Viastoeはデジタルツインを利用して倉庫の開発、全体管理を担う企業
  • VRを使って倉庫の構築を行い、テスト費用の削減(10%程度)を実現している
  • ERP、WMSの連携で各設備のネットワーク化することで全体の円滑な管理を実現
  • そこにVRで作った仮想倉庫を掛け合わせてデジタルツインを実現している
  • デジタルツインを利用するとテストを都度行える為、現実の倉庫構築に向けても失敗しにくい
  • データテストもできる為、現実の倉庫作業のシミュレーションも可能。短期間での立ち上げにも寄与する

RHENUS-A GLOBAL LOGISTICS SERVICE PROVIDER

  • RHENUSは欧州宅配最大手、欧州全土の配送対応をしている
  • 60秒を各デジタルコンテンツに分けた時、スマートフォン経由のコンテンツを触って人間が最も多い。スマホは10年前に登場した。今は世界のほとんどの人が持っている。これからも増える為、デジタルコンテンツを利用したモデルを考えなければならない
  • 物流はデジタルコンテンツではどうにもならない部分がある
  • アマゾンやグーグルのビジネスには限界がないモデルだが、彼らが手をつけようとしている物流の世界は限界がある世界。ドライバーや人間には限界があり、これはテクノロジーが進化してもフォローしきれない
  • 様々なデジタルソリューションが現れる中、トラックドライバーの作業を簡単にする企業も出てきている
  • WMSは進化している、様々な作業をフォローできるようになっている
  • ただし、利用者とドライバーがコミュニケーションをとることはWMSでは連携できていない
  • 利用者とドライバーがコミュニケーションを取りやすくすることで大きく変わる
  • ロジスティクスはヒューマンファクター、どれだけやっても人が大事

BVL

  • スピード、正確性、柔軟性がデジタライゼーションでは重要
  • BVLは別の産業から物流に向けてサービスを提供している
  • 物流とは別のクラスターから技術を入れることで、新しいサービスが生まれる(autostoreなど)
  • テクノロジーのクラスターを設定し、課題を抽出、適切なテクノロジーを当て込む
  • オンラインツールを利用して、テクノロジーを共有する

SSI SCHAFER

  • SCHAFERはマテハン大手
  • 世界にある仕事の多くはデジタルコンテンツに奪われる
  • 将来的に倉庫は自己学習を行うようになる
  • センサーテクノロジーが進展することで可能となる
  • コンベア、ローディング、フォークそれぞれがつながる
  • AGVはスケールしやすい。様々な業務を行うことができる
  • ピッキングロボット、デパレタイズ、リパレタイズロボットが中心
  • ロボット産業は右肩上がり
  • シンプルに正確に作業ができるロボットが良い
  • 今後は他のロボットやAGVとの協業が必要となる。これからはcobotがテーマになる。AGVの次は人とロボットの協業
  • 複合施設は今後高度化が進む。フルオートメートが熱い

MAGAZINO

  • 洗濯機やドライヤーのように、簡単に使える機器が物流にも必要
  • 2つのサイズを提供している。(TORU、SOTOの2種類)
  • 3Dスキャンなど新しい技術を使ってピッキングを正確にしている
  • TORUは小さな箱に対応している。箱サイズはナレッジとして蓄積してより正確に早くピッキングできるようになっている。靴箱はシンプルなので簡単にピックアップできる
  • SOTOは靴箱以上に大きい箱を運ぶロボット
  • 倉庫には様々なファクトがある。貨物サイズの違いや、場所など。それらを簡単にして人が働きやすい環境を作りたい
  • (質問)人より早く動けてないのではないか→人より早く動けないとしても時間に縛られないので最終的なコストは安い
  • (質問)なぜMAGAZINOって名前なの?→意味はない。海外に売り込むのにわかりやすい名前にした
  • (質問)日本には出ないの?→まだ出ない
  • CEOのFrederik Brantner氏と名刺交換した際にSOTOがデカすぎると話したらむちゃくちゃ嫌な顔をされた

3.報告会について

おかげさまで報告会ですが、満席となりました!この度はたくさんのご参加申込み頂きありがとうございます!

当日はドイツビールを飲みながら楽しく皆さんとお話ができればと思います。鋭意発表資料をまとめてますのでどうかご期待ください!

4.次回ブログ

あっという間に報告会まで後三日となりました。

次回ブログでは報告会で話す内容について触れます。

と言っても直前なので告知のみとなる予定です。

引き続き、よろしくお願いします!