人に嫌われることなくしてクリエイターの時間の確保ってできないよね、という話

と、私からのミーティング依頼は断ってもらって大丈夫です、という話。

1週間に一回ぐらいはミーティング専用日を設定していますが、それ以外の日程ではいろいろミーティング断っててすみません、という文脈です。

何かを作ったり考えたりする人にとって、細切れの合計 5時間の空き時間と、まとまったひとつの 5 時間の空き時間は価値が異なる、という通念がもっと形成されればいいなと思います。


「馬を飛ばそう」から。時間の使い方について。

アイデアと洞察と才能を合わせるよりも、ノーと言う方が大きな創造の力になる。創造を紡ぐ糸である時間を守れるからだ。時間の計算はシンプルで、手持ちの時間は思っているよりも短く、必要な時間は思っているよりも長い。

クリエイターが考えるのは、あることをしたらどれだけ時間がかかるかではなく、どれだけの創造が失われるかだ。インタビューに応じたら、手紙に返事をしたら、映画を観に行ったら、友人とディナーをしたら、パーティーに出席したら、夏の最後の日をのんびり過ごしたら、「イエス」と答えたら、いったい創造できる量がどれだけ減るだろうか? スケッチ1枚? 詩の1節? 小説の1段落? 実験1回? プログラム20行? 答えはいつでも同じで、「イエス」のせいで確実に減る。今でも買い物やガソリンの給油、家族との時間や雑多な仕事で時間が足りていないというのに。
創造を仕事にしている人はこの事実を知っている。世の中の人は全員、菓子で誘いをかける見知らぬ人だということを。断る方法やその影響も理解している。チャールズ・ディケンズは、友人からの招待をこう断っている。
「半時間だけだから」、「昼のあいだだけだから」、「夕方だけだから」 — — 繰り返し何度も言われることばです。が、そんなことを言う人は知らないのです。日時を決めて5分と限定しても、時間をとられるのが我慢ならないときもあることを。また、会う約束があると思っただけで1日じゅう憂鬱になるときもあることを。芸術を志す者は、その身をすべて捧げ、それで報いを得ることにすべからく満足すべきです。会いたくないのだと疑われたら悲しいが、こればかりはどうしようもない。是が非でも我が道を行かねばならないのです。

あと Paul Graham の「クリエイターのスケジュール、マネージャーのスケジュール」の話も。

私は、1つの会議が時として一日全体に影響することもあると知った。一般的に会議は午前か午後を分断することで、少なくとも半日をダメにする。だがさらに、時として連鎖反応を起こす。午後がダメになるとわかっていると、私は午前中、仕事を始めようという気が少し失せる。神経質だと思われてしまうことはわかっているのだが、自分がクリエイターなら、自分自身にあてはめて考えてほしい。まるまる1日、何の予定も入っていない状態で自由に働けると思うと、やる気が出てこない? それは予定が入っているとやる気が失せるってことも意味する。そして大きな仕事はその定義からして、あなたの能力ギリギリだ。やる気がちょっと失せるだけで、大きな仕事は簡単に全滅する。

ということで、私もミーティングを断りまくっているので、皆さんも私からのミーティング依頼を断っていただいて大丈夫です。代わりに、夜遅くてもいいのでマネージャーの時間(ミーティングの時間帯や日程)を教えていただけると助かります。

Paul Graham の時間割
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