Quick-and-dirtyの重要性

Quick and dirtyを英和辞典で調べると「安く作られる」「質の悪い」と訳される。あまりポジティブな意味では無いらしい。でも、良いこともあると思ったのでメモする。

丁寧な仕事は大切だけど

素早く100%の完成度の仕事ができればベストだ。でもそれが無理なとき、ゆっくりと100%の仕事をするのと、素早く80%の仕事をする(Quick-and-dirty)のと、どちらがいいのか。僕は後者の方にも良いことが有ると思う。特に新しいことをやる場合や、人の迷惑にならない場合には。Quick-and-dirtyを意訳すると「とりあえずやってみる」だろうか。この「とりあえず」という言葉は大事だと思う。

穴掘りの喩え話

大学時代の教授が、穴掘りを例に喩え話をしていた。

「広くて深い穴を掘る場合、最初から広い面積で掘るのではなく、とりあえず狭い面積で目的の深さまで掘り抜け。」

Quick-and-dirtyだ。最初聞いた時は違和感があった。このプロジェクトを計画するとしたら、深さで進捗管理行うべきだろう。納期の半分の時期までに全体の面積で50%の深さまで堀り、納期までに100%の深さまで掘る。これがプロジェクト管理だと思っていた。しかし教授はスケジューリングについてこう続けた。

「納期の50%の時期までに80%の深さまで掘れ。」

理由としては、

・最初にとりあえずゴールまで掘り抜くことでその後の計画修正が立てやすくなる

・早めにゴールまで近づくことで、目標以上の成果を出すことが出来る

しかもこの教授はプロジェクト・マネジメントの専門家だった。おそらく実務に基づく経験から発せられた言葉だったのだろう。

塾講師の話

またある塾講師の方が、「勉強はまず教科書を一周読め。覚えなくてもいいからとりあえず最後まで読め。」と言っていた。これもQuick-and-dirtyだろう。

結論

自分はまだ論理的にQuick-and-dirtyの優位性を説明できない。でも直感的に、「とりあえずやってみる」ことが良い結果を生むのではないか、という仮説には根拠の無い自信を持っている。日々の業務の経験を通じて、Quick-and-dirtyがいいコトだと実例で証明するために、明日からも「とりあえず」やってみる。