春節連休の初日だけどコマーシャル撮影です!
映画やコマーシャルのスタジオはやはり中心部から少し離れたところにあります。今回のスタジオはクリアウォーターベイフィルムスタジオ。とても古いスタジオなのです。あちこちからきしむ音が聞こえそうです。でも数々の映画、テレビ、コマーシャル作品を輩出してきました。自分としては4回目の訪問になりました。

今回の商品はヘルスケア関連商品
そんなわけでストーリーの中にたくさんの料理が出てきます。俳優さんにもたくさん食べてもらうシーンがあります。長いテーブルの上にご馳走がずらりと並ぶシーンもあります。

*この話もすでにフェイスブックでポストしたものです。内容は一番下に。
今回の撮影スタッフは我々以下プロダクションから総勢30人超でしょうか。その中でも今回はフード関連のスタッフが5人もいてなかなか目立っていました。
フードスタイリストは人気ピザチェーンの撮影で鳴らした女子。
さらに調理を担当するスタッフがなんと4人。広いスタジオなのですが小さなキッチンが隣接しています。というよりも小さく仕切られた部屋をキッチン用にあてがったという方が正しい。日本でしたらキッチン設備完備のスタジオが最初から選択肢としてある、それが普通でしょう。
その小さな”キッチンから”はしきりに料理の匂いが立ち込めます。空きっ腹にしみるという状態を通り越して、まったく食べてもいないのにみんなお腹がいっぱいになってしまいました。

おい、キッチン、餃子はまだか!ピザはどうした!
監督から怒声が上がります。そのたびにアシスタントが”おい、餃子、ピザ。”とキッチンに向かって告げに来るのが面白いのです。
それにしても俳優さんは大変です。何度もやり直しが続いてもそのたびに美味しそうに舌なめずりしながら食べる演技を続けないといけません。さらにそんな状況にあっても、ケーキを食べる段になると、”これもっとクリームをのせてもらって、食べ終わったら鼻の頭にくっつくようにしたら面白いじゃない?”とプロフェッナルな提案を忘れません。
現場の雰囲気はぐっとなごみます。こういうのが大事なんです。
俳優さんとの契約は10時間だけ。
とにかく彼の出演シーンを時間内に終えないとまずい!
日本のように余裕のある撮影ではないです。予算もきりつめています。スチル撮影も合間を見て、同じ場所で進めていきます。本当にに時間どおりに収まるかが心配だったんですが、結果的につつがなく終えることができました。うちのスタッフもおつかれさん!
そして、今度はずらりと並んだご馳走をがっつりと取っていくシーン。ここで俳優さんは現場を去ります。大きな拍手。ぱちぱちぱちぱち。ありがとうございました。
さてさて、ここからはひたすら我慢の作業。早めに並べられていた料理の中には乾いてしまうものもあったり、シズル感のなくなってしまうものもあります。スタイリングが油を塗ったりドライアイスなどで対応する部分もあります。また、新たに料理をし直すものもあります。結局、俳優さんがスタジオを後にしてから5時間、深夜までかかって全ての撮影が終了しました!
素晴らしい仕事納めになりました!
お客様も大変でしたが、世間がお休みに入っている中、制作チームみんなきりきりと働いてくれました。みんな現場が好きなのだなぁと。編集は連休が明けてからの再始動になります!お疲れさま。自分自身の気持ちも本当に充実します。これがこの仕事、しかも海外でやることの面白さに違いないです!

