香港マーケティング事情④

香港マーケティング事情④

10年前。家電量販店に行くとハイテク製品は日本製がずらりと並んでいました。テレビ、映画、音楽などのエンターテイメントも日本のものが大流行り。(→なぜ消えて行ってしまったのかは、今度ご飯でも食べながらじっくり話しましょう!)

10年後の今日。香港で目立っているメイドインジャパンは飲食をはじめとしたサービス業。商業地コーズウェイベイの一角。長さ100m程度のストリートに6軒も7軒もラーメン屋さんが並びます。豚骨、つけ麺、醤油、etc。一時期ほどの行列は見られなくなったけどランチ、ディナーの時間にはそれぞれにファンをつかんでいます。まだまだ入りにくい。

別の通りにはマキシムグループに入った一風堂や長い間、行列の続いた一蘭もありラーメンは定番グルメになりました。ほんの数年前まで香港でランチに使うお金は平均35ドル(約490円)と言われていたのですが、こうしたラーメンは少なくても90ドル(約1260円)で間違いなくエンゲル係数を引き上げていると思います。

どのお店に名物の麺があって、どのくらい人気があるのか。コーズウェイベイ以外の名店はどこかというグルメ情報は置いておきまして、長年香港に住んでいてこのラーメンブームには感慨深いものがあります。

僕がこちらに来た頃の香港の人達。若い人でも少なからず塩辛い食べものを敬遠する傾向があったように思います。なので日本食全体ももちろんですが味の濃い日本のラーメンがここまで流行るとは思いませんでした。もちろん香港の人達の味覚が急に変わってしまうわけはないので、要は美味しいラーメン体験がなかっただけなんですね。体験は文化を変える。そういえば20年前の上海では刺身食べる人も少なかったっけ。

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