「未踏の魅力を知ろう:小中高生向け未踏説明会」を終えて

この記事はDocs.comにもクロスポストされています。

前の記事で触れた、小中高生向けの未踏説明会向けイベントが無事に終わった。会場のマイクロソフトのオフィスに70人強、ニコ生で累計850人という大盛況でした。なんでこのイベントをやろうと思ったのかは以下の記事を見てください。


杉山浩二さん

杉山さんは株式会社Loiloで「ロイロノート」という教育現場で開発されているアプリを開発している。もともと面識はなかったんだけど、Apple Storeで行われていたHour of Codeのイベントにお邪魔(潜入?)させて頂いた時に、あまりにも素晴らしい話をしていらしたので突撃して、今回のイベントに出演していただけることになった。(言ってみるもんだ)ロイロノート、(教育関連のアプリやサービスを開発している身としては若干悔しくもあるけど)とても素晴らしいアプリで、先生方だけでなく児童生徒に愛されて使われていることがよくわかる。当然プレゼンテーションもロイロノートで。動画の公開はないので、心に残った言葉をいくつか。

同じ問題に気づいている人は沢山いる。行動に移すかどうかが重要。

「私もよくそういうこと考えてたんだよ」ってよく言う人がいるけれど、実際に行動に移して開発して、しかもリリースできる人はごく僅か。

未踏は、マイルストーンを作る場としてとても良いから応募するべき。

これは本当にその通りで、よく「締め切り効果」とか言うけど、人間追い込まれないとやれない(自分は少なくともそう)ので、未踏はマイルストーンを設定する場所としてとても良い。しかもお金を払ったらいくらかかるんだよ?というPMやOBからお金をもらいながら、フィードバックも貰えるという。僕も最後に言いましたが、未踏に落ちたとしても、そこで「自分は何を作りたいんだろう」と考えるだけでもその時間と思考のプロセスには本当に価値があると思う。

杉山さん、お忙しい中本当にありがとうございました。


落合陽一さん

東大暦本研同期の落合くん。今日はサンジャポに生出演してから駆けつけてくれた。ありがとう。

大人になるとすごく忙しくなる。18歳から28歳がすごく重要。この年代のうちに、みんなが知っている名刺代わりになるモノをしっかり作っておくべき。そうじゃないと社会の歯車になって終わってしまう。だから未踏をやるべき。

こんな話が18歳になる前に聞ける今日の参加者、本当に羨ましい。

若いうちは誰にも同意されなくても、楽しい事をやろう
「口当たりが良い」、社会的弱者を守ったり、痛い辛い苦しいを解決するソリューションは、みんなが考えているし、みんながその問題解決に賛同するし、ビジネス化もしやすいし、生き残りが厳しくない。一方で、「楽しい、美しい、ワクワクする」ものは、誰も賛同していないし難しい。でも、失敗できるのも若い特権。ぶっ飛んだ楽しい提案で、未踏に挑戦しよう。PMの大人達がわからなくても、しっかり説得しよう。

これは自分にも刺さる言葉だったので、もう3回くらい動画見直して考えよう。


岡田侑弥さん

小学生の時から知ってる身としてはすげーいい話されて泣きそうだった。

自分の技術力で、アイデアに制限をかけるのをやめよう。

できることの中だけで考える、難しいアイデアは無理だと思って諦めてしまうのは本当に良くない。今は出来ないことでも、勉強すればいいし、周りの詳しい人に頼れば良い。

「未踏になる」という表現が斬新で面白かった。


竹田聖さん

最初から最後まで、ニコ生&Twitterで煽られ叩かれ、笑いが絶えない発表、さすがでした。(ディスってない)

自分にだけしか出来ない提案をしよう。

未踏に通る、通らないというレベルの議論ではなく、単純に自分が得意で、情熱を持ってやっていることをやろう、というのは本当にその通り。全人類の時間は有限なので、それぞれ自分の得意なことで社会に貢献するべきだし、モノづくりをしたほうが、社会全体としての幸福度は高まる。


矢倉大夢さん

震災の影響で大阪で行われた成果報告会を見て、プログラミングの概念が変わった。これまではプログラミングといえば、競技プログラミングやLinuxカーネル、Webサイトだと思っていたけれど、未踏で行われていた「プログラミング」はもっと幅広かった。

自分自身がWebサイトやアプリの開発しか知らなかった高校生の時にITキャンプに参加して、インターネットの仕組みを知って衝撃を受けたので、この気持ちはよくわかったと同時に、プログラミングができればどういったものを開発できるのか知る機会が、やはり中高生にあまりにもなさすぎると再確認。

未踏の成果報告会は、色々な最先端の研究開発を知る良い場所になると思うので、今すぐ上記のリンクから申し込んで2015年度の成果報告会を見に来てほしい。

応募して損することはない

未踏に採択されなくても、そのプロセスが無駄にならないのは前述のとおりだけど、落ちても本当に失うものはないし、しかもPMから落ちてもフィードバックを貰えることはあまり知られていない。


山中勇成さん(a.k.a みゆっき)

急にお願いしたのにプロ並みのニコ生配信をしてくれた天才みゆっき。相変わらずマイクを持ったら話が面白い。

みゆっきが語る未踏の良い所3つ

ほんと、その通りです。テンポが良い発表なので、是非御覧ください。


未踏に応募したい?したいじゃなくて、今すぐすべき。杉山さんが言っていた様に、出したいと思っても実際に出す人は少ないし、採択される人はもっと少ない(が、出さなければチャンスはない)アイデアを練って、2016年度の公募情報を以下の動画とURLを確認して、3/7までに必ず提出するように。


どんなアイデアが良いのか迷っている?元Microsoft Venturesの馬田さんが書いた以下のスライドを読む事をおすすめします。スタートアップについて書かれているけれど、ほとんどのことは、未踏にもあてはまります。


…と、ここ1ヶ月ほどばたばたと準備したイベントが無事に終わって本当にほっとしています。ご講演いただいた方、様々な形でお手伝いいただいた方、ありがとうございました。「底上げを目指すプログラミング教育」が盛り上がってきている今、「トップ層をさらに引き上げるプログラミング教育」も求められていると思うので、次のアクション、すぐに仕掛けたいです。

…動画、とりあえず自分のアカウントに何も考えずにアップしちゃったので、あとでアカウント移動するかも?