未踏ジュニアで中間合宿をやりたいので、ご支援頂ける企業/個人の方を探しています

Yu Ukai
5 min readJul 9, 2017

--

未踏ジュニアとは?

未踏プロジェクト(正式には、情報処理推進機構が行う未踏IT人材発掘育成事業)のOBOG会的組織である、一般社団法人未踏が主催し、経済産業省にご後援を頂いている、U-17の未踏プロジェクトです。2016年から始まり、今年が2年目になります。昨年の成果は、以下のホームページでご覧頂けます。

具体的には、応募して頂いたプロジェクトの提案に基づいて選考をさせていただき、採択されたプロジェクトに以下の様な支援を提供しています。

上記ホームページより

今年度は、皆様のご協力のお陰で予想を上回る39プロジェクトの応募をいただいたことから、予定を上回る11プロジェクトを採択し、先月クックパッド株式会社さまの会場をお借りして行ったブースト会議を持ってキックオフさせて頂きました。

ブースト会議に集まった未踏OBOG
安川さんから困ったときのガイドラインを聞いている様子

なぜやっているのか

  1. 「何を作るのか」を議論する場所が必要だから

2020年より、プログラミングが小学校においても必修となるという追い風 (?) もあり、数多くのプログラミング教室や関連するワークショップが行われ、プログラミングを始める小中高生は増え続けています。このような機会を通して、「どう作るのか」を教わった小中高生が増えることは、裾野を広げるという意味で大変価値があることで、関係者の皆様には頭が下がります。

一方で、私はプログラミングをやる価値、楽しさは「自分が開発に携わった物を、他の人に使ってもらって(もしくは自分で使って)、幸せになる」というところにあると思っているので、プログラミングを学んで終わり、ではなく、誰かの幸せを作る(可能性がある)プロダクトやライブラリを考えて、開発して、世に出してみるというプロセスを体験してみてほしいと思っています。

未踏ジュニアの母体である未踏プロジェクトは、まさに「どうやったら良いプロダクト、研究になるだろう?」を、PMやOBOGその他関係者との議論を通して、ひたすら考え機会を得られるものです。そして、近年は各年度に1プロジェクトずつくらいは中高生も採択されているのですが、大学生や大学院生がボリュームゾーンである為、彼らと戦って採択されるというのはかなり高い壁であるというのが実情です。とはいえ、採択された中高生のグループの伸びは客観的に見て素晴らしく、未踏プロジェクトの様な「何を作るのか」一緒に考えて、議論をする環境を優秀な小中高生にも提供すべきだと思ったことが、未踏ジュニアを始めた一つ目の理由です。

2. 多様で身近なロールモデルが必要だから

我々は、「引き上げ効果」と言っていますが、プログラミング教育が盛り上がりを見せる今こそ、トップ層が超トップ層引き上げて、全体のレベル、期待値を高めるべきです。そして、引き上がった超トップ層の小中高生が、周りに影響を与えるロールモデルになることが、全体のレベルをさらに引き上げることにつながると考えています。

何に困っているの?

さて、今年度の未踏ジュニアも昨年同様、宿泊を伴わないブースト会議(キックオフ)と成果報告会(10月末)のみを行う予定でしたが、夏休み期間中に中間合宿をやれないかと画策しています。本家の未踏プロジェクトでも近年は中間合宿が定番になり、クリエータ間での交流が促進されたり、お互いのプロジェクトの進捗を見ることで刺激されるなど良い効果を生んでおり、未踏ジュニアでも1泊2日で同様のプログラムを実施したいです。

とはいえ、予定していなかったのものではあるので場所もお金もないというのが実情です。(未踏ジュニアは、現状PM含めて全てボランティアで運営されています)

そこでご相談なのですが、皆様から以下に関する情報提供をいただけないでしょうか?

(1) 未踏ジュニアの趣旨に賛同して、中間合宿にかかる費用に対して寄進をされそうな方、法人
-> 宿泊、交通費含めて100万円弱を想定しています。(PM/クリエータ含めて30人前後)

(2) 中間合宿に使える、コストの低い、適切な施設
-> 企業様でお持ちの宿泊場所など、安くお借りできる場所を探しています。PMが社会人であることから、8/26–27もしくは19–20の週末だと、大変ありがたいです。

お問合わせは、直接Facebookにてメッセージを頂くか、 jr@mitou.org までお願いできればと思います。
是非、よろしくお願いいたします。

--

--

Yu Ukai

MicrosoftでPMしてOffice LensとかMinecraft Educationとか開発してました/未踏スーパークリエータ/未踏ジュニア統括 製品開発や教育について書きますが、所属組織の意見ではありません。