バージ — レイス・プロトコルによって「プライバシーの選択権」が付与された初の暗号通貨

プレスリリース

VergeCurrency Team による投稿(2018年1月9日)

翻訳: @dingogo_12

ナカモト・サトシ氏がビットコインを設計した際に本来意図したことは、政府によって管理されない分散型であり匿名の安全な通貨を作成し、ユーザーがインターネット上で送金できるようにすることでした。しかしながら、ビットコインはすべてのトランザクションが記録されており、誰でも見ることができるパブリック元帳を持つことによって機能していることから、匿名性が満たされているとは言えません。暗号通貨の誕生後、時間の経過とともに、取引のプライバシーを確保するということが焦点となりました。プライバシーを確保するには、ブロックチェーン・エクスプローラーではトランザクションを見つけることができないようすることで実現します。すなわち、これはプライベートな元帳を使うことで可能となります。

パブリックとプライベートの元帳には、それぞれ違うユースケースがあります。 透明性が欠かせない場合は、パブリック元帳が適しています。 透明性が求められるケースには、商取引において顧客に請求したり、ビジネスにおいて暗号通貨を使用したり、経理目的で取引を帳簿に記帳することが必要な場合などが含まれます。また国によっては、暗号通貨を用いた取引記録が法的に金銭の授受を行った証拠として認められる場合もあり、そのような証拠を残したい時も含まれます。

一方、プライベート元帳を使うことには次の目的があります。 まず第一に、そもそもプライバシーは基本的な人権であり、普遍的な価値です。 第二に、商取引や機密情報の取り扱いが必要な商業取引においてプライベート元帳を使用することにはメリットがあります。例えば、競合他社よりも有利な情報を得ていて、スタートアップ企業に大金を投資する際などには、匿名で投資を行うことで、投資行動を秘匿でき、競合他社よりも先んじた企業行動を取ることができるでしょう。

レイス・プロトコルとは?

今までは、パブリック元帳とプライベート元帳は相互に排他的なものであり、同じブロックチェーン上に二つの元帳が存在することはできませんでした。この二つの元帳が持つメリットのみを享受することが可能なソリューションがあります。そのソリューションは、バージのコアウォレット4.0の機能であるレイス・プロトコル™です。レイス・プロトコル™を使用すると、ユーザーはスイッチボタンを押すだけで簡単にプライベート取引またはパブリック取引の選択をすることが可能です。

レイス・プロトコル™をオンにすると、トランザクションの送信元アドレス及び受信者アドレスは双方に公開されることはありません。これは、楕円曲線(Elliptic Curve)として知られる暗号方式によって暗号化されることで秘匿性を実現しています。レイス・プロトコル™がオフにされている場合、トランザクションはパブリック元帳に記録され、ビットコインのブロックチェーンと同様にブロックチェーン・エクスプローラで確認することが可能です。

さらに、バージは、ウォレットに統合された最先端のTORにより、IPアドレスの完全な難読化を実現しています。TORとレイス・プロトコル™が双方に働くことで、バージは完全に解読できない暗号化を実現しています。また、バージはBIP65が実装されており、その提案により有効化されたアトミック・スワップでバージを購入することもできます。アトミック・スワップを通して購入することで、サードパーティを通さずに通貨の売買が可能となります。つまり、追跡が可能な通貨(ビットコインなど)を追跡することが不可能なバージに交換することができます。

バージ・コア・ウォレット4.0の機能:

  • TOR標準実装:TORが標準的に採用されており、(ユーザーがTORの)設定をする必要はありません。( TORにより)ユーザーのIPアドレスを完全に隠すことが可能です。
  • 高速同期:ネットワーク上に100以上追加されたシード(ノード)により、ブロック(チェーン)との同期(スピード)が短縮されました。
  • ブルーム・フィルター:ブルーム・フィルター(BIP37)を使用したフルノードによりトランザクションの時間が短縮しました。
  • 新しいユーザーインターフェイス:ユーザーインターフェイスをより鮮麗されたものに変更し、色彩設計は一新しました。
  • Visps:(VIPSは)最先端の暗号化技術を利用したP2P(ピア・ツー・ピア)・インスタント・メッセージング・システムで、ユーザー間のコミュニケーションにおけるプライバシーを保護します。すべてのメッセージは「AES-256-CBCアルゴリズム」により暗号化されています。

これまでのバージの軌跡とこれからの将来について(オフィシャル・バージ・ブログより抜粋):

「率直に述べると、バージとは、ナカモトサトシ氏がビットコインに託した信念そのものです。世界規模のユーザーに普及していく過程で直面したスケーラビリティの問題は、どの暗号通貨にとっても大きな課題となりました。そしてこの課題はビットコインでさえ克服できていません。このビットコインの低迷が暗号通貨界における混乱を起こしていることは明らかです。すなわち、不正なICOの乱立、政府の規制による混乱、ブロックチェーン技術が意図せぬことに利用されていることなどです。ナカモトサトシ氏の意思を継ぐバージが、このような暗号通貨界の問題を是正する必要があります。

これらの問題の解決策を提示するために、バージは次の原則に基づいて設計されました。

  • 十分な総発行総数
  • 超高速処理-約5秒のトランザクション処理
  • 手数料業界最安値
  • 完璧な匿名性とアイデンティティの難読性(選択肢として提供)
  • オープンソースであり、コミュニティの基金により全ての開発費などは捻出(プレマインなし、ICOなし)

これらの原則は、バージが通貨として受け入れられて世界的に普及し、腐敗することがなく、永遠にオープンソースで分散化されたプロジェクトとさせることに必要な要素です。また、近い将来に導入されるRSKスマートコントラクトと分散型POS(Point of Sale)により、バージはより完成された暗号通貨となることが期待されます。」

Wraithly Yours,

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