自分が働きたい会社にしない

IT 系零細企業の話

時雨堂は会社の仕組みを Gist でオープンにしている。実はあの仕組みは自分が働きたいと思う会社の仕組みではない。

時雨堂は 10:00–17:00 の定時制で 6 時間労働。さらには仕事は選べない。技術もあまり選べない。月給は安く抑えられており、賞与は保証なし。ただし儲かった場合は賞与を高めに出す。評価制度はない。

時雨堂で自分が従業員として働きたいとは思っていない。自分が従業員として働くのであれば、裁量労働で、仕事は好き勝手に選べて、給与は稼いだ分だけほしい。さらに技術は自分が使いたいものを使う。ただし食堂はあってほしい。

ではなぜ時雨堂は自分の働きたい会社になっていないのか。それは単純で自分はあくまで経営者であり、従業員ではないからだ。そして自分は社会不適合者であるため、従業員としてやっていけなかったから起業した身であるからだ。

つまり従業員としてやっていけなかった人が望む会社の仕組みなど採用はしてはいけない。そんな仕組みを採用しても誰も幸せにならないと考えている。

時雨堂の仕組みは何を持ってあの仕組みになっているのかというと、会社を継続と経営のしやすさを重視した仕組みを採用している。

会社はキャッシュフローが安定していることが一番ということで月給は低く抑えてる。ただし儲かったら賞与で還元。今年は賞与が一人 1000 万円以上の予定。キャッシュフローが安定していると会社経営はとても楽になる。

チームは非同期より同期で仕事するのが一番効果が出ると考えているので、10:00–17:00 の定時制。

人の集中力が続くのは 2 時間が限界。午前中 2 時間、午後 2 時間、ゆっくり働くということで 6 時間労働。

基本的に技術は選ばず、仕事内容を選ぶことにしているため、技術選択はほとんどできない。技術を選ばないことで仕事を取りやすくなる。

評価制度がないため経営者も従業員も評価制度という呪縛から離れ、会社の継続に注力できる。

もちろんこれらを事前に理解し納得した上で社員は入社してもらっている。


時雨堂の仕組みは会社の継続性を優先しながらも社員にとって最終的に損が少ない仕組みを取ることにしてる。

当たり前だが社員に損がある仕組みを作ってはいけない。会社は社員がいなければ回らない。それを忘れてはいけない。

社会不適合者だから起業したという前職の社長の言葉が忘れられない。自分もそうなのだろう。社会不適合者が望む理想郷を会社に持ち込んではならない。

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