イシューの大切さを今一度考える

昔読んだことあるが、思うところがありKindleで買い直してもう一度読んでみた。

内容としては根性任せにがむしゃらに進めるのではなく、やるべきこと「イシュー」を明確にせよ。いまやっていること、やろうとしていることはそもそもやる必要のないことかもしれない。という感じである。

これ系の本では37signalsのGetting Realエッセンシャル思考なども同じことを言っている。どれも大好きな本である。

本書は前半でイシューを気にする理由、大切さを解き、どうすればイシューを見つけ効率よく価値を出せるかという話があり、後半はもう少し実践的な内容になっている。

例が主に経営戦略的な内容なので必要に応じてそこは自分の職種に置き換えて読み進める必要がある。

僕で言えば今トレタのアプリを開発している。おかげさまでシンプルで使い安く、かつ、使う側のことがとても良く考えられているとのことで大変好評いただいている。

iPad予約/顧客台帳サービス トレタ

トレタが素晴らしいのはひとえに最初のUI設計だと思う。リリースしてから2年半経つが、基本的な画面遷移はほとんど変わっていない。

最初から完成していた、というとそれは少し違うと思っている。完成形はまだわからないし、刻一刻と変わってゆくものである。

しかし、今日までの機能追加・改修に耐えうる形であったことは事実で、本当に素晴らしいとしか言えない。これはトレタで成し得たいCEOの「世界観」と、エッセンシャルな機能だけに絞る必要性を知るCTOの「引き算」がとてもうまく機能した結果である。

という話を書いていたら既にCEOのブログで全く同じ内容が書かれていた。(絶対読んでいるはずなので忘れていたようだ)

もちろん、この形を壊さない上でさらなる価値提供してくために、エンジニア・デザイナーともに多大な努力を払っている。ただ足すだけなんて誰でも出来る。

そんなことを考えている時にふと本書を手に取った。

問題はまず「解く」ものと考えがちだが、まずすべきは本当に解くべき問題、すなわちイシューを「見極める」ことだ。

目に見えるものかたっぱしから解いていてはダメだ。

「問題かもしれない」と言われていることのほとんどは、実はビジネス・研究上で本当に取り組む必要のある問題ではない。(中略)今、この局面で本当に白黒はっきりさせるべき問題はせいぜい2つか3つくらいだ。

まず、やるべきこととそうでないことをはっきりさせなければいけない。

「本質的な選択肢」であり、十分に「深い仮説がある」問題でありながら、よいイシューではない、というものが存在する。それは、明確な答えを出せない問題だ。そんなものがあるのか、と言われるかもしれないが、どのようにアプローチをしようとも既存のやり方・技術では答えを出すことはほぼ不可能という問題は多い。

この視点は無かった。答えが出せないイシューもあるとのこと。

僕はプロダクトオーナーでもなくていちエンジニアだけれど、丸2年トレタアプリの開発をしてきて、その変遷を見てきて、初心忘れるべからずなのか最近こういったことを良く考える。

単純にやることが増えすぎていて全部やっていられないというのもある。特にiOSエンジニアは喉から手が出るほど欲しいけれど、変に増やしてしまわなかったから今があるとも思う。この辺のバランスは本当に難しい。

とはいえやることが減ることは絶対にないのでエンジニアは絶賛募集中である。同じようなことを考えてる人がいたらいいなと思う。

まだ特に答えは出ないけれど、このような課題があるとこれを解決すれば今以上に良くしていくことが出来るんじゃないかとワクワクする。これは良いイシューだ。