SkypeやYammerよりも使いやすい!チーム向けコミュニケーションツール、Slackが超便利!
皆さんはSlackをご存知ですか?Slackはチーム向けのコミュニケーションツールで、プレビュー版の段階から人気を集めていたのですが、2014年2月13日(日本時間)ついに正式ローンチされました。私が所属しているGoodpatchは新しいものが大好きなので、最近試しにSlackを使い始めてみたのですが、これが本当に便利!今日はその魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。
Slackって何?
Slackは、Tiny Speckという会社からローンチされたチーム用コミュニケーションツール。Tiny Speckは元Flickrの中心的メンバーによって作られ、CEOはFlickrの共同創業者Stewart Butterfieldです。ネットスケープの創業者であるMarc Andreessenなどから投資を集めている彼らが、2013年8月にSlackをローンチし、HipChatやYammer、Skypeよりも使いやすいと今海外で人気を集めています。どうやらMediumやRdioなどもSlackを使っている模様。
どうやったら使えるの?
プレビュー版が終了したので現在サインアップすれば誰でもすぐに使えるようになっています。こちらからサインアップすれば$100のクレジットがもらえるので、ぜひまずは登録してみてください!
他のツールとどう違うの?
例えば、これまで社内で主に使っていたSkypeと比べて便利な点をいくつか挙げてみます。
Channel — チャンネル
Slackでは基本的に目的を合わせてチャンネルを作り、そのチャンネル上でやり取りしていきます。チャンネルとは、誰でも参加できるオープンなグループのことで、メッセージのやり取りやファイルの送信などを行うことが出来ます。
Slackにサインアップすると、まず#generalと#randomという2つのチャンネルが作成され、後からサインアップしたメンバーも自動的にこの2つのグループに参加することになります。#generalでは仕事に関することを、#randomでは雑談など仕事に関係ないことを話すことを提案されていますが、もちろん使い方は自由です。
Goodpatchでは様々なチャンネルを作っており、MEMOPATCHについて話すための#memopatchや、有給を申請するための#holiday、コーヒー愛好者のための#coffeeチャンネルなどもあります。自分が直接関わっていない案件やチームのチャンネルでも、興味があれば誰でも自由に参加することができます。
新しくチャンネルを作って誰かに参加して欲しいとき、個別に参加の招待を送ることも出来ますが、メッセージでそのチャンネル名を書けば他の人はクリックするだけでそのチャンネルに参加することが出来ます。
例えば#design_reviewというチャンネルを作り、そのことをみんなに知らせたい、参加して欲しいと思ったとき、全体のチャンネルである#generalに「#design_reviewを作成しました。」と書けば、他の人たちは#design_reviewをクリックするだけでそのチャンネルに参加することが出来るので、かなり便利です。
もちろん誰にでも参加されたら困ってしまう場合などもあると思います。そんな時は招待された人のみが参加できるプライベートグループが作れるので安心です。個人間ではダイレクトメッセージでやり取りすることも可能なので、その辺りはSkypeと同じですね。
メッセージのお気に入り登録
Slackでは星を付けてメッセージやファイルを保存しておくことが出来ます。例えば忘れてはいけない重要なメッセージなどに星を付けておけば後から簡単に見返せるので非常に便利ですよね。
プレビュー
例えば何か気になる記事などを投稿すると…
こんな風にプレビューが表示されます。他にもpngやjpgなどの画像ファイルだけでなく、なんとaiやpsdなどのデータを送ってもプレビューが出るんです。
ソースコードが書ける
SlackではHTMLやJavaScriptなどのソースコードを書くことが出来ます。何かサイトやアプリなどを作っている時などに、チーム内でソースを共有したり、それに対してコメントを付けられるので便利ですよね。共同編集できたらもっと良いと思うのですが、今のところは書いた本人しか編集できないようです。
これだけ選べるファイルの種類が豊富なのも嬉しいです。
Public linkで外部と共有
ソースコードだけでなく、こんな風にドキュメントも書くことが出来ますし、マークダウンも使えます。
さらにどちらもDropboxのようにPublic link(公開リンク)を生成することが出来るので、クライアントなどチーム以外の人に共有するときに便利ですね。前回弊社デザイナーがMEMOPATCH書いたPhotoshopに関する記事は、Slackを通じてフィードバックが行われたのですが、そのときのファイルもこんな風に公開リンクを作り共有することが出来ます。
共有されたファイルのソート
共有されたコード、ドキュメント、画像などは一覧で確認することが出来ますし、さらに種類ごとに表示することも可能です。
外部サービスとのAPI連携
SlackはDropboxやGitHub、Google DriveやTrelloなど様々な外部サービスと連携することが出来ます。Goodpatchで開発中のプロトタイピングツール、ProttのチャンネルではPivotaltracker、Trello、GitHubを連携させているので、こんな風にそれぞれでのアクティビティがチャンネルに流れ込んできます。情報の一元化が出来るので非常に便利です。
デスクトップでもモバイルでも
ブラウザだけでなく、デスクトップアプリやiOS&Androidアプリも用意されて、どこからでも簡単にメッセージが確認できます。同期もスムーズなのでストレスなく使うことが出来るのが何より嬉しいところです。これからの時代はローンチの段階で全てのデバイスが用意されているのがスタンダードになっていくのではないでしょうか?
他にも…
まだまだこんな便利な機能があります。
- @を付けて特定のユーザーにmentionを飛ばせるし、自分宛のメッセージだと@部分がハイライトで表示されるので見落とさない。
- 相手がオフラインでもファイルの受け渡しが出来る。
- ダイレクトメッセージが来たときだけなど、通知が細かく設定出来る。
- スマートフォンのアプリからも快適に最新の履歴が読める。
- Youtubeなどの動画リンクは、ブラウザを開かずにSlack内で閲覧することが出来る。
どうでしょう?かなり便利そうな感じがしませんか?プレビュー版の段階からかなり完成度が高かったSlack。今後どんな風に進化していくのか楽しみです!試してみたいと思われた方はぜひこちらからサインアップしてみて下さい!
(3月28日追記:現在は日本語検索に対応しています!)
※Slackチームによると現在日本語検索は開発中とのこと。快適に使えるようになるためにも日本語検索は早めに対応してもらいたいところです!